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2013-09-24

軽自動車で帰るぞ関西・千葉東京編

(注)この日の日記も、見易さの為に掲載順が逆にしました。上にあるほど古い記事、下にあるほど新しい記事です。

午前7時半起床、ならむらさんとPANDAさんの3人で朝食。おにぎり、卵焼き、ウィンナー、キャベツの千切り、みそ汁。物凄い落ち着く。PANDAさんのご両親、大変お世話になりました。室内犬にもお別れの挨拶をして、我々は一路東京へ向かう。時刻は8時を回った所だ。

家を出てすぐのコンビニでお買い物。風邪の具合がアレなのでのど飴と、この度初めてのレッドブル先生にご登場いただいた。昨日までの2日間も無茶だったけど、今日が一番無茶なのだ。だって、レンタカー(軽)で関西まで帰るんですもん。3交代で。あそうそう、コンビニでお会計の時におおきにって言うたら「えっ」って驚かれました。久々の反応ですよ。

「朝の6号線はね、とにかく混むんですよ…」とボヤくPANDAさん。なるほど大渋滞だ。千葉から東京へ向かうにはこの道が一番良いそうなんだけども、途中に江戸川、中川、荒川といったデカい川があり、その橋で混雑が起こるらしい。渋滞にキレながら丁寧な観光案内をしてくれるPANDAさんは親切な人です。こち亀の影響で、葛飾・柴又・亀有って隣の町内くらいに思ってたんだけど、実際は3つともデカいのね。道中何度もスカイツリーが見えるんだけども、元々PANDAさんの会社がスカイツリーの足元、押上にあったもんでインパクトが薄い。

2時間の猶予を持って出たのだが、その2時間をキッチリ使い切って銀座へ到着。「一昨日の夜中は40分で帰れたのに、何で2時間かかんだよ!」と歌舞伎座前で暴れるPANDAさん、しかしそのスケジューリングが極めて正しかった事が証明された訳だ。PANDAさん超有能。打ち合わせのほうも問題無く終了し、これにて今回のミッションはすべて完了した事になる。さあ、帰るぞ関西へ。以下、東京脱出までの我々のバカ話をお届けする。敢えて名前は表記しない。

  • 「あのさー、おしっこて尿意だろ?じゃあ大便って何だ?糞意?」「便意じゃないっすかね」「便意だと思います」
  • 「これ高速に描いてある絵、タワーじゃなくて高架でクロスしてる道路なんですね、道理であちこちに描いてある訳やわ」
  • 「遠くから見たら薄ぼんやりしてますねスカイツリー」「悪かったな!畜生みんな同じ感想言いやがって」
  • 「ケンちゃんラーメンはな、いつだって新発売なんだ」
  • 「あ、ホリエモンちだ」「うーん、特に感想無いですね」「一昨日、来てたらしいよ」「えっ!?…特に感想無いですね」

  • 「(沿道沿いの巨大な仏具屋さんを見て)大胆な仏具屋さんがありますね」「あー、下町はねー」「成程、死ぬ人が多(ry」
  • 「エラいデカい工事やってますね…墓地建設予定って書いてますよ、こんな広さで?」「この土地全部使ってモノリスみたいなお墓立つから」
  • 「(やたら看板を撮影しているのを見て)そんなに看板珍しいか?」「いや、東京って中途半端に古い看板多いですよね、不揃いって言うか統一感が無いって言うか」「ああん!?あーそうかい、そりゃあ京都様と比べたら田舎ですわ、悪かったな!」「この中で一番田舎だもんだもんな、ウチは次世代サイバー都市岡山」
  • 「トンネルの空気穴、ただ単に掘ったみたいに剥き出しなってますよ!」「東京怖ぇえー」「田舎で悪かったな!」

そんなこんなで、気が付けば神奈川へ。結局この旅で降り立った東京の地は品川と銀座だけという超ハイグレード(っぽい)旅行となった。さようなら東京、また会う日まで。

軽自動車で帰るぞ関西・神奈川静岡編

いよいよスタートした高速道路の旅、ならむらさん、PANDAさん、僕のオッサン3人組が軽のレンタカーを交互に運転してひたすら東を目指す。家に帰るまでが遠足とはよく言ったものだ。休養十分のならむらさんとPANDAさんのテンションに引っ張られ、僕も変にハイになっている。まずは東名高速道路をひた走る。

