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2013-05-31
初めての陸上観戦
- 2013-05-31 (金)
- 日常
教え子である陸上のMが、三脚をプレゼントしたお礼(?)にと「今日学校休みで試合あるし観に来て」と言うたので、お邪魔してきましたた西京極総合運動公園。今日から3日間、ここでインターハイ予選(高校総体京都府予選)が行われるそうだ。学生時代は元より今日きょうに至るまで陸上には全く縁の無かった僕、具体的にどんな事が行われるのかサッパリ解っていない。そもそも、どうやって観戦するかも解っていない。行きゃ何とかなるかと思ってたけど、入口すら解らず何ともならなかった。素直にMへ助けを求める。
5分ほどして、走って遭難した僕を迎えに来てくれたM。いやーごめんごめん、迷ってさーと詫びると「今から3年の先輩がトッパー出るから!急いで!」と急かされた。トッパーって何やと尋ねたら「110mハードル!」と。そんな初手から専門用語かまされましても。撮影許可の腕章を渡され、「あの色がウチの選手やから!じゃ!」と放置された僕。えーと、時間も無い事やし、取り敢えず撮りますか。スタンドの最前列に座って、いざ一発目。
やらかした。高校生のスピードを舐めてた。ピントも合わず、ブレブレの写真になり真っ青になる僕。いやまあ、別段仕事でも何でもないんだけども、どうせならキチンと撮ってあげたいし。これPhotoshopでも厳しいな…
設定し直して1/1000。ISOを400にしたけど、まあ問題無いでしょう。今日はこんな感じで頑張ります。
ここで本日のコンディションの紹介だ。昨日梅雨入りしたとか言うてたけど、今日は好天で湿度も低め。そして暑い。暑いではないか。しかしトラックの中は元気な高校生で一杯だ。いやー若いなあ。まあ自分もついこないだまで高校生…スイマセンでした、彼らの年齢は、僕の半分くらいです。泣いて良いですか。
110mハードルが無事に終わり、Mの学校が出場するレースはちょっと先になるとの事。ならば他の競技で楽しむ他あるまいて。ちょうどトラックの外側で走り幅跳びをやっていたので観戦する事にした。みんな平気で6mとか飛んどる。最高記録とか全然知らんので、どの選手も超優秀に見える。この写真、落とし穴にハマったみたいになってるな。
面白かったのが、選手が観客に手拍子を要求した所(注:写真の彼が要求したかは覚えていない)。「手拍子お願いしまーす!」とグラウンドからデカい声がして、何事かと思ったらスタンドの皆がテンポ80くらいの手拍子を打ち始めた。これテレビで観た事あるぞ、でもまさか選手からの要求やったとは。自分のテンションを上げる為に観客に協力をして貰ってるって事なんやろうけど、余計プレッシャー感じたりせんのかな。これでファールとかコケたりしたらトラウマにならんか。なんてしょうもない事を考えてたら選手がスタート。手拍子のテンポが加速していく。野球みたいやな、と思ったらジャンプし終っていた。一瞬変な間が空いてから、まばらな拍手が起こる。え、これ良い記録なの、そうじゃないの、どっち…
メインの観客席とは反対側のほうで、ひっそりとある競技が行われていた。棒高跳び。間近で観て度肝を抜かれた。背中が真下に来るまで身体を傾けて、棒が戻る反動を利用して身体を伸ばし、更には反対を向きながら棒を離しつつバーを越えていく。誰だこんな無茶な競技を思いついたのは。聞けば、僕が観に来る少し前に棒が折れるというレアなアクシデントが起こったそうで、色々シャレになってない。基本、バーが折れても慣性の法則で前方へ落下すると思うんだけども、もし何かの間違いで…
しかし、彼らはそんな事をお構いなしのように跳んでいく。連写してプレビューを見る。美しい。選手によって飛び越え方やフォロースルーは様々だけれども、クリアしたジャンプはどれも芸術的だった。ちゃんと飛べるようになったら気持ち良いんやろうなあ。見てるだけでも吸い込まれそうになる。長い時間、僕は棒高跳びから目を離す事が出来なかった。このバーは最終的に、一番上ギリギリの所まで上がっていく事になる。よう跳べるわホンマ。
