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探し物が見つからない所の騒ぎでは

  • 2011-02-22 (火) 0:40
  • 日常

癒されぬ街。

恐ろしく暖かいので、気分転換も兼ねて少しだけ遠回りして買い物に出掛けた。そうや、いつもの店へ服でも見に行こうと思い立って新京極へ。何か良さげなものがあるかなあと思ったら、店ごと無くなっていた。全くの予想外で立ち尽くす僕。これはあれか、また大阪心斎橋の本店へ通わんとアカンのか。折