そう言えばまだ昼食を取っていない我々、腹が減ったのでサービスエリアへ寄る事になった。最初のチェックポイントとなる、海老名SAである。「ここはね、アジの唐揚げが美味いんだよ」と嬉しそうなPANDAさん。折角なので頂いてみた。1つ105円、カレー味、美味い。頭からバリバリいける。あまりに美味しかったのでバーベキュー味を追加テイクアウト。うん、カレー味の方が美味しいかも。

「この旅はね、食べ歩きだから」と宣言するPANDAさん。道中いろんなSAに寄って、各地の美味いモンを食べまくるのだ。休憩も兼ねての事なんだけども、ホントに嬉しそうな顔をするPANDAさん。屋台で色んなものを買ってきた。一方ならむらさんは肉まんなどをモリモリ食べている。世界一の肉まんって何だろう。美味しかったけど。

お土産を買って海老名SAを出発、運転手はならむらさんに変わる。この辺りは米軍やら基地やら沢山あるようで、何かしら飛び交っている。京都や大阪ではなかなか見ない光景だ。米軍のナンバープレートが付いたスクールバスを見つけてテンションの上がる我々。あんなん見たこと無い。車内BGMはSOFT BALLET、たまにならむらさんが絶叫する。実に爽やかですね。

第2チェックポイント、足柄SA。バカデカい。海老名を出発して30分ほどしか経っていないんだけども、「ここには足湯がある」とならむらさんとPANDAさん。この二人、温泉には目が無い。車を降りて解ったんだけれども、このSAはめちゃイケと提携を結んでいるらしく、期間限定でイベントをやっているらしい。日本一面白いSAと銘打たれているが、我々が求めているのは足湯だ。笑いではない。

が、笑いは全く別の角度からやってきた。この足湯、何とドクターフィッシュが居るものも用意してあったのだ。「僕は前にやったからいいわ」とPANDAさん、僕とならむらさんがチャレンジする事に。そっと足を付けてみるも、魚が寄ってくる気配はない。うーん、拍子抜けやなあと思った瞬間、「おひゃひゃっひゃひゃひー」みたいな聞いたことの無い笑い声が。ならむらさんだった。

どうやらドクターフィッシュと言えども魚なようで、動く物にはかなり敏感なようだ。ジッと我慢して静止していると、徐々に魚が集まってきて声を飲みこんだ。ならむらさんが悶えた理由が良く解る、物凄くくすぐったい。今までに味わったものとは全く別のくすぐったさ。上手く表現出来ない。最早健康の為なのか拷問なのか解らない状態で10分経過、お疲れ様でした。PANDAさんは隣で普通の足湯を堪能していた。何かズルい。

「そうそう、この展望台から富士山見えるんだよ!」「見えないっすね」「見事な雲だな」

車は再び高速へ。足柄を出てすぐ、森のど真ん中に観覧車が出て来てゾッとした。望遠レンズで覗いてみたら、『プレミアムアウトレット』とだけ書かれている。余計怖い。「そもそもあの観覧車まで、どうやって辿り着くんだ」、ここは御殿場プレミアム・アウトレットの敷地なんだそうだ。高速から見る限りでは全貌が全く解らない、謎の施設である。

「もうじき右手に富士山見える筈、これが最初で最後のチャンス」とPANDAさん。実はこの為に僕は後部座席の右側(左側は物置と化している)に座らせて貰っていたのだ。でもさっきの雲具合じゃあ…と思ったら、ひょっこり頭を出している。思ったより風が強いようで、進むにつれどんどん雲が晴れて来た。勝負だ。

「撮らせて貰っておいてなんですけど、この季節の富士山って、タダのデカい山ですね」「だね」

道中、何故か軽トラの頭だけを載せているトラックに数回遭遇する。「これ、東名高速の新しいブームだな」「流行りますかね」など、富士山より余程盛り上がる我々。千葉をスタートしてからかれこれ7時間経過しているが、黙っている時間帯はほとんど無い。いや、Indie StreamやTGSの話とか、真面目な話もしてたんですよ。ちょっとは。