そうそう、自分のタイミングでスタートして良い競技は、全て選手が「行きます!」とか「はい!」とか声を上げてからスタートしていた。それに返事するように、各校のメンバーが「はい!」と揃った声を上げるのも面白い。強豪校らしき高校は、ここでも声が揃ってるんよね。逆に返事にバラつきのある高校、選手がちょっと可哀想だった。みんな、自分とこの選手が出る時は、集中して見てあげようよ。
そうこうしている内に、Mのチームが出場するレースがやって来た。事前にMの学校のテントにお邪魔して簡単にご挨拶。顧問の先生はたまたま居られなかったので、当然高校生しか居ない。若い。何か気まずい。そりゃそうよね、父親にしては若過ぎて、兄妹にしてはオッサンで。Mは「三脚をくれた人」というだけの紹介をしてくれたらしい。モノで釣る不審人物か。まあそりゃ、小さい頃に演劇教わってたって言うてもピンと来んやろうしなあ。大丈夫です、僕怪しくないです。
100mx4リレー女子、出場していたのは以前ウチの喫茶に遊びに来てくれた、棒高跳びのRちゃんだった。本業は日曜日に跳ぶらしく、今日はリレー要員との事。お疲れ様です。いやー、知ってる人が居るというだけでこの安心感。バトン渡しの良い写真が撮れて満足。良いランでした。レースが終わってから挨拶に行ったら、息が上がってるのに丁寧に挨拶してくれて恐縮です。ゴメンね。
さて、また棒高跳びを観に行くか…と移動した所で思わぬ出会いが。共に陸上のMに演劇を教えていた、講師のGちゃんが選手の誘導をやっていたのだ。「何してんの…?」と驚きを隠せないGちゃん。いや、Mに呼ばれてな、と腕章を見せたら大笑いしてくれた。Gちゃんは某校陸上部の顧問を務めていて、ちょくちょく競技場でMと遭遇していたのだ。噂には聞いてたけど、まさかこんな場所で会うとはね。暑い中、朝からお疲れ様。
合間にトラックの南側を見てみると、槍が刺さりまくっていた。槍投げの練習後のようだけれども、スタッフである高校生たちがワラワラと回収しに行く様が何となくコミカル。狩りの帰りみたいな感じ。そういや先日、この槍が刺さったなんてニュースを聞いた事が。陸上競技も危険が一杯だ。この日、早い時間に砲丸投げもやっていたそうで、それも見たかったなあ。
あと、行き交う選手がみんな風呂の中で敷くマット(タイルで滑らない用のアレ)を持ってるのに驚いた。何でそんなもんを…と思ったら、これを敷けば何処でも柔らかい地面でストレッチが出来ると。なるほど。トラックやフィールド、観客席も固い場所ばっかりなので、こういうマットが必需品になるのね。マネージャーらしき子がこれ敷いて昼寝してたのは、見なかった事にします。
続いて100×4リレー男子。ここにも出場するとの事で写真を撮りまくった。トラックの向こう側を走ってる選手も撮影したんだけど、家に帰って確認してみたら思ったよりちゃんと撮れててビックリ。やるな200mmズーム。撮影の成果をMに見せてた時に言われて気付いたんやけど、これ先日100mで10秒01を叩き出した桐生選手よね。洛南の生徒やったん、すっかり忘れてた。超高校級、というか日本代表級の選手が普通に目の前を走ってる。良い筋肉してるなあ。まだ高2という事で、是非更に鍛え上げて10秒の壁を突破して欲しい。
僕が観た本日最後のレース、1500m走。これキツいんよね。終わった後に立てなくなるくらいキツい。みんなよう頑張るよ。最後まで見届けてからMに挨拶をして帰路に着いた。冒頭に書いた通り、今まで陸上競技には全然縁が無かったんだけども、身体の動きなんかが奥深くて魅入ってしまった。どうやら今大会が引退試合になる選手も居るらしく、あちこちで泣きながらストレッチをしている子も居たりして青春を感じた。僕にもそんな頃、あったっけ。
続・この法が本当に禁じようとしているものは何
- 2013-05-31 (金)
- 時事
