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2013-01

今日も今日とて来客が

連日の来客、今日は教え子である卓球のYがやって来た。平日の昼間に何してんのと聞いたら、「大学、もう休みやで?」と。何と羨ましい。それでも夕方から卓球の練習があるらしく、この後大阪へ向かうらしい。頑張るなあ。

本題に入る。「実は、学校の課題用にPCが欲しいねん」とY。聞けば、大学のレポートは全て手書きで行ってきたらしい。今時珍しいな、それはそれで良い事やと思うけど。「でも、時間がかかり過ぎて…それやったら、通学中とかにレポート書ける環境あるのが良いかなって」、なるほど。片道2時間もかかってるんやもんな、有効に使いたいよな。

幾つか良さげなモバイルノートを紹介するも、何となく反応が鈍い。「実はウチ、PCあんまり触った事無いねん」、おっとそう来たか。じゃあひょっとしたら、iPadとかのほうが良いんじゃないか?普段ずっとiPhone触ってるみたいやし…と話したら目をキラキラさせ始めた。「ウチ、キーボードよりフリック入力のほうが速いねん!」、何ですって。今の若い子は、PCに触れなくてもスマホだけで何でも済ませてしまえる、と聞いてたけれども。物凄い複雑な気分になるなこれ。恐らく就職したら、イヤでもPCを触らんとアカンようになるから、今のうちに慣れておいたほうがええと思うよ。でも今の用途やったらiPadのほうが向いてるかもしれん。取り敢えず決算期を待つ事にして、良い選択肢を上げ直す事にしよう。

その後は卓球の話や将来の話なんかをして、Yは大阪へ旅立った。そう言えば今日は卓球の日という事もあってジャージやったな。先日会った時の女子力満開モードと違い、見慣れた格好で落ち着くわ。許せY。

高校生の棒高跳び

教え子である陸上部のMが、抹茶好きの部活友達を連れて来訪。ついさっきまで濃いメンツと話していて、今度は急に若々しい会合に。忙しい一日だ。一緒に遊びに来てくれたのは、棒高跳びのRちゃん。え、高校で棒高跳びなんてあるんと聞いたら、意外とあるらしい。棒高跳びって、あの長い棒を持って、高いバーを越えるあれよね。よくぞあんな怖い競技を。興味が湧いたので、色々聞いてみた。

  • 今の自分の記録は2m20
  • バーの長さは自由に換えて良い
  • 普段は鉄棒などでトレーニングを行う
  • バーはごく稀に折れる事がある
  • 飛び越えそこなって、手前に戻ってきた人を見た事がある

なるほど、やはり他の競技と比べてもかなり特殊だ。聞けば中学生の頃からやってみたかったそうで、今も恐怖心などは無いらしい。一度、間近で見てみたいなあ。迫力あるんやろうなあ。ところで右手の握力が40kg超のM、何でマネージャーなんかやってんのよ。あんさん、もっと出来る事あるやろ。

豪華な豪華な動画視聴

NIGOROのならむらさんとPANDAさんが来訪、遅れてA君こと開発室Pixelの天谷君もやってきた。今日は何用で京都まで、と尋ねたら鼻血を噴くような話を聞かせて貰った。これは全く予想してなかった。喫茶店で昼を食って貰いながら、その辺りの話をみんなでする。超良い話なので、超頑張って下さい。

「今朝、課長動画の新作が来てたんよ」とPANDAさん、折角なので皆で見ますかと事務所へ上がって貰う事に。朝の内に掃除しまくっといて良かった。それにしても、La-Mulanaの原作者さんと一緒にプレイ動画を観るってゴージャス過ぎる。しかもゲストは洞窟物語の作者ですよ。恐ろしいレア度。恐ろしいインディー度。


『ゲームセンターYK ゆっくり課長の挑戦』。本家ゲームセンターCXを模した、ゲーム攻略実況動画だ。ニコニコ動画にて定期的に挑戦の様子が投稿されており、今はLa-Mulanaをクリアすべく奮闘を続けている。既に1年半・Part36を数えるという長寿シリーズとなった本動画、非常に凝った演出や丁寧な解説、キャラの掛け合い、課長のヘタレプレイ(誉め言葉)で人気を呼んでいる。この動画を見てLa-Mulanaを購入した人も少なくないとの事。念の為に書いておくけれども、この動画の製作者であるDJトランさんはLa-Mulanaのスタッフではなく一般の方だ。いつも面白い動画、有難うございます。愛されているなあLa-Mulana。