軽自動車で帰るぞ関西・静岡SA編

車は御殿場から新東名高速へ入った。完成してから1年ちょっとしか経っていないこの道路、非常に走り心地が良い。ところでさっきからPANDAさんが挙動不審だ。足柄SAを出た辺りから「解ってんだろうな、静岡SAには死んでも行くぞ!通り過ぎたら戻るからな!」と繰り返し吠えている。何かあるんですかと尋ねたら、「ガンダム…ガンダムだよ…」と絞り出すように。

第3チェックポイント、静岡SAに到着。車道からSAへ至る道がやたら長くて「下道に降りるんじゃないだろうな」と全員不安に、特にPANDAさんは「解ってんだろうな!(ry」と震えていた。車を停めてSAへ入ると、すぐそこにお目当てのショップが。

STRICT-G。お台場のガンダムフロントと、ここ静岡SAの下り側にしか無いという、ガンダムのコンセプトショップである。何でこんな所にあるんだ。「上京する時に行こうと思ってたら、上り側には無かったんだよ…」と感慨深そうなPANDAさん。横にはタミヤのショップもあったりする。もう一回書くけど、何でこんな所にあるんだ。ならむらさんとPANDAさんは余りにもマニアック過ぎるラインナップのTシャツで悶えている。「これマッシュの弔いで空砲バズーカ撃つヤツだ!」、スイマセン僕ガンダムはGガンダムしか視た事がなくて。ガンダムファイトしか知らないんです。あ、PANDAさんの写真はヤラセです。僕トランクス派なので。

「で、ここは何が美味いの?」とならむらさん、SA内をウロウロしていたら静岡おでんなるものを発見。関東風、関西風は聞いた事あるけど、静岡おでんって何だ?入ってみたら、見た事の無い具材が浮かんでいる。黒はんぺん…なると…フランク…卵焼き?ダシの色も関西とは随分違う。取り敢えず幾つか選んで頂いてみた。美味い。特に卵焼き、ダシがよくしゅんでる。そこに青のりや味噌をプラスして食べるのが静岡流らしい。

それにしても最近の御当地お土産はチャレンジングだ。みかんチップスだの梨カレーだのカレー醤油だの二度見するものばかり。ならむらさんは静岡茶コーラというデンジャラスなものに手を付けた。最初コーラ、後味お茶という謎フレーバー。不味くは無かったけど、一発ネタのような気がする。

時刻は16時半を回った。千葉をスタートしてから8時間、我々まだまだ元気です。いやー、まさか静岡SAで1時間以上過ごすとは。

軽自動車で帰るぞ関西・愛知岐阜編

静岡SAからは僕が運転、助手席にPANDAさん、後部座席にならむらさんという陣形になった。当然撮影は出来ないので写真が無いんだけども、話題だけは豊富にあったのでそちらを掲載する。

運転交代前、先日までの撮影データをならむらさんに渡した。バカ写真も大量に入っており、チェックしては笑い声が車内にこだまする。と、不意にならむらさんが静かになった。

「俺の秘密を暴こうとするものには、全力で報復してやる…」

そう、そのバカ写真の中に、ならむらさんの○○○○写真が入っていたのだ。あ、気付いちゃいましたか、何かに使って下さいと笑っていたら、「iPad用のペンはあるかね」とならむらさんがPANDAさんに。何が始まるんだ。

ちょっと、人が運転して抵抗出来ない間に何してんですか!バーンじゃ無いですよ「投稿した」ちょっ「破壊力F、スピードB、射程距離A…」スタンドじゃないですか!「スタンド名はパンイチマン」あああああ。

以下、下ネタ注意。

  • 「股間のカメラ部分がスタンド」
  • 「股間だけに柔軟性が高い」
  • 「ファインダーを覗くとパンイチに見える」
  • 「更に撮影した相手をパンイチに出来る」

完全にただの変態じゃないですか。「レンズは何が良いかな、やはりズームレンズか」と聞かれたので、単焦点じゃないすかと答えたらならむらさんもPANDAさんも噴き出した。これは一矢報いたと言って良いのか。飲んでないですよね?