- 「焚書のような事態」――児童ポルノ禁止法改定案に漫画家協会、漫画・アニメの「調査研究」除外求める(ITmedia News)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1305/29/news104.html - 「実態は表現の自由の規制」 雑誌協会・出版協会も児童ポルノ禁止法改定案に反対声明(ITmedia News)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1305/29/news120.html - 「名作の芽を摘む」 コミケ準備会も「児童ポルノ禁止法案」に反対 漫画・アニメの「調査研究」を危惧(ITmedia News)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1305/30/news068.html - 日本アニメーター・演出協会、児童ポルノ禁止法改定案に反対声明 アニメ規制は「立法趣旨と全く異なる」(ITmedia News)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1305/30/news117.html - 「国民の社会生活と自由を脅かす」 同人誌即売会連絡会、「児童ポルノ禁止法」改定案に反対声明(ITmedia News)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1305/30/news064.html
各種業界から一斉に反対声明が出るという異常事態を巻き起こした『児童ポルノ禁止法改定案』の衆院提出。あちこちで大騒ぎになってるんだけれども、そもそも何でそんな騒ぎになってるん?というのを、僕が見た範囲でまとめてみた。あくまで僕が見た意見なので、その辺り宜しくお願いします。
過激な性表現の漫画が性犯罪につながるか否か。小中学生から遠ざける必要性はあると思うし、それはすでに法制化されています。逆に性欲求の捌け口、つまり性犯罪抑止力をもつエロ漫画の存在意義。男性の性衝動の処理過程を理解しているだろう男性政治家が、その効果を理解できないはずはないのですが。
— 樹林 伸 (キバヤシ シン)さん (@agitadashi) 2013年5月29日
法律ができればそれを見張る人員ができる。金がかかる。税金が使われる。それで取り締まるのが「絵」て。同じ人員を、同じ予算を、一人でも性犯罪から「現実に生きる子供」を救うため使ってほしい。これは間違いなくすべての漫画家の願い。
— NATSUME_WhiteTigerさん (@summereye) 2013年5月29日
ぶっちゃけ、エロ漫画なんか、「おっさんが描いて」「おっさんが編集して」「おっさんが読んでる」んだから、そこに被害をうける児童はどこにも居ない。まずジュニアアイドルなどの実際の被害のある性的搾取にちゃんとメスいれろよと思わざるを得ない。
— 島国大和さん (@shimaguniyamato) 2013年5月29日
まず最初に、被害者が実在しない絵や漫画、アニメなどの表現にまで踏み込んでいるという点。改定案の中に、『6 その他 (2)-1 児童ポルノに類する漫画等(漫画、アニメ、CG、疑似児童ポルノ等)と児童の権利を侵害する行為との関連性に関する調査研究(施行後3年を目途として勘案しつつ検討、その結果に基づく必要な措置)』という項目がある。参議院議員 山田太郎氏のブログ記事に掲載されているのでご覧頂きたい。
マンガ・アニメが性犯罪を誘発する証拠は無いという研究結果 – 漂流地点報告 (id:ayanami / @ayanamisyoten) d.hatena.ne.jp/ayanami/201212…とりあえず置いときますね
— かにたま@夏コミ落ちましたさん (@kanitamaex) 2013年5月29日
実際、こういった疑似的なもので性犯罪を誘発するのかどうか。上記のtweetと記事は、2010年6月にデンマーク国法務省が自国の性科学クリニックに依頼して調査した結果の日本語訳だ。結果は、『マンガ・アニメは性犯罪と因果関係が無い』というものだった。では何故、今回新たに調査研究がが行われるのだろうか?東京都の青少年育成条例改正案の時にも調査が行われ、因果関係が無いという結果が出たという話も聞いているのだが。