動画を視ながら、細かいポイントの解説をしてくれるならむらさん。こうやって改めて見てみると、WiiWare版とPC版では結構違いがあるなあ。しばらくすると、ガンガン罠に引っかかって笑い転げる僕ら。予想外の頓死には、涙が出る程笑う。以前実況中継を見た時にも感じてた事だけど、La-Mulanaはプレイして楽しいし、見ていても楽しい。特に、一度クリアしてから人のプレイを見るとメチャクチャ楽しい。自分が引っかかった罠が出て来た時に、かかれ、かかれ…と念じてしまう。幼少期によくあった、友達の作った落とし穴にかかって苦笑してから別の友達を落とし穴に誘導するという、あの感覚に限りなく近い。今回の動画では課長がバラエティ豊かな死にっぷりを披露してくれ(特に第4階層)、ならむらさんは大変に満足されていた。

続いて、天谷君の新作をならむらさんがテストプレイ。真横について、ならむらさんのプレイで気付いた事を記録し続ける天谷君。僕は斜め後ろから動画を撮影するよう指示を受けた。こうやって気付いた事をどんどん修正していく訳だ。テストプレイの大事さが良く解る。ゲームを開始して、チュートリアルがある事を受けて「いつからそんなお優しい人に…開始10秒の所に即死のトゲを置いていた人とは思えん」とならむらさん。プレイ中、ちょっとした罠にかかって「くそ、むかつくな」と連呼。やはり、罠にかけるほうは好きでもかかるほうは嫌いらしい。他にも「この脈略の無さ、天谷ワールド全開やな」「で、これはいつ血しぶきが出るの?」等、ならむらさんらしい発言が続出。カメラを構えてる僕の手が震える。あと、プレイ中に電話が鳴ると復帰出来ずフリーズ、というバグまで見つかってしまった。PANDAさんがテストプレイすると思い掛けないバグが出る伝説、天谷君にまで波及。ここでタイムアップ、それぞれの用事の為に解散となった。濃過ぎる会合だった。

薬で救われた心の話

「でも、鬱って診断されて、正直嬉しかってん」

衝撃的な連絡があったのは先週の事。古くからの友人であるXが、心療内科にかかっているらしい。以前、様子がおかしかったので地元の心療内科を勧めた事があったんだけども、その時は「気のせいです」と切って捨てられていた。じゃああの医者が間違っていたのか。何にせよ、もう少し詳しい話を聞かせてほしいと頼んだ。

夜、Xが久し振りに遊びに来てくれた。事の発端は職場での出来事。あまりの寝坊や寝落ちの多さに、上司が「ひょっとして睡眠障害があるんじゃないか」と病院を勧めてくれたそうだ。診断結果は『肢静止不能症候群』、通称むずむず脚症候群。以下Wikipediaより。

自覚症状として、じっとした姿勢や横になったりしていると主に下肢の部分に(患者によっては、脚のみならず腰から背中やまた腕や手など全身にまで現れる)「むずむずする」・「じっとしていられない」・「痒い」だけでなく、「ピンでなぞられているような」・「針で刺すような」・「火照るような」・「蟻やミミズなどの虫が這っているような」などの異様な感覚が現われ時には「振動」のような感覚まで感じたりする場合もある。また「激しい痛み」を感じるなどさまざま。この苦しさは「脚の中に手を突っ込んでかき回したいぐらい苦しい」と表現する患者もいて、この症状の辛さを表している。
 
このむずむずとした不快感や痛みなどの不快な異常感覚・身体症状が下肢や腰・背中・腕などに出現するため、患者はこれを抑えるため常に脚を動かしたり身体をさすらなければならない状況に追い立てられる。
 
3分の1の患者では週に2回以上、中等症から重症の症状が起こる。特に夕方から夜間にかけて症状が増強するという特徴(勿論、日中でも症状が出現)があり入眠障害・熟睡障害や中途覚醒のような睡眠障害の要因となり、また日常の座ったままやじっとした姿勢の活動を阻害されるため放置していると日常生活に大きな影響を及ぼす。この結果、副次的症状として昼間の疲労感を引き起こす。
 
