こちらは、寝起きの僕の髪の毛である。正真正銘、寝起きである。色んな人に、僕の髪の毛って全然寝なくって、伸びてくるとスネオみたいになるんですよと言っているが、あれは冗談ではない。真実なのだ。
何故、何もしていないのに髪が逆立つのか。思い返せば、僕にもセンター分けをしていた時代があった。中学3年、貴重な1年間。髪の毛が長かった(といっても耳にかかる程度)、唯一の時代。あの頃はまだ髪も言う事を聞いてくれていた。だが高校に入ってジェルに出会い、僕の髪は逆立ち始める。毎日毎日重力に逆らい続けたせいか、専門学校に入った頃には何もせずとも髪は逆立ち、僕は髪を伸ばすという選択肢を捨てた。もうあの日には戻れない。
このスタイルのままヘルメットを被り、いつもの美容院へお邪魔する。最初は驚き引いていた美容師Mさんも、今では全く気にする事無く対応してくれるようになった。これくらいのモサモサ具合になってくると、何もしていなくても重さや空気抵抗を感じるものだ。カットして貰う度に頭が軽くなる。全部錯覚かもしれないけど。
今日の散髪では、珍しくマニアックな話をしなかった。それもその筈、冬くらいにMさんが独立して店舗を持つそうだ。今回は最初から最後までその話題で喋り続けた。店舗予定地は、今より更に僕の自宅に近い。今から色々楽しみだ。
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