単純所持を犯罪化するのだから、今後数年間で児童ポルノ犯は今より増えるに決っている。そして数年後、内閣府か警察庁から「児童ポルノ犯はこの数年で激増、さらなる取締が必要」という報告書が出て、再度改正。こういう展開を遂げるんじゃないかと危惧しています。
— Yuzuru Nakagawaさん (@mishiki) 2013年5月28日
といった懸念を抱いている人も居るようだ。
児ポ法を廻って自粛すれば難を逃れられるとは到底思えない。なぜなら絵が児ポ法の対象となれば更に広範囲な表現を摘発する権限を与える事になる。しかも「扇情的だから規制」ではなく「未成年者と認識できるキャラの性行為だから規制」なので題材の全否定となる。自粛もへったくりもない。
— 兼光ダニエル真さん (@dankanemitsu) 2013年5月29日
@toshizoaraki @harukazedojin @dankanemitsu 「性欲を刺激するもの」の解釈拡大でいくらでも言いがかりが可能ですよね。少年誌のラッキーエロスレベルですらもアウトにできる
— 星川月海さん (@hosikawatukimi) 2013年5月29日
1歳の我が子に授乳していた母親がその写真を父親に撮らせた。写真は警察に児童ポルノと判定され両親は逮捕。二人の子供は児童保護局に身柄を保護され児童養護施設に隔離。両親は児童ポルノの単純所持違反として起訴され、20年以下の懲役を求刑された。bit.ly/UvxjIr
— NATSUME_WhiteTigerさん (@summereye) 2013年5月29日
児ポ法なあれでTLが局地的に賑わってるけど昨年韓国で児ポ法が通過され実際にあった2つの判例がこれ。1.「成人が制服姿で出演した」AVを所持して逮捕される。2.未成年者を襲った強姦犯に「被害者の外見が十分成熟しており未成年者でないと誤解出来るだけの余地があった」との理由で減刑。
— ゆん@韓国さん (@yun_seoul) 2013年5月29日
次に、『児童ポルノ』の定義が極めて曖昧な点。あやふやな定義を恣意的に解釈する事で、幾らでもアウトのゾーンを増やせるよ、と。下の二つは極端な例のようだが、実際に海外であったお話だそうだ。また、先日ご紹介した『「嫌だから規制する」なのか──児童ポルノ禁止法改定案、その背後にあるもの(ITmedia News)』という記事にも書かれているけども、これは芸術でこれは児童ポルノ、ってどうやって線引きするのだろうか?研究目的の資料所持(医療や絵画など)と性的好奇心による所持を、どうやって見分けるのだろうか?
児ポ法改正案の二次元規制に関する方向性の問題点「技術的に二次元イラストの年齢は確定できない」「実際の被害児童の保護という観点とはほとんど無関係の動機」。前者は「子供っぽい見た目だけど大人のキャラ」と「大人だと作者は言い張ってるけど子供のキャラ」の区別が原理的にはつかない点。
— ゆんゆん探偵さん (@yunyundetective) 2013年5月29日
実在しない人物なのだから、実際の年齢など確定のしようがないわけ。そうしたら、絵柄で何となくそれっぽいかどうか判断するしか無くなる。日本のコミックの絵柄は基本的に見た目が若いので、自主規制の網を広くかけると性的表現全般にとって壊滅的な影響を及ぼす可能性がある。
— ゆんゆん探偵さん (@yunyundetective) 2013年5月29日
「俺はロリコンコミックなど読まないし、そんな気持ち悪い表現など規制されても構わない」って単純な話じゃないと言うことは改めて指摘しておく。
— ゆんゆん探偵さん (@yunyundetective) 2013年5月29日
加えて、漫画やアニメなどでは年齢があってないものも多く、上記tweetのような話も出てきてしまう。こういったややこしい事案を、誰がどうやって公正にジャッジするのだろうか?それとも、『疑わしきは罰せよ』で業界に表現自粛を促そうとでも言うのだろうか?
