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2010-06

保護シートで有頂天

上手く張れた。

先日放出へ行った際、帰りに梅田のヨドバシカメラで液晶保護シートを買ってきた。目まぐるしく新しい機種がリリースされる昨今、小さな店では1年前の携帯に対応するシートなんざ用意されていないのだ。ここのヨドバシは、恐ろしい種類のシートを取り揃えていた。

今日になって張り替え作業を行う。古いシートをはがし、これでもかと表面を磨いて新しいシールを貼る。念の為、2枚買ってきておいたのだが、一発で成功するに越した事は無い。一回ずれたので気合で張り直したが、かつてないレベルの仕上がりとなり有頂天。

それにしてもこのシート、1枚350円もしたのだが、原価は幾らくらいなんだろうか。ヘタすると数円くらいのような気がするのだが。

久々の出向一日作業

写真撮影をしにアクセサリのOさん宅へ向かう。事務所を出てすぐに原チャの燃料がヤバい事に気が付いたが、何処にもセルフのガソリンスタンドが見当たらず、祈りながら運転を続けた。アイドリングストップも毎回行う。

ほうほうの体でOさん宅へ。お茶菓子なぞを貰いながら、新しく組みなおしたカタログのページを紹介しつつ打ち合わせ。我ながら、何でこんな簡単な事に気付かなかったのかという位スマートな方法。時間に追われると、思わぬ回り道をしてしまうもんだなあと再認識した。Oさんも喜んでくれた。

何でもくっつくとか。

程無く撮影開始。Oさんが新しく買ったRICOH CX1、接写で威力を発揮するという話通り、良い感じに写真が撮れる。照明を僕、撮影をOさんが行ったのだが、この方法では一人で撮影なんかとても出来ない。やはり三脚が欲しい所だ。ガッツリ時間を取って、一通りの撮影は終了。写真は『カネダイン』なる接着剤を見つけて興奮する僕。どうやらセメダインとは違うメーカーのものらしいが、業界では有名な超強力接着剤だそうだ。

細かい作業なのです。

今日の本番はここから。画像加工についてのレクチャーだ。色々考えた結果、『NAVERフォトエディター』を勧める事にした。商品画像の加工やトリミングなら、これ1本で十分やりくり出来る。が、レクチャーをしているうちに気が付いた。これ、かなり本格的な所までイジれる。何度か遊びで触った事はあったが、強力な色調補正、Photoshopばりの範囲選択、レイヤー、ショートカット、独自形式の保存と、かゆい所に手が届き過ぎる。しかも軽い。Photoshopの入門用としても十分過ぎる、恐るべきクラウドサービスだ。説明しながら一人で興奮して申し訳無いOさん。

最後にサイトのデータを渡して終了…という時に、手渡したUSBメモリがPCに半挿しになった(スライド式のUSBメモリだが、ロックがバカになっている)。あれ、と思った次の瞬間、PCがフリーズ。再度チャレンジしたら上手く行ったが、再び挿そうとしたらまたフリーズ。流石にちょっと引きつった。再起動したら、今度はOS起動中にフリーズ。そんなバカな。ウイルスチェックはしてあるから、ハード的な問題としか言い様が無いが、とにかくシステムの回復プログラムを実行して待つしかない。こんなんで壊れたらシャレにならん。結局15分ほど待って正常に起動したが、寿命が縮まった。こういう時の待ち時間は、本当に長く感じる。このUSBメモリは封印する。帰宅したのは、20時半の事だった。

lzhと脆弱性

古くは高校の頃から何かとお世話になった『.lzh』が無くなるらしい。今でこそファイル圧縮は『.zip』がメインだが、フロッピーディスク時代は本当にお世話になったこの形式。経緯は以下の通り。

  • .lzh形式の圧縮に脆弱性を発見
  • 悪用される可能性があるので、アンチウィルスソフトに対応をして貰いたい
  • .lzhは海外ではマイナーな形式の為、取り扱ってくれない
  • それでも国内には危険が残るので、IPAなどが運営する脆弱性情報集積サイトに通報
  • 不受理(.zip形式などの脆弱性は受理している)
  • 仕方なく開発停止、作者自ら「使うのを止めて」とアナウンス

コメント欄にも書き込まれていたが、IPAなどの対応にかなりの疑問が残る。このまま放置しておいたら、.lzh形式が無くなるのは勿論、知らず.lzhを扱って攻撃される可能性が残る。大きな問題だ。何かコトが起ってからでは遅いのだが。

気持ち悪い回復率

アタマが入れ替わるのは『評価』じゃなくて『当然』だろう。それ以外はほとんど替わってないのに、すぐ掌返して評価が出来るもんなのか。ルーピー以外にも物凄い数の不手際があったし、普天間も口蹄疫も財政問題も不正献金も、何一つ解決していないのに。当分信頼なんて出来ない。

効率的な無駄の排除とは

『包丁・調理火の廃止』はドキュメンタリー番組で見かけて唸らされた。普通のファミレスと同じ大きさなのに、厨房には一人。それで成り立つんだから、本当に優れたシステムだと思う。何でもかんでも無駄無駄と、頭ごなしに切り捨てるやり方は最低だが、こういう無駄の無くし方は大いに見習うべきだ。サイゼリヤ恐るべし。

ペタジーニ再び

ペタジーニが日本球界に帰って来たというニュースは聞いていたが、7年前とほとんどスイングが変わってない。見ただけでビビる、あのフルスイングが帰ってきてしまった。

『ラッシュライフ』を読みました

やられた。

仙台市を舞台に、様々な背景を持つ4人の主人公が生活し、交錯し、繋がっていく。とても面白かったが、この本を読む上で、僕は致命的なミスを3つも犯してしまった。もしこれからこの本を読むのならば、是非以下の3つを守りながら読んで貰いたい。

