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2013-05

初めての陸上観戦

教え子である陸上のMが、三脚をプレゼントしたお礼(?)にと「今日学校休みで試合あるし観に来て」と言うたので、お邪魔してきましたた西京極総合運動公園。今日から3日間、ここでインターハイ予選(高校総体京都府予選)が行われるそうだ。学生時代は元より今日きょうに至るまで陸上には全く縁の無かった僕、具体的にどんな事が行われるのかサッパリ解っていない。そもそも、どうやって観戦するかも解っていない。行きゃ何とかなるかと思ってたけど、入口すら解らず何ともならなかった。素直にMへ助けを求める。

5分ほどして、走って遭難した僕を迎えに来てくれたM。いやーごめんごめん、迷ってさーと詫びると「今から3年の先輩がトッパー出るから!急いで!」と急かされた。トッパーって何やと尋ねたら「110mハードル!」と。そんな初手から専門用語かまされましても。撮影許可の腕章を渡され、「あの色がウチの選手やから!じゃ!」と放置された僕。えーと、時間も無い事やし、取り敢えず撮りますか。スタンドの最前列に座って、いざ一発目。

やらかした。高校生のスピードを舐めてた。ピントも合わず、ブレブレの写真になり真っ青になる僕。いやまあ、別段仕事でも何でもないんだけども、どうせならキチンと撮ってあげたいし。これPhotoshopでも厳しいな…

設定し直して1/1000。ISOを400にしたけど、まあ問題無いでしょう。今日はこんな感じで頑張ります。

ここで本日のコンディションの紹介だ。昨日梅雨入りしたとか言うてたけど、今日は好天で湿度も低め。そして暑い。暑いではないか。しかしトラックの中は元気な高校生で一杯だ。いやー若いなあ。まあ自分もついこないだまで高校生…スイマセンでした、彼らの年齢は、僕の半分くらいです。泣いて良いですか。

110mハードルが無事に終わり、Mの学校が出場するレースはちょっと先になるとの事。ならば他の競技で楽しむ他あるまいて。ちょうどトラックの外側で走り幅跳びをやっていたので観戦する事にした。みんな平気で6mとか飛んどる。最高記録とか全然知らんので、どの選手も超優秀に見える。この写真、落とし穴にハマったみたいになってるな。

面白かったのが、選手が観客に手拍子を要求した所(注:写真の彼が要求したかは覚えていない)。「手拍子お願いしまーす!」とグラウンドからデカい声がして、何事かと思ったらスタンドの皆がテンポ80くらいの手拍子を打ち始めた。これテレビで観た事あるぞ、でもまさか選手からの要求やったとは。自分のテンションを上げる為に観客に協力をして貰ってるって事なんやろうけど、余計プレッシャー感じたりせんのかな。これでファールとかコケたりしたらトラウマにならんか。なんてしょうもない事を考えてたら選手がスタート。手拍子のテンポが加速していく。野球みたいやな、と思ったらジャンプし終っていた。一瞬変な間が空いてから、まばらな拍手が起こる。え、これ良い記録なの、そうじゃないの、どっち…

メインの観客席とは反対側のほうで、ひっそりとある競技が行われていた。棒高跳び。間近で観て度肝を抜かれた。背中が真下に来るまで身体を傾けて、棒が戻る反動を利用して身体を伸ばし、更には反対を向きながら棒を離しつつバーを越えていく。誰だこんな無茶な競技を思いついたのは。聞けば、僕が観に来る少し前に棒が折れるというレアなアクシデントが起こったそうで、色々シャレになってない。基本、バーが折れても慣性の法則で前方へ落下すると思うんだけども、もし何かの間違いで…

しかし、彼らはそんな事をお構いなしのように跳んでいく。連写してプレビューを見る。美しい。選手によって飛び越え方やフォロースルーは様々だけれども、クリアしたジャンプはどれも芸術的だった。ちゃんと飛べるようになったら気持ち良いんやろうなあ。見てるだけでも吸い込まれそうになる。長い時間、僕は棒高跳びから目を離す事が出来なかった。このバーは最終的に、一番上ギリギリの所まで上がっていく事になる。よう跳べるわホンマ。

そうそう、自分のタイミングでスタートして良い競技は、全て選手が「行きます!」とか「はい!」とか声を上げてからスタートしていた。それに返事するように、各校のメンバーが「はい!」と揃った声を上げるのも面白い。強豪校らしき高校は、ここでも声が揃ってるんよね。逆に返事にバラつきのある高校、選手がちょっと可哀想だった。みんな、自分とこの選手が出る時は、集中して見てあげようよ。