ロリ漫画推奨してる訳でもないけど、「単純所持禁止」てのは「今、家の中に普通にあるものがある日突然『麻薬』や『拳銃』になる」ってことだからね。反対するならもっと声上げないと、一旦法案通ったらまず翻らないよ。モデルガン規制(52年)の時は愛好家協会が裁判起こしたけど全面敗訴したよ。
— 金子賢一さん (@Kenichi_Kaneko) 2013年5月29日
「人が本を焼き捨てなければいけない」というこの異常な法律を成立させても良いのだろうか。: 篠山紀信さんにもネガごと捨ててもらうとの議員発言 – memorandum † 樋口ヒロユキ d.hatena.ne.jp/higuchi1967/20…
— みーしゃさん (@m_i_chat) 2013年5月30日
”「篠山紀信さんにもネガごと捨ててもらう」との議員による発言があったように、マンガだと原稿も燃やせというだろう。”・・・っていう可能性の指摘は、やはり漫画家にとっては恐怖ですね(^^;)。
— 赤松健さん (@KenAkamatsu) 2013年5月27日
海外の人と話して「日本は児童ポルノの単純所持を許しているのか!酷い国だ」みたいに言われたら、「虐待の記録ではなく、芸術作品や医者の治療記録も児童ポルノで、今度はそこに絵を入れての単純所持規制だから反対です」と話せば良いと思います。多分”crazy!”と言っていただけると思います。
— Yuzuru Nakagawaさん (@mishiki) 2013年5月29日
更なる問題点として、『単純所持禁止』という点がある。これに関しては過去未来全てにおいて効力を発揮する訳で、例えば懐かしの『ハレンチ学園』や篠山紀信氏が撮影した宮沢りえ『Santa Fe』を所持していた場合はアウトの可能性が高い。何もこれだけではなく、こういった表現は古今東西様々なシーンで見受けられた訳で(『らんま1/2』や初期の『ドラゴンボール』なんかも危ない)、自分の記憶の中に無いものに関しても所持していれば当然アウトになる訳だ。
この法には『自己の性的好奇心を満たす目的での児童ポルノ所持等についての罰則は、本法施行日から1年間は適用しない』とも明記されていて、要は施行されたら1年以内に処分しろ、と。それも、誰かの手に渡る可能性がある処分法では違法なので、燃やしたりシュレッドしたりしろと言う事だそうだ。この行為を焚書(ふんしょ)と呼ぶ。歴史の教科書なんかで見かけた言葉だと思うが、まさか現代の日本で見る事になろうとは。
「児童の性的被害を記録した映像媒体の単純所持の禁止」と「児童に対する性的興奮を助長する表現の規制」を同時かつ定義が曖昧なままやるとあの法案ができるよというお話。
— ルナールさん (@nikoraehu) 2013年5月30日
今上げた二つの主張は正当性があるし規制もある程度は止む無しと考えているが、定義し辛い規制対象を曖昧なまま進め、かつ規制対象と罰則をそれぞれ一つにまとめると話がおかしくなる。
— ルナールさん (@nikoraehu) 2013年5月30日
「児ポ改正されたら源氏物語読めねぇよォ!!」って今日うちの古典の先生が言ってた
— きばさん (@kibaichi) 2013年5月29日
さて、これらの問題点がごちゃまぜになった時に、どういった事態が発生するか一度考えて頂きたい。冒頭で紹介した様々な業界からの反対声明には、この法がもたらさんとする何かに対する、強烈な懸念が込められているのだ。
多くの人が何度も語ってるけど、私も。今回の児童ポルノ法、一番洒落になってないのは、漫画がどうとか、そういう以前の問題で、「警察さえその気になれば、事実上、日本全国、例外なく、全国民を、誰であろうと、恣意的に逮捕できる法律」が作られるって事なんだよ。それだけは理解して欲しいの。
— 榊一郎さん (@ichiro_sakaki) 2013年5月31日