だんだん日も暮れてくる。第4チェックポイント、上郷SA。長かった静岡も終わり、ついに愛知である。ちょっと休憩してコーヒーなどを調達、渋滞チェックなどをしつつS&Bのカレーパンを物色。S&Bって、Spice&herBの略やったんね。程無く再スタート。助手席にならむらさん、後部座席はPANDAさんにチェンジした。夜になってくると景色が見えなくなって面白みが無くなる。PANDAさんは眠りについた。

そうそう、新東名ではトランスミッターを使っているとトンネル内で酷いノイズが発生したんだけども、東名に合流してからは問題無く音が流れてくる。新しいトンネルだと何らか影響があるんだろうか。現在のBGMはならむらさんが用意したB’zで、メイク魂に火を付けたりしている。先日はSOFT BALLETとか米米(それも初期)とかチェッカーズとかばっかりだったのでちょっと意外に思ったら、「これは対一般人接待カラオケ用」との事。成程。ならむらさんは何故かシャウトや効果音の真似ばかりをするんだけども、これが異様に上手い。

笑いながら運転していたら、『いつかのメリークリスマス』が流れてきた。季節外れも良いとこですね、これ僕が中学の時に初めて買ったアルバムCDですよと話すと、「これさ、歌詞おかしくない?閉店間際に椅子買って帰るんだよね?椅子ってデカくない?」「で、荷物抱えて電車に乗る…椅子抱えてるの?閉店間際って事は、電車は帰りのラッシュ時だよね?」「いや待てよ、荷物抱えてとは言ったけど椅子はひょっとして配送…あ、違う、家帰って誇らしげにプレゼント見せてる、やっぱこいつ椅子抱えてる」「歌いながら線路沿いの家路を急いだんだよな、椅子抱えて」「オチもおかしくない?誰かが足早に荷物抱えて…こいつも椅子抱えてるのか?電車ん中、椅子抱えた人だらけか?」、参りました。

小牧JCTからついに名神高速へ。ようやくここまで来た。途中、自分のイビキで起きたPANDAさんが「2週目行くか(東京へ戻るの意)」「急に福井へ行きたくなってきたな」等と危険な誘導を促してきて大変だった。慣れてないんだから迂闊な事言わんで下さい、道間違えたら今日中に帰れなくなりますよ。

車はさらに進み、一宮へ。物凄い数のラブホ街が高速の両脇に鎮座している。それまで観た事の無いような光景に一同大笑い。城みたいなんありますよあはははは写真撮りたい、と笑っていたら前方の車がハザードをたいてて減速していた。うおっやべえ渋滞だ、と強めのブレーキで難を逃れるも、久々冷や汗が出た。ならむらさん大笑い、PANDAさんは「ブワッと来たわ…」と汗を拭いていた。スイマセンスイマセン、ここの景色は要注意だ。「長いこと運転してるし、そろそろ代わろうか」とならむらさん。気が付いたら僕、3時間も運転していた。車は養老SAを過ぎた所だった。

軽自動車で帰るぞ関西・滋賀京都編(終)

第5チェックポイント、多賀SA到着。ついに滋賀県である。ここへ至るまでの間、車内では激しい論戦が繰り広げられていた。我々は決意を秘めて車外へ飛び出す。

そもそもの言いだしっぺはPANDAさんである。「確か多賀って、温泉か何かあるんだよね…」、鋭く反応するならむらさん。「温泉あるなら行くしかないだろ」「いやでも、それ行っちゃうと、ならむらさん終電に間に合わなくなるかも」、そう、我々各地のSAで遊び呆けた結果、既に時刻は20時前。まだ晩飯も食っていない。そこへプラス温泉へ寄った場合、恐らく新大阪駅へ着くのが23時近くになるだろう。新幹線は良いとして、その先の電車が無いのだ。