そうこうしている内に、Mのチームが出場するレースがやって来た。事前にMの学校のテントにお邪魔して簡単にご挨拶。顧問の先生はたまたま居られなかったので、当然高校生しか居ない。若い。何か気まずい。そりゃそうよね、父親にしては若過ぎて、兄妹にしてはオッサンで。Mは「三脚をくれた人」というだけの紹介をしてくれたらしい。モノで釣る不審人物か。まあそりゃ、小さい頃に演劇教わってたって言うてもピンと来んやろうしなあ。大丈夫です、僕怪しくないです。

100mx4リレー女子、出場していたのは以前ウチの喫茶に遊びに来てくれた、棒高跳びのRちゃんだった。本業は日曜日に跳ぶらしく、今日はリレー要員との事。お疲れ様です。いやー、知ってる人が居るというだけでこの安心感。バトン渡しの良い写真が撮れて満足。良いランでした。レースが終わってから挨拶に行ったら、息が上がってるのに丁寧に挨拶してくれて恐縮です。ゴメンね。

さて、また棒高跳びを観に行くか…と移動した所で思わぬ出会いが。共に陸上のMに演劇を教えていた、講師のGちゃんが選手の誘導をやっていたのだ。「何してんの…?」と驚きを隠せないGちゃん。いや、Mに呼ばれてな、と腕章を見せたら大笑いしてくれた。Gちゃんは某校陸上部の顧問を務めていて、ちょくちょく競技場でMと遭遇していたのだ。噂には聞いてたけど、まさかこんな場所で会うとはね。暑い中、朝からお疲れ様。

合間にトラックの南側を見てみると、槍が刺さりまくっていた。槍投げの練習後のようだけれども、スタッフである高校生たちがワラワラと回収しに行く様が何となくコミカル。狩りの帰りみたいな感じ。そういや先日、この槍が刺さったなんてニュースを聞いた事が。陸上競技も危険が一杯だ。この日、早い時間に砲丸投げもやっていたそうで、それも見たかったなあ。

あと、行き交う選手がみんな風呂の中で敷くマット(タイルで滑らない用のアレ)を持ってるのに驚いた。何でそんなもんを…と思ったら、これを敷けば何処でも柔らかい地面でストレッチが出来ると。なるほど。トラックやフィールド、観客席も固い場所ばっかりなので、こういうマットが必需品になるのね。マネージャーらしき子がこれ敷いて昼寝してたのは、見なかった事にします。

続いて100×4リレー男子。ここにも出場するとの事で写真を撮りまくった。トラックの向こう側を走ってる選手も撮影したんだけど、家に帰って確認してみたら思ったよりちゃんと撮れててビックリ。やるな200mmズーム。撮影の成果をMに見せてた時に言われて気付いたんやけど、これ先日100mで10秒01を叩き出した桐生選手よね。洛南の生徒やったん、すっかり忘れてた。超高校級、というか日本代表級の選手が普通に目の前を走ってる。良い筋肉してるなあ。まだ高2という事で、是非更に鍛え上げて10秒の壁を突破して欲しい。

僕が観た本日最後のレース、1500m走。これキツいんよね。終わった後に立てなくなるくらいキツい。みんなよう頑張るよ。最後まで見届けてからMに挨拶をして帰路に着いた。冒頭に書いた通り、今まで陸上競技には全然縁が無かったんだけども、身体の動きなんかが奥深くて魅入ってしまった。どうやら今大会が引退試合になる選手も居るらしく、あちこちで泣きながらストレッチをしている子も居たりして青春を感じた。僕にもそんな頃、あったっけ。

続・この法が本当に禁じようとしているものは何

各種業界から一斉に反対声明が出るという異常事態を巻き起こした『児童ポルノ禁止法改定案』の衆院提出。あちこちで大騒ぎになってるんだけれども、そもそも何でそんな騒ぎになってるん?というのを、僕が見た範囲でまとめてみた。あくまで僕が見た意見なので、その辺り宜しくお願いします。

まず最初に、被害者が実在しない絵や漫画、アニメなどの表現にまで踏み込んでいるという点。改定案の中に、『6 その他 (2)-1 児童ポルノに類する漫画等(漫画、アニメ、CG、疑似児童ポルノ等)と児童の権利を侵害する行為との関連性に関する調査研究(施行後3年を目途として勘案しつつ検討、その結果に基づく必要な措置)』という項目がある。参議院議員 山田太郎氏のブログ記事に掲載されているのでご覧頂きたい。

実際、こういった疑似的なもので性犯罪を誘発するのかどうか。上記のtweetと記事は、2010年6月にデンマーク国法務省が自国の性科学クリニックに依頼して調査した結果の日本語訳だ。結果は、『マンガ・アニメは性犯罪と因果関係が無い』というものだった。では何故、今回新たに調査研究がが行われるのだろうか?東京都の青少年育成条例改正案の時にも調査が行われ、因果関係が無いという結果が出たという話も聞いているのだが。

といった懸念を抱いている人も居るようだ。

次に、『児童ポルノ』の定義が極めて曖昧な点。あやふやな定義を恣意的に解釈する事で、幾らでもアウトのゾーンを増やせるよ、と。下の二つは極端な例のようだが、実際に海外であったお話だそうだ。また、先日ご紹介した『「嫌だから規制する」なのか──児童ポルノ禁止法改定案、その背後にあるもの(ITmedia News)』という記事にも書かれているけども、これは芸術でこれは児童ポルノ、ってどうやって線引きするのだろうか?研究目的の資料所持(医療や絵画など)と性的好奇心による所持を、どうやって見分けるのだろうか?

加えて、漫画やアニメなどでは年齢があってないものも多く、上記tweetのような話も出てきてしまう。こういったややこしい事案を、誰がどうやって公正にジャッジするのだろうか?それとも、『疑わしきは罰せよ』で業界に表現自粛を促そうとでも言うのだろうか?

更なる問題点として、『単純所持禁止』という点がある。これに関しては過去未来全てにおいて効力を発揮する訳で、例えば懐かしの『ハレンチ学園』や篠山紀信氏が撮影した宮沢りえ『Santa Fe』を所持していた場合はアウトの可能性が高い。何もこれだけではなく、こういった表現は古今東西様々なシーンで見受けられた訳で(『らんま1/2』や初期の『ドラゴンボール』なんかも危ない)、自分の記憶の中に無いものに関しても所持していれば当然アウトになる訳だ。

この法には『自己の性的好奇心を満たす目的での児童ポルノ所持等についての罰則は、本法施行日から1年間は適用しない』とも明記されていて、要は施行されたら1年以内に処分しろ、と。それも、誰かの手に渡る可能性がある処分法では違法なので、燃やしたりシュレッドしたりしろと言う事だそうだ。この行為を焚書(ふんしょ)と呼ぶ。歴史の教科書なんかで見かけた言葉だと思うが、まさか現代の日本で見る事になろうとは。

さて、これらの問題点がごちゃまぜになった時に、どういった事態が発生するか一度考えて頂きたい。冒頭で紹介した様々な業界からの反対声明には、この法がもたらさんとする何かに対する、強烈な懸念が込められているのだ。

こういう部分に関する懸念もある。勿論、筋の通った話であれば警察が動く事は当たり前だと思うんだけれども、今回のようなあやふやな法案の場合は、一歩間違えればとんでもない事がまかり通ってしまう可能性がある。また、遠隔操作ウィルス事件の冤罪のような事が起こる可能性は十二分にあるだろう。

今回の法を提出した議員に対する意見。今回の法案が、『児童ポルノ』という強烈なフレーズの力だけで、強引に押し通されているように見えるのは僕だけだろうか。今までに挙げてきたtweetと合わせて読めば、これが一体誰のための何の法案なのか疑問を持たざるを得なくなる。

こちらは今回の法案に関する様々な意見だ。また、以下の様に今回の件を『今まで好き勝手やって来たことに対する警鐘』として受け取っている人も居る。これはこれで正しい意見だと思う。何でもかんでもオッケー、というのはおかしな話なのだ。

僕自身としては、やはりこの法案には反対だ。あまりにもあやふやな点が多く、『児童ポルノ』という言葉が本来の枠を超えて首を締めに来る、というイメージしか持てない。正直、これはマズいやろという表現も幾つか見た事があるけれども、そう言った事を含めて上記の死に舞さんと同じくレーティングやゾーニング策定を先にすべきだと思っている。今のままでは誰も救われず、苦しむ人が無暗に増えるだけだろう。

締めくくりとして、この法案に対して反対活動をすべく赤松先生と共に奔走されている、ちばてつや先生(『あしたのジョー』作者)が描かれた『―と、ぼくは思います!!』をご紹介したい。

逆走する喜び

僕が逆走を初めて体験したのはリッジレーサーだったなあ。え、逆に走っても良いの!?と知って、実際に走った時のあの感覚。現実世界では出来ないという背徳感もあって、ゾクゾクしたものだ。景色がちゃんと逆に見えたり、下り坂が登り坂になったりといった当たり前の事すらも新鮮で、新しいコースが増えたと認識出来るほど興奮出来た。単純な仕組みなんだけど、効果は抜群のルールだと思う。

この法が本当に禁じようとしているものは何

突如舞い込んだ『児童ポルノ禁止法改定案』のニュースが、TLを一気に埋め尽くした。明確な判断基準が全く無い上に単純所持で捕まる可能性があるなど問題点が非常に多く、「児童ポルノとは名ばかり」「実態は恣意的な表現規制」「別件逮捕の足掛かり」という声ばかりが聞かれる本案件。詳しい解説や僕の見たtweetは、また明日まとめて掲載しようと思う。

一歩前に進んだフレージング

ピアノの調子が良くなってきている。勢いで突っ走らず、ちゃんと我慢が出来るようになり、盛り上げ方を考えられるようになり、少ない手数でも有効なフレージングを思いつけるようになってきた。良い傾向。ガムシャラになっちゃいかんよ、冷静に冷静に。

超神ネイガーを応援しよう

数ある御当地ヒーローの中でも、かなりの破壊力を秘めている秋田発・超神ネイガー。良いわー、秋田弁良いわー。バーテンダーのKさんは青森出身で、実家へ電話をしてる時は何を喋ってるのかサッパリ解らんのやけども、秋田も似たような感じなんやろか。未だ東北へは行った事が無いので、是非生の東北弁を聞きに行きたい。

* 変換ミスで「御当地」→「五等地」になってました、秋田の皆さん、超神ネイガー、申し訳ない…

ムネリン良くぞ打った

九回裏の二死フルカウントから逆転サヨナラ2点タイムリー。球場の雰囲気が凄まじい事になっており、川崎ホンマに愛されてるんやなというのが解る。感動するよこれ。自由契約から良くぞここまで這い上がってきたよなあ。記事の方に掲載されてる写真、映画やん。輝いてるわムネリン。素晴らしいよ。

5人×2組でパニック

来客、同時に2組、それぞれ5名ずつ。事前に連絡はあったけど、まさか同じタイミングで同じ大人数とは。一組は、先日のニコ生などでお世話になった、記者のGokubutoさん一行。立命館大学で、『国際日本ゲーム研究カンファレンス2013』というイベントを開催されていたようで、その続きで登壇者の方々とお越し頂いたようだ。もう一組は、僕の三脚を活用している陸上のM一家。てっきり一人で来るんかと思ったら家族総出で、しかも「PCの面倒見て」と来たもんだ。一瞬で喫茶店がパニックに。

どうにか声が出るようになった僕、必死でオーダーをこなす。それが終わったらMのノートPCとスマホを繋いでデータ転送のテスト、しかしPCが古くて作業が進まない。仕方なく僕のPCを持って来て作業したら10倍ぐらいのスピードで完了。バックアップツールか何かあるんかなと思ったけど、この端末はMicroSDカードの全コピーだけで行けるんか。助かった。ついでにモバイルバッテリーやらの紹介もして、一旦席を立つ。Gokubutoさんのほうへ改めてご挨拶、お客さんのうちお二人は海外のゲーム研究家の方だった(ハワイとカナダ出身の留学生さん)。日本語も達者で、熱くゲームを語られていた。ホンマにウチの店、いつのまにかゲームの人ばっかりになってきたな。楽しいんやけども。今日はGokubutoさんの奥さんと、もう一人の記者さんである死に舞さんが。帰られてから連絡先のアイコンを見て気付く大失態。申し訳ありませんでした。かなりバタバタだったけども、どちらも無事に満足して貰えたようで良かった良かった。

耳鼻科de薬まみれ

喉の状態はほんの少し良くなったんだけれども、今日は来客がある。待ったなしの状態になったので、耳鼻科を訪れた。土曜の朝だったけれども患者さんの数は少なく助かった。鼻の穴からスコープを突っ込まれて、録画したものを即見せて貰える文明の進歩。へー、と思って見てたんだけれども喉はそこまで大荒れでは無かった。風邪という訳でも無いんだけども、取り敢えずと沢山薬を貰って帰ってくる。今日の所は、頓服パワーに期待するしかない。

続・喋れません

今日も案の定声が出ない。昨日はそれをあまり理解していなかったオカン、いつも通りにコミュニケーションを取ろうとしてミスが連発していた。普段オーダーやウエイターは僕がやってるんだけども、今日だけは出来るだけカウンターから出さんといてとお願いする。全く役に立たないからだ。二日続けての強烈な無力感。時間が経てば治るんだろうけども、心の底から凹む。電話の応対すら出来ない。コミュニケーションが取れないだけで、ここまで陰鬱な気分になるとは。今の僕にはtwitterだけが生命線だ。龍角散、龍角散のど飴、のどぬーる、のどぬーるスプレーを併用、早く治ってよホンマに。

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