「デザインナイフは銃刀法違反ではないが軽犯罪法違反、原稿はハサミで切り貼りできます。同行願いたい」、「では、締め切りに間に合わなくなるので、この編集部に電話して説明して下さい」「貴方が信用できる事は分かりましたので今回は結構です」なんて恣意を経験して、警察を信じるとか無理だわー。
— 土井まひろ(38):Google様の命名さん (@KENXY) 2013年5月29日
秋葉原の職質横行にしたって、自分が遭ったことのない人の中には未だに「警察がそんなことするわけ無い」「任意なんだから断ればいいんだよ」とか言う人がいるもんなあ。
— 岡野キャプテンさん (@okanocaptain) 2013年5月29日
「職務質問は違法」都に賠償命令(NHKニュース) 秋葉原の路上で警察官から違法な職務質問bit.ly/1aujcs5
— AKIBA PC Hotline!さん (@watch_akiba) 2013年5月28日
こういう部分に関する懸念もある。勿論、筋の通った話であれば警察が動く事は当たり前だと思うんだけれども、今回のようなあやふやな法案の場合は、一歩間違えればとんでもない事がまかり通ってしまう可能性がある。また、遠隔操作ウィルス事件の冤罪のような事が起こる可能性は十二分にあるだろう。
今回の「児ポ法改正案」提出は、付け入る隙が結構ありますよ。党の法務部会さえ通してないし、法務委員にも説明してないし、議論一回もしてないし、会期短いし。ドロドロに溶けた巨神兵が出てきた感じ。ちょっと早すぎたのでは。(^^;)
— 赤松健さん (@KenAkamatsu) 2013年5月29日
「オレオレ詐欺」を「母さん助けて詐欺」と、名称と実態が合わなくなったために変更したように、或いは「用務員」を差別的な誤解を招きやすいとして「校務技術員」と言い換えを促したように、「児童ポルノ禁止法改定案」も一般から誤解を招かぬよう総称で「焚書法案」とか呼べばいいんじゃなかろうか。
— 機能美pさん (@Quino_vi) 2013年5月29日
児童ポルノ法の自民党案は成立さえしてしまえば、実際に運用・摘発をしなくても、業界側が勝手に自粛・自主規制をしてくださるので手を汚すことなく「規制」できてしまうのが実に汚い。
— 山崎義武さん (@yama4yoshi) 2013年5月29日
クールジャパンってしょせんマンガやアニメを外貨稼ぎの道具としか見てなくて表現の自由はどうでもいいんだな…護憲派も票にならないから立ち上がらんという / “「焚書のような事態」――児童ポルノ禁止法改定案に漫画家協会、漫画・アニメの「…” htn.to/qJzBPX
— 多根清史さん (@bigburn) 2013年5月29日
「破壊されていいよ、マンガやアニメなんか文化じゃねぇし」が御上の本音でしょう。 RT @keiichisennsei 日本ではエロパロ同人市場が、クリエイターの温床としてマンガ家予備軍を育てる役目を担っている。ここを破壊すると誰が得をするのか?それで答えが出てくるような気がする。
— 喜多野土竜(MANZEMI販売員)さん (@mogura2001) 2013年5月30日
両親に児童ポルノ規制の話をした。「今は酷すぎるから規制されるべき」との見解。じゃあ見たことあるのか?と聞けば二人とも見たことは無いらしい。じゃあなぜ酷いと感じるのかと聞いてみたがイメージなだけらしい。つまりそう言う大人(政治家)が法律を決めようとしてるんじゃないかなと思った。
— じょまなが幸せになれば良いと思う。さん (@ivi_aimu) 2013年5月29日
これで児童に対する性犯罪を未然に防げるし風紀の乱れも取り締まれる、と本気で思ってる議員を一列に並べて鼻に全身全霊を込めたデコピンをくらわせたい。この流れの中で「クールジャパンを推進していきます!」などとハキハキアピールする議員も並んでください
— 館尾 冽Tateo Letsuさん (@tateotch) 2013年5月29日
