- 2010-05-31 (月) 0:30
- 教習
ようやっと時間が作れたので、朝から運転免許センターへ行く。早いもので、あの教習生活から早8ヶ月。単車に跨っていたのが懐かしいくらいだ。ちなみに卒業検定の効力は1年間だ。期間的にちょっと危なかった。
家から免許センターまでは片道1時間弱。未だに12,000円の事が頭を過ぎる僕としては、安全運転を貫くしかない。道中、何故かやたらとバイクに乗ったお巡りさんに出くわして緊張した。これは余談だが、目の前で携帯イジりながら運転してるヤツを放置するのってどうなんよ。交通課じゃないからか。あと、交差点の手前でエンストしたタンクローリーが居て渋滞を作ってた。気の毒に。
何とか無事に免許センターへ。免許の更新以外でここに来たのは初めてだ。僕は既に車の免許を持っているので、学科試験はパス。その分受付も遅れて行く事が出来るVIP対応だ。平日の、それも月曜という事もあって、受付は見たことも無いくらいガラガラ。フリーランス万々歳だ。
そのまま適性検査という名の視力検査へ。そう言えば最近、視力が落ちた気がするなあと思って検査を受けたが、右目がヤバい。前まで楽勝で見えていた小さいワッカが、ボヤけてしか見えない。一気にテンションが下がった。
次は写真撮影なのだが、学科試験待ちのようでしばらく時間を潰す事になる。待合所で立派な液晶モニタが4台並んでいるのを見て、ふと気が付いた。かなり斜交いから見ても色がハッキリしているという事は、VAパネルかIPSパネルか。つまり高級品だ。後から機種名を見て解ったのだが、これらはシャープのインフォメーションディスプレイ PN-S655だった。希望小売価格は、1枚130万ちょっと。パネルはASV(VA)だった。
その後、本を読みながら過ごしていたら後ろの扉が開いた。どうやら試験が終わったらしい。結果はこの高級液晶モニタに表示されるようだ。そういや僕が受けた時は、数字が描いてある単なるランプだったよなあ。建物はずっと古臭いまんまだが、機材はどんどん進化していて何だかアンバランスだ。召集が掛かったので写真撮影の窓口へ行くと、「おめでとうございます」と言われてキョトンとなった。学科試験はパスだし、実技に至っては8ヶ月も前なので、何かに合格したという実感が無い。
そのまま写真撮影へ。多くの悲喜劇が生まれるこのセクションだが、緊張したら負けだ。上手くいった前回と同じく、ナチュラルな笑顔を浮かべて撮影を待つ僕。これで今回もいただきだと思ったのだが、シャッターが下りない。前の人までは、座って2秒もせずにバシャッと行ったのに、僕だけ3秒経っても撮影されない。知っている人も多いと思うが、意識して表情を作り続けるのは思いのほか難しいものだ。一瞬抜いて、すぐ立て直そうとした瞬間、パシャッという音が響いた。ハメられた。僕が崩れるのを待っていたのか。そんなにマトモな顔で写るのが気に入らないか免許センター。この恨みはらさでおくべきか。
そこから長い待ち時間が続く。予め予測されていた事態なので、本を読んでまったり過ごしていたのだが、例の高級液晶からスラッシュメタルっぽい曲が流れてきた。視線を上げると、そこには訓練中の白バイ隊員の姿が。京都府警のPVらしいのだが、この悪人ぽいBGMは何だ。「日夜市民の為に…」とか言われても説得力が無い。そこはかとなく北斗の拳。あと、4台の液晶が微妙に上手く使いこなせていない。何故か3画面で広報+1画面でPVみたいな構成になっており、更に広報のほうも微妙に連動していない表示切替で、見ている人が何を見ればいいのか迷ってしまう残念な仕上がりとなっていた。
そう言えば、何だかそこら中に宣伝を見かける。椅子の後ろには『合格おめでとうございます』なんて書いた教習所の広告が付いているが、合否待ちの人はどんな気持ちでこの広告を見ているのだろうか。あと、トイレの鏡にもバイクショップの広告が貼ってあって驚いた。何でもありか免許センター。
14時半、ようやく免許が手渡された。案の定、酷い顔写真で納まっている僕。日付を見て気付いたのだが、追加で免許を取得しても、免許の期限は延びないらしい。他にも、普通自動車の部分が『中型』という表記に変わっていて驚いた。そういやICタグまで入っているとか何とか。知らない間に、免許も色々変わったらしい。ともあれ、これで僕も自動二輪持ちだ。後はバイクを手に入れるだけ。
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