実際、患者は昼夜にわたり生活の質(QOL)に悪影響を及ぼす様々な症状に苛まれている。回復が長引けば全身の「慢性疼痛」の症状がでてくる。
 
症状が悪化すると睡眠障害と過度のストレスから「うつ病」を招き、最悪の場合、自殺する人もいる恐ろしい病気である。漫然とドクターショッピングとならぬように、睡眠障害を専門とする精神科医や神経内科医の診断を受けなければならない。

聞けば、ずっと前から自覚症状はあったらしい。「でも、みんななってるモンやと思ってた」と。恐ろしい話だ。薬を処方されてから症状は劇的に改善、熟睡出来るようになった。Xは大変喜んでいたそうなのだが、「ちょっと気になる点があるので、もう少し検査をしてみませんか」と先生に言われたらしい。診断の結果は、「自尊心を形成する部分が極端に弱まっている」。鬱の一種だそうだ。この症状、僕が以前心療内科を勧めた時に感じた違和感そのものだ。

鬱と診断されたX、最初に出た感想が冒頭の言葉だったらしい。「救われた気分やわ、自分にも鬱になれるような心があったんよ」「ずっと自分は、心の無い出来損ないやと思ってたし、それを受け入れてた」「今は感情が湧いてくるんよ、『悔しい』って気持ちが解るようになった」と、普通に言葉が出てくるX。驚いた、別人のようだ。以前ならば喋り出すまでに数瞬の間があり、伏し目がちで不明瞭な喋り方をしていたのに。あまりに劇的な改善をしたため、本人もかなり戸惑っているらしい。「今これ、薬飲んでるから良い気になってるんかなあ」と言ったので、そうじゃなくて今までが異常で、薬を飲んで普通に戻ったんやから気にする事はないと伝えた。Xは喜んでいた。

かなり長時間喋って、元気な表情でXは帰っていった。良い職場と良い病院に巡り合えて本当に良かったなあX。しかしこんな事なら、もっと早くに再診を勧めておくべきだった。「家族にどう伝えたらええか解らんねん」というXの言葉が忘れられない。親御さん、ずっと気付かなかった事を気に病むだろうか。

ボンバーマンの技




ボンバーマンの技って何よ、と訝しみながら観に行ったら度肝を抜かれた。世の中、凄い人は居る。でも、何故みのるなのか。どのネーミングも大好きだけども。これ大道芸やろ、と思う人は以下の対戦動画もどうぞ。超ハイレベルボンバーマンをお楽しみあれ。


不本意エコロジー

素晴らしい名称を有難うございますhasuさん。これ、多分冬だからループしちゃうんよね。夏だったらパンイチ生活に支障が出ちゃうから、もう少し危機感を持って対処しようという気持ちに。

夜のピクニックへ

ショートケーキのGranewtonさんが引越しパーティをやるというのでお邪魔してきた。色々あって、トレードマークになっている巨大ショートケーキの保管場所を探さねばならなかった彼女ら。そこへ助け舟を出してくれたのが、今日のパーティ会場である『SAKURA CAFE』さんだった。

僕は喫茶店の片付けもあって1時間遅れで入ったんだけれども、中は人で一杯だった。挨拶をして、空いている場所にお邪魔させて貰い、沢山の人と話をさせて貰った。いずれもこのショートケーキやピクニックに関わった事のある人たちで、やっぱり面白い人ばかりだった。

驚くべき再開もあった。先日のピクニックでもお会いしたflatさん、何か作品を見た事があるな…と思ったら、過去の日記で紹介していたのだ。そうそう、ArtDiveの時だ。

残念ながら全員とお話する事が出来なかったんだけども、みんなパワーがあって、みんな面白い事をやろうとしていた。モチベーション上がりますわ。こういうのはやっぱり生に限るなあ。

恐るべし数1

教え子である陸上のMが来訪。それも、高校の宿題を携えて。教え子と言っても学校で何かを教えていた訳では無い。Mは8年前の子ども演劇に出演していた子役で、僕はスタッフとして子供たちを指導していたのだ。今や高1となったM、恐らく勉強に関しては既に僕を凌駕している筈だ。頼れるのはGoogle先生のみ。果たして僕は生き残る事が出来るのか。

