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2011-10

3時間遅れでやってきた男

20時に来る筈の、鉄の羊毛がいつまで経ってもやってこない。22時になっても来ないので、流石に電話をしてみたのだが反応無し。まさか来る途中に事故か…と思ったら、電話が掛かってきた。

「寝坊しました」

信じ難い事を言いおるわこやつ。夜勤が多いので生活時間が狂っているのは仕方が無いとしても、聞けば目覚まし3つかけてるそうなのだが何で目が覚めない。もっとこう、時間になったらハンマーで殴られるとか、そういう強烈なんを仕掛けておかないとダメなんじゃないか。僕なんかは目覚ましが鳴る前に起きるタイプなので、ホントに信じ難い。

発掘のち爆笑

A君来訪。11月3日のイベントに向けて打ち合わせ。過去の資料を引っ張り出しながらネタ出しをしていたのだが、今日は大物があった。A君が学生時代に使っていた、MOディスク5枚。ドライブが死んでしまって見られなくなっていたそうなので、僕の兄からドライブを借りてきた。A君本人も何が入っているかが思い出せないそうで、思わぬものが出てくるのではと二人でワクテカしていた。

が、僕やA君のマシンでドライブを上手く認識してくれない。USB接続なので簡単だろうと思っていたのだが、どうやらWin7や64bitには対応していないようだ。まあ2000年初頭の製品だもんなあ。仕方なく古いXPのノートを持って来て接続。ちゃんと認識した。中身が確認出来た時、A君が叫んだ。こんな興奮してるA君久々だ。さあサルベージ開始。

次の瞬間、ブルースクリーンを吐きだす僕のXPノート。

いやいやいや。読み込んだだけでそれは無いでしょ。焦って再起動、再チャレンジをするも、しばらくするとブルースクリーンになる。ドライブに耳を当ててみると、何か回転が引っかかってるような音が。何度か試して解ったのだが、どうもこのMOドライブ、数分動かしていると止まるらしい。一瞬頭を抱えたが、ちょっとずつコピーすればサルベージは可能なようで、こまめにコピーしてはMOドライブをリセットして回転を維持。1時間ほどで、何とかサルベージは完了(1枚だけ上手く読み込めなかった)。

かくしてサルベージされたデータ。ほとんど修学旅行前夜といったテンションの僕らが最初に見つけたのは、謎のwavファイル群だった。躊躇わず再生、カモン。

かくして再生されたのは、A君の向かいの部屋に住んでいた、伝説のT君が唄う『キン肉マン』の悲惨なED替え歌だった。伝説のT君。800人から入る大ホールでの作品発表会で、自作の奇声リミックスBGM付きゲーム(?)を平然と公開した男。変人変態揃いの学内でも、あれほどの逸材は他に居なかった。スピーカーから流れる14年前の彼の声に、A君も僕も床に崩れ落ちる。A君は痙攣している。僕は涙が止まらない。打ち合わせ所では無くなった。

この他にも、ちゃんと貴重なデータが数多く発掘されたのは良かったのだが、最初に伝説のT君が出てきてしまった影響で、データを発掘する度に学生時代のバカ話が飛び出して作業が進まない。「今日はここ、完全に学生時代の空気やわ」とA君は涙を流していた。

それにしても、お互い意外と知らないエピソードが残っているものだ。長い付き合いなので、大抵の事は知っていると思っていたんだけども、ビックリするような話がポンポン飛び出す。当日、3時間で足りるのかこれ。

ここさえ越えれば

D社のKさんの所へお邪魔して打ち合わせ。出迎えて頂いたのは、先々月から体調を崩されていた奥さんだった。まだ安静にしていなければならないそうだが、何とか仕事に復帰出来たとの話を聞いて安堵した。Kさんの表情もずっと明るい。良いなあ、と思った。

僕の作ったデザインは思った以上に好評だったようで、直しもそれほど無かった。恐らく一番作業量が多くなるのはここ、と思っていただけに、これは嬉しい誤算だった。もう少し自分を信じてみようと思う。これなら何とか11月を無事に迎えられそうだ。鼻歌交じりで帰路に就く。テンションが上がり過ぎて、帰り際に駐輪場で管理人のおばちゃんと話し込み過ぎた。