私、小さい頃に何度かそういう目に遭ってるんですが、思春期になってようやく「ああ…あれはそうだったのか」と気付いたんです。子供は理解ができず、イヤな思いをしてもうまく説明できないから誰にも話せません。そうして過去を黙って抱え込んだまま大人になった人、結構いると思う
— 館尾 冽Tateo Letsuさん (@tateotch) 2013年5月29日
海外みたいに、学校にカウンセラーが常駐していればよかったのになー。考えを押し付けたりしない、話をきいてくれるだけの大人。なにせ私をイヤな目に遭わせたのがそろいもそろって人に物を教える職業の大人たちだったからさ
— 館尾 冽Tateo Letsuさん (@tateotch) 2013年5月29日
てな過去があるので、自分の目線からしてみれば、子供に手を出しやすいのは「子供の身近に常にいて、大人の立場をいつでも利用できる人間」なのよ。自室でエロ絵見たり描いたりする人間が一番犯罪に近いと思ってるんだったら、ちゃんちゃらおかしいわです
— 館尾 冽Tateo Letsuさん (@tateotch) 2013年5月29日
児童ポルノ規制法案に対しては、過去の小さな私を救うこともできなかったのに、今度は大人になった私を犯罪者として逮捕するのかよ、という恨みにも似た気持ちでいっぱいです。以上!
— 館尾 冽Tateo Letsuさん (@tateotch) 2013年5月29日
今回の法を提出した議員に対する意見。今回の法案が、『児童ポルノ』という強烈なフレーズの力だけで、強引に押し通されているように見えるのは僕だけだろうか。今までに挙げてきたtweetと合わせて読めば、これが一体誰のための何の法案なのか疑問を持たざるを得なくなる。
漫画やアニメが児童ポルノとして単純所持が禁止とされた時、数多くの犯罪者摘発が警察と政府の成果として発表される時が来るでしょう。しかし、そこには救われた児童はただの一人もいません。
— 七月鏡一さん (@JULY_MIRROR) 2013年5月29日
実被害者のいない児童ポルノよりも、人の醜悪さを問答無用で見せつける電車内の中吊りや、まだ曖昧な知識しかない多感な時期の子のスマホの端っこの広告に表示される下品な広告の方の方が、比較にならないほど害悪だと、1人の子持ちパパとして思います。
— 喜兵衛@ボカジャズコンピ3通販もうすぐさん (@kihee) 2013年5月29日
現状で私が考えるベターな解は、「児童ポルノ」という暴力の阻止と排除を主眼とした(組織犯罪対策や被害者のケアについてきちんと定めた)対案を作り(野党でも与党でもよろしい)、「表現規制」なる公権力による「検閲」の目論見を混ぜ込ませる余地を失わせること。
— 有坂純さん (@thorn_the_socrs) 2013年5月29日
親の立場で言わせてもらうと、効果があるかないか分からないとしても本に規制かけるより実際の犯罪者をどうにかして欲しいです。ちょんぎるとか!センサー鳴るようにするとか!プロフィール公開するとか!犯罪者の人権ですか!?本には人権無いものねぇ!楽な方規制してやった気になるなよ
— ゆかさん (@gm0yuka) 2013年5月29日
ダンスだめ。アニメだめ。砂遊び禁止。運動会や遠足はマスクを。膨大な人数となる高齢者のために年金を。但しあなたの時代は知りません。リスクも承知なら海水浴行けば?派遣社員の将来なんか知りません。どうしてどうして、こんなに子供や若者に辛い想いばかりさせるのだ。誰のための未来なんだ。。
— 毬谷友子さん (@mariyatomoko) 2013年5月29日
【本物の児童ポルノを取り締まりたい】スウェーデン国家刑事警察児童ポルノ犯罪対策班のビョーン・セルストローム班長の声明文より「架空のキャラクターのために時間を取らせるのはやめて、実際の虐待の取り締まりに専念させて欲しい」jfsribbon.org/2012/12/blog-p… #jipo