「教えて欲しいんは数1なんやけどな」、これはひょっとしたら何とかなるかもしれん。工業高校生だった僕、普通教科は中3レベルと呼んでも差し支えない内容で、英語に至っては「Hi, Mike!」から始まるという衝撃的な教科書を渡された。高2になると普通教科は更に減り、高3では普通教科が数学と物理と体育しか無かったのだ。ちなみにその数学も、微分積分の入り口で終了している。流石工業高校。

テキストを取り出すM。ぐえ、微積がある…しかしそのページには目もくれず、指が止まったページは『統計・分析』だった。何それ聞いた事無い。出てくる単語も、記号すらも見た事が無い。急いでGoogle先生に尋ねながら理解していく。xとかの上に横線が引いてあるヤツ、xの平均って意味なのね。テキストの公式なんかも見ながら必死に学習。何となくは解ってきた。

特にこのページが解りやすかった。二人して音読しながら頭をブンブン振る。改めてテキストの問題集に目を通すと、大体理解が出来るように。何かこういうの懐かしいなあ。ハッキリとした答えがあって、そこへ辿り着く道筋が見えた時の気持ち良さ。昔は毎日こういうのを味わってた。今は答えの無い問題とばっか向き合ってるから、こういうスパーンとした気持ち良さって無いんよね。その代わりに、ゾクッとする気持ち良さがあるんやけど。

何とか一通り問題をクリアして雑談タイム。高校生活なんかについて色々と聞いてみた。聞けば学校が辺鄙なところにあるから、イマイチ青春出来てないと。「もっとさー、学校帰りに買い物とかしてみたいやん?何も無いねん!周り何も無い!」、僕は高校時代は京都駅の近所で遊んどったよ、と言うと「そう言うの!あーもうメッチャ羨ましいわー!」と。気持ちは解らんでもない。

あと驚いたのが、留年・中退する学生がかなり多いという話。どうやらMの通っている高校は昨年定員割れを起こしたらしく、余程悪い事でもしていなければ誰でも入学出来たそうだ。ただ、学内のレベルは決して低くなく、「誰でも入れる」という言葉に踊らされた子は総じてついていけなくなると。結果、中退という道を選ぶらしい。うーん、何と言えば良いのか。

その後、閉店時間までしっかり話し込んでMは帰っていった。色々大変そうやけど、学業に部活に恋愛に頑張って頂戴な。また面白い話、期待してるわ。

上原シリーズに新作が


あの上原が新作を作っていたとは。相変わらず酷い内容で安心した。これ、まだリリースされていないそうだ。早く遊んでみたい。上原シリーズをご存じない方は、まず下記の上原テトリスをお勧めする。衝撃的な展開の連続に耐えられるか。


黒歴史を訪ねて

twitter上の話の流れで、何故か黒歴史ノートを発掘する事になった。いわゆる(当時はカッコイイと思っていた)痛い絵などが描かれたノートである。もともと絵が下手な僕だったが、小学校の頃に『まんが道』などに影響されて、やたら漫画を描いていた時期があったのだ。まだ残ってるかなあと探してみたのだが、どうやら学生時代にほとんど捨ててしまったらしい。勿体ない事をした。

取り敢えず、残っているノートを探してみる。学生時代のものが少しと、高校時代のものも少し。後は小学生の頃の文集なんかがあった。まずは最近のものから、と学生時代のノートを見ていて首を傾げた。これ、間違いなく僕の字なんだけど、内容が思い出せない。どうやらDirectXの何かのようなのだが、こんなん僕習ったっけ。多分3回生の頃だと思うんだけど、その頃からサウンドにどっぷりだった事もあって、それ以外の事がほとんど思い出せない。プログラムは2回生のスーファミ開発機で音を上げた以来触ってないし。

続いて発掘したのが、唯一残っていた小学校の自由帳。描かれていたのは、ドルアーガの塔の宝物リスト模写。ファミコンを買って貰えず、攻略本ばかり買っていた僕の怨念が染み込んでいる。これはこれで良い思い出やと思うんやけども。他にも文集の表紙にツインビーやバブルボブルが描かれている。ホンマにファミコンの事ばっかり考えてたんやな僕。結局あんまり黒歴史らしいものを発掘出来ず終いだった。うーん。

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