「じゃあ、風呂入ってメシは車内で」

風呂を取ったよこの人。「他の何が犠牲になってでも風呂を選ぶ」「このまま帰宅して一人風呂に入るのは虚しい」、力強い。PANDAさんが「ここまで来て最後はファストフードかよ!」と非難の声を上げる。僕はお二人に付き合いますよと逃げる。車内でPANDAさんが必死に時刻表を調べ、見通しを立て、結局我々は多賀SAで風呂に入る事となった。滞在目標時間は30分だ。

が、この30分という目標は脆くも崩れ去るのである。最初に道を踏み外したのは、他ならぬ僕だった。何とこの多賀SA、えびせんべいの里があったのである。うおおお、何でこんな所に!バリエーションと美味しさとコスパを誇る、個人的には最強のせんべい屋さんだ。これを見て素通りする訳にはいかない。試食コーナーへ2人を誘導して、僕らはまんまと道を踏み外した。モリモリ食ってモリモリ買う。オススメです。淡路島内には姉妹店であるたこせんべいの里もあるので是非。アホみたいにデカい工場を見学しながらモリモリいけます。

続いて風呂。温泉ではなかったけども、長旅の疲れを癒す事は出来た。ならむらさん大満足。この面子で風呂に入るのは3回目である。風呂を上がってフードコートへ移動、ならむらさんは車内食用にロッテリアへ走る。ここでPANDAさんが裏切り行為に出た。「京都駅から新幹線に乗ればまだ時間あるから、普通に飯食おう」「たまには罠にかけられるほうも味わって貰わないと」、何という鬼畜提案。僕も従い、ココイチでコロッケカレーを注文する。帰ってきたならむらさんは唖然としていた。どうでしょう的な展開である。が、近江牛メンチカツバーガーという多賀SA限定メニューを入手してならむらさんは嬉しそうだった。

ここから運転はPANDAさんへバトンタッチ。あと少しで家に帰れる。知った地名が出てくるだけで嬉しい。米原、彦根、八日市、竜王、栗東…読み上げて喜ぶ僕を見て、ここから更に奈良まで帰るPANDAさん、岡山まで帰るならむらさんが荒ぶり始めた。「ちょっと比叡山観に行きたくなったな」「(大阪)南港からのフェリーって何時まである?」「出雲そば食いたくなってきたな」「やったわしゅうさん、沖縄までフェリー40時間だって!間に合うわ」、一体何に間に合うと言うのか。これ拉致じゃないか。挙句、無事帰ったか連絡をくれた営業のIさんに「今から四国行くんで迎えに行きます」と返事を出す始末。Iさん「何で!?何で!?」って怯えてたじゃないですか。

第6チェックポイント、人生初の大津SA。いっつも京都東か南で降りるんで、このSAへ寄る機会というか必要性が無かった。「琵琶湖を一望したい」というPANDAさんの希望と、単に荷物整理の為に寄ったんだけどもこれがなかなかどうして。改装されて間もないようで建物は美しく、3階のテラスからは琵琶湖が綺麗に見えた。写真撮っておけば良かったなあ。身体は元気なんだけれども、頭が全然回っていなかった。時刻は22時前、千葉を出てから14時間が経過していた。

荷物整理をしながら、そう言えば東京からの帰り道で一人じゃないのって初めてやなあと気が付いた。学生時代から何度となく訪れた東京だけれども、帰りはいつも一人。大抵は夜行バスで、目が覚めたら京都駅だ。あの独特の『帰ってきてしまった』という寂しさ。それを、今回は全く感じることが無かった。代わりにあるのは『帰って来たぞ』という達成感である。

旅は良い。一人旅も良いけども、複数人で行く旅はもっと良い。ずっとバカ話して、沢山寄り道して、沢山写真撮って。こういう感覚って久しく忘れてたよなあ。学生時代に同級生で海行ったりした、ああいう感覚。疲れてる筈なのに、「次はあそこ行きたいよな」と笑って話してくれるPANDAさんとならむらさん。TGSの数日前、「一緒に帰る?」と声をかけて貰って本当に良かった。お世話になりました、また是非旅に誘って下さい。

車は京都東ICから1号線へ。そのまま京都駅へ向かい、解散となった。僕の3日間の非日常が、幕を閉じる。

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