  • 記憶がぼやけない程度の短期間に、一気に読む
  • 気になった事象はしっかり覚えておくか、メモを取る
  • 読了したら、あとがきもネットの感想も読まずにもう一度読む

僕がこの話の仕掛けに気付いたのは、読了後にネットで『あるもの』を探した時だった。ボンヤリと気になっていた事が一気に全部繋がって、呻いた。大きな勘違いをしていた事にも気が付いた。恐らく、何も知らずに再読していれば自分で気付けていただろう面白さを、パーにしてしまったのだ。凄まじい喪失感だ。何も考えずに読んでいれば、ちょっと無理のある単なる4人の群像劇と思うだろうが、実は何処にも無理は無かったのだ。お見事、という他は無い。淡々としているが、僕はその中でスルメのような何かを味わった。また記憶が薄れた頃に読み返してみようと思う名作だ。

放出再び・ノスタルジー編

棒幅跳びとかどうか。

来た時の半分以下のスピードで、ゆっくり駅へ向かう。途中、集団下校中の小学生を見かけた。長い長い棒を持って、川底を引っ掻き回しては何かを見つけようと必死になっている。小さい頃は僕も近所の川で似た様な事をやったものだ。ああやってるだけでも、宝探しをしている気分になれる。落ちんようにだけ気をつけてな。

放出の住宅街は、何となく懐かしさを感じさせる。地元の住宅街では見かけなくなった個人商店や、良い感じに昭和っぽい家があちこちにあるせいだろうか。たこ焼きの買い食いでもしてみようかと思ったが、今日は何となく我慢。

登ってみたい。

そんなノスタルジックな住宅街が多いだけに、駅前の新築高層マンションを見ると大きなギャップを感じる。別にマンションを批難している訳ではないが、何だかユニークな構図だ。京都には景観条例でこういったマンションが無いので、余計にシュールに感じる。

15時からビールをあおるオッちゃん在席。

そのまま一気に梅田まで戻った。流石に腹が減ったので、大阪第二ビルの地下をウロウロする。学生時代に通ったラーメン屋を探す為だ。10年も前の事なので、店名はおろか場所すらもあやふやだったのだが、見つけた。『倶知安らーめん』だ。味噌ラーメンを注文する。正直、どう美味しかったのかの記憶も無い。

程無くオバちゃんの手から渡された味噌ラーメン。美味しい。食べてもやっぱり思い出せないのだが、そう言えばこんな味だった気がする。食べログを見てみたら、どうやら作り手によって大きく味の良し悪しが変わるとか。僕はどうやら当たりを引いたらしい。当時もこの人たちが厨房に立っていたのかは解らないが、10年前と同じく、満足して店を出た。

放出再び・レベルアップ編

打ち合わせは1時間半程で終了。依頼を受けていたデザインはとても喜んで貰えた。想像していたよりずっと反応が良かったので、安心すると同時に驚きもあった。自分の中での『普通』が、また一段上がっていた事に気付いたからだ。人に感謝されて、はじめて進歩に気付く。ここ数年、そんな事を繰り返している気がする。

逆に、まだまだ至らない点も沢山見えてくる。特に営業力に関して、今回もその手際を体感させられた。マネジメントにおける決断と計算の速さは、僕の一番の弱点でもある。見習い、学ばなければならない。良いチャンスをくれた技術屋のI君に感謝したい。

放出再び・電車遅延編

打ち合わせで再び放出へ行く事になった。30分ほど時間の余裕を見ながら駅へ。Yahoo!路線情報のお陰で、ダイヤ確認が楽になったのは嬉しい限りだ。後は電車の中で、ゆっくり本でも読ませてもらおうか。

切符を買って構内へ入ると、電光掲示板に『遅延』の文字があった。山崎駅付近で人身事故が発生した(JR西日本 電車運行情報)らしい。遅延は数分との事で、特に気にせず乗車。本に没頭していた事もあり、大阪まではあっという間だった。

少し時間を取り戻したほうが気楽かと考え、大阪駅から北新地駅まで早歩き。サラリーマン時代に(1秒でも早く帰宅する為に)鍛えた足がモノを言う。が、北新地駅のホームで1本電車を逃してしまった。放出がどっちのホームなのかが解らなかったのが敗因だ。かくして次の電車を、本を読みながら待つ。

数分で次の電車が来た。時計を見たが、30分あった筈の余裕は10分程度になっている。早く着いたら昼飯でも、と思ったが止むを得まい。まあいいかと再び本を広げたのだが、いつまで経ってもドアが閉まらない。あれ、と思っていたら、アナウンスが流れてきた。

踏み切りの故障の影響で、学園都市線はただいま10分少々遅れて運行させて頂いております」

一気に体温が下がった。2連発、それも全く異なる路線で。乗った列車が二度遅延する事態に巻き込まれた経験はあるが、こういうケースは初めてだし想定していなかった。ヤバい、全力早歩きの出番か。

オーマイゴッド。

待ち合わせ5分前、放出駅に到着。前回技術屋のI君とノンビリ歩いた際には10分程度で到着したので、ギリギリ時間通りに到着は出来るだろう。だが問題は、僕が方向音痴だと言う事だ。必死に景色を思い出し、かなりの速度で歩く僕。途中2箇所、記憶に残っていない場所に差し掛かったが、奇跡的に1発でクリア。ほぼ時間ピッタリに会社へ到着。にこやかに挨拶をしたが、心も身体も冷や汗一杯だった。

教訓:ダイヤと遅延情報は常に確認を

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