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2012-07-23

引かないI君

「ラーメン食いに行こう」とスキンヘッドの技術屋I君から連絡が。おお、良いね、でもどこ行くの?と尋ねたら、「めん馬鹿一代のネギラーメン」と。あー、あの火柱の出るラーメンか。って、その為にわざわざ大阪の最南端から車で来るんか。根性あるなあ。

高速にのって、片道2時間と言う行程でやってきたI君。相変わらずのスキンヘッドだ。微妙にこんがりしているのは、昨日日焼けサロンに行ったから。何で日サロ、と聞いたら、「肌が弱くて、いっつも真っ赤になるから徐々に焼いて耐性(体勢)を作ってるんよ」と。そういう用途もあるんか。ちなみに日サロ、マシンの中には全裸で入るそうだ。「要らん所まで焼けた」との事。

I君は学生時代からかなりのハードやガジェットを取り揃えており、今でも恐ろしい量のガジェットが山積みになっている。今日はそんな中から、SHUREのカナルイヤホン『SE535 Special Edition』を持って来てくれた。そのお値段、4万少々。何じゃそれ、イヤホンで4万越えとか聞いた事無い。僕も昔はヘッドホンやら何やらに拘った時期があったけど、それでもこのレベルには手を出したことが無い(金欠だったから)。「折角やから試聴してよ」との事で装着しようとするが、何か少し変わった形をしていて、どう嵌めれば良いのか解らない。そもそもカナル型イヤホン自体、数回しかつけた事が無いのだ。結果、I君が挿し込んでくれるという、シュール極まりない状態になった。36歳と34歳のオッサンが、イヤホンを付けるのに苦戦するという画。

かなり苦戦して、手持ちの適当なCDを再生してみる。ゾワッとした。おおよそイヤホンとは思えない、その音のリアルさ。気持ち悪い。カナルの性能も良くて、遮音性が高い事も作用しているんだろうけども、輪郭がハッキリ見える。古いジャズのCDを聴いたら、今まで全く気が付かなかった小さいヒスノイズまで聴こえる。こんなん付けて歩いてたら、慣れるまでは聴こえすぎて落ち着かん。いやはや、とんでもないものを持って来たなI君。ウチの10年選手であるSONYのCDR-MD570が完全に霞んで見える(値段的もかなり差があるけど)。

その後、iPhoneと新しいiPadで色々触らせて貰う。Retinaディスプレイをまじまじと体験させて貰ったが、この解像度は狂ってる。かなり大きめの画像でも、原寸大で枠が見えてしまう。フルスクリーン表示すると拡大表示されてしまい、逆にアラが見えるという恐ろしい状態に。自炊したコミックなども、相当高い解像度の筈なのに拡大表示されてる。恐ろしい。あと、pdf上でOCRを使ってテキストを認識するという技術も目の当たりにした。この辺、僕は全然詳しくないのでヒーヒー叫んでいた。魔法使いか。

一頻りガジェットや仕事の話で盛り上がり、腹も減ったのでラーメン屋に向かう。実は僕、めん馬鹿一代に行くのは初めてだ。テレビや雑誌ではしょっちゅう見かける、あの燃え盛るネギ油のネギラーメン。どんなもんかいなと順番待ちの席で見てたら、予想以上の火柱だった。大将から、「腕を後ろに回して、絶対席を立たないで、歯を食いしばって!」との声が。ここは何屋だ。

どうやらI君は、その燃え盛るラーメンをiPhoneで動画として残したいらしい。恐ろしい熱と、紙エプロンまで渡される位に油が跳ねまくるこのラーメン。iPhone大丈夫か。大将からも「責任持てんからな!でもやるんやったら絶対やれよ!」という脅し(?)を貰い、物凄いワクワクしているI君。そういや、本場ロスのユニバーサルスタジオでも、水がガンガンかかるウォータースライダーで最後までカメラ回してたよね。みんなからクレイジーって言われてたよね。程無く、燃え盛るネギ油到着。丼に一気に注がれた。

ラーメン。動画から抜きとった。 on Twitpic

一杯1,100円のネギラーメン。その価格の内の何割かは、この炎のアトラクション代なんや、と思わされた。間近で焚火を見た感じの、強烈な熱が天井に向けて噴き上がる。時間にして2秒くらいだけれども、これは知らん人が見たら絶対ビビる。I君のiPhoneは、油まみれになっていた。非常に満足げなI君。

ちなみにラーメンの方は、油が火で飛んでしまっているのか、実にあっさりした醤油味で二度ビックリ。いやはや、不思議なラーメンだった。ご馳走様でした。帰りは下道でノンビリ帰るって言うてたけど、ここからやと4時間くらいかかるんじゃ…

二人してグダッとする

猛暑の中、A君来訪。先日ニコ生のイベントを終えたばかりで、かなりグッタリしている様子。どうやらあちこち、行ったり来たりしているようだ。「落ち着く場所も無くてねえ…」との事だったので、シャワーでも浴びて落ち着いて貰う事に。ついでに僕もシャワーを浴びた。他意は無い。

事務所に戻るもグッタリしているA君。今日は先日の作業の続きをしようという事だったのだが、椅子から動けない状態。座ったまんま出来る作業はという事で、僕の書いたenchant.jsのソースを見て貰う事になった。急に元気になってくるA君。

いやはや、やっぱプロですわ。自分の事をサンデープログラマなんて言ってたけど、やっぱ10年以上現場で戦ってきただけはある。ソースの書き方ひとつとっても、実に的確で解りやすく、そして組み上げるのが早い。こんな素早くソースを書けるものか、と舌を巻いた。もっともA君の主戦場はC++なので、jsとは少し離れちゃってるんだけども、それでもかなり参考になる。お見逸れしました。

テンションも上がってきたので、例の作業を再開する。今度は僕の方がダラけてきて、畳の上でゴロゴロしながらA君の作業を見守った。今日は結局1時間ちょっとしか時間が無かったけど、下書きが幾つか出来上がって課題も見えた様子。早い所、全部下書きしてしまって次に移りましょう。

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