— 荻野幸太郎さん (@ogi_fuji_npo) 2013年5月28日
キライなものでもその存在を許す心がなければ、時流によっては自分の存在が許されなくなる。そこにまで気が回らないから多数派を気取っている人たちは愚かだ。勘弁していただきたい。
— 島国大和さん (@shimaguniyamato) 2013年5月29日
キライなものを、キライというだけで規制しようという浅はかな思想は本当にガッカリできる。手順と段階をちゃんと踏め。落としどころを探れ。それが出来ない人間が武器を振り回すのは目も当てられない。
— 島国大和さん (@shimaguniyamato) 2013年5月29日
こちらは今回の法案に関する様々な意見だ。また、以下の様に今回の件を『今まで好き勝手やって来たことに対する警鐘』として受け取っている人も居る。これはこれで正しい意見だと思う。何でもかんでもオッケー、というのはおかしな話なのだ。
私は児ポ法を二次元に適用するのには「反対」の立場だけど、逆に「二次元における一般流通販売物」に対してレーティングなどの法規制を策定することには「賛成」。正直、「売れればモラルなんぞ無視しても正義!」って言うことは「特に全年齢対象の一般流通販売物」には通用させちゃいけない論理かと。
— 愛瀬 雅巳さん (@MasamiYitsuse) 2013年5月30日
子持ちの母からすると今の児ポ法はともかく現状に何かの規制が欲しいのが本音。去年の女児アニメのアヘ顔コラ等、自分から敵の大量に塩贈っておいて、政治家ガーって、そりゃ庇えんわなって感じ。隠すもんは隠せや、アングラはアングラでやれや、それが出来ないなら、ある程度の規制は受けろと思う
— いぐあな(とび森・ガラパ村村長)さん (@iguipu) 2013年5月30日
「規制しようとする自公は敵」「都条例の時裏切った民主は敵」「後藤を応援したみんなは敵」「反対に動かない出版業界は敵」「反対運動をしない同人即売会は敵」「検閲に反対する報道をしないマスコミは敵」「俺の言うことを聞かないオマエラは敵」ってやってりゃ、そりゃ味方もいなくなるさね……
— アオイ模型店さん (@aoi_mokei) 2013年5月29日
エロもだけど、子供や真人間が普通の単語でググってもダメ人間のダメ会話やダメ感覚が出てきて精神ダメージを与えるのは割とヤバいような気がする。もちろんダメ人間の阿片窟は必要だけど市役所から徒歩二分では困るのだ。
— テストユーザーさん (@SiTube) 2013年5月30日
単純所持を罰するなんてバカげた法案を通される前にちゃんとしたレーティングやゾーニングをしておくべきだ。
— 死に舞さん (@shinimai) 2013年5月31日
僕自身としては、やはりこの法案には反対だ。あまりにもあやふやな点が多く、『児童ポルノ』という言葉が本来の枠を超えて首を締めに来る、というイメージしか持てない。正直、これはマズいやろという表現も幾つか見た事があるけれども、そう言った事を含めて上記の死に舞さんと同じくレーティングやゾーニング策定を先にすべきだと思っている。今のままでは誰も救われず、苦しむ人が無暗に増えるだけだろう。
締めくくりとして、この法案に対して反対活動をすべく赤松先生と共に奔走されている、ちばてつや先生(『あしたのジョー』作者)が描かれた『―と、ぼくは思います!!』をご紹介したい。
「表現の自由」とは何だろう?本当に大事なものは何だろう?と感じた時は、ちばてつや先生がWebで公開されている作品『―と、ぼくは思います!!』の一読をお薦めします。 chibapro.co.jp/?tbl=gallery
— Jコミ情報室!(2周年リニューアル)さん (@JComi_PR) 2013年5月30日
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