体内時計がおかしい事に

疲れがたまっていたのもあるのだろうが、吐き気がずっと残っている。食えば治るの精神のもと、晩飯をしっかり食って立て直そうとしたがイマイチ。今日こそ早めに寝ようと思ったら、25時ごろから元気になりだした。26時に目が冴えてくる。ダメだ、完全に体内時計が狂ってる。早く元に戻さんと。

変質し続ける『好み』

この仕事をするようになってから、『自分の好み』というものが自体が変質したように思う。間違い無く好みはあるんだけども、昔はもっと『黒地に白』とか、ハッキリした解り易い好みだった。今はそういう決め方ではなく、環境や要望に合わせていくという形の中での『好み』になっている。こっちのほうが柔軟性があって、より良い所に落ち着けるという感じだろうか。ボンヤリしてるんだけども。

でも、今日仕事をしていて、久々に解り易い好みに再到達した。アクセサリのOさんからのオーダー、『青地に黄』。この組み合わせで最初にドキドキしたのは、小学校の頃だったと思う。当時は色相環なんて知識も無く、ただ手元のMSX2で気持ち良い色の組み合わせを探していた時に見つけた組み合わせ。そうそう、僕こういうのが好きやったんよね。ずっと忘れてた。解り易い気持ち良さって大切だ。

さようならIE6

ようやく、ようやく、ようやくここまでやってきた。Win7のシェアがXPを抜いたという事は、もうIE6がレガシーだと言っても何ら問題は無いだろう。今までにも何度も書いてきたことだが、このIE6という不良品の為に、僕らWeb屋が一体どれほど苦しめられてきたか。Microsoft純正品でありながら、機能貧弱、悲惨なバグ、レイアウト崩壊、独自仕様など、あらゆる負の遺産を抱え尽くしている最悪のプレインストールソフト(IE5はもっと酷かったけど)。企業も出来るだけ早く、見限った方が良い。これ以上我慢したら、本当に時代に取り残される事になる。

何とかなる予定なんだけども

今月も半分を過ぎたが、仕事は山積している。一つずつクリアしていってはいるが、4つ残っている。更にはA君との打ち合わせも。あと散髪。スケジュール的には何とかなる筈なのだが、どんなイレギュラーが発生するか予測が付かない。無事に今月が終わってくれることを祈っていたら寝付けなくなった。漠然とした不安で一杯になる。何としても、11月3日に東京へ行くのだ。

続々・恐るべき愛・京都観光編

神奈川から定期的にご来店頂いている、塾講師のAさん。父親となって、再び京都の地へ。腕にはしっかりと、生後6か月の赤ちゃんが抱えられていた。

あの東日本大震災が起こった時、奥さんは臨月。職場から帰る手段が無くなってしまったAさんは、自転車で数時間かけて帰宅したそうだ。幸い奥さんは何とも無かったそうで、僕らも店の常連さんも胸をなで下ろしていた。4月に無事出産、すくすく育って6か月で8kgになったそうだ。オカンや常連さんが変わりばんこで抱かせて貰っていたのだが、「重い」と言っていた。

折角なので、写真を撮らせて貰う事に。少し遠目から、シャッタースピードを1/10にして連射。1枚くらいは当たるかなと思ったら、良い感じのものが幾つかあったので即補正、即プリントアウト。で、補正をしながら気が付いた。Aさんの表情が、無茶苦茶良い。普段から爽やかな笑顔をする方なのだが、この写真、多分これが『親』の笑顔なんだろうという表情だった。心の底から、良いなあと思える表情だ。

どうでも良いが、ウチの店に赤ちゃんや子供さんが来るたびに、オカンや常連さんから「まだか」と聞かれるのがもう辛くて辛くて旅に出たい。僕の周りは『凪』だ。

彼の名は予想外


多分想像の斜め上を行くんだろうなあと思ったら、本当に斜め上に行ってしまった。気の毒だが、色々出来る事もあると思うし、強く生きて欲しい。しかしこの名前、多分日本でも一人しか居ないだろうなあ。書いた時点で特定されると思うんだけども。

「あれ…」

GmailのチャットでA君と話しながら、Googleドキュメント上で年表を作っている。僕とA君の日記や資料をほじくり返しまくって、様々な出来事を時系列に並べまくっているのだが、そこで割ととんでもない事実を発見した。A君と僕が同時に発見して、「あれ…」と呟いて、僕はゾッとした。まあ、この話は本番当日まで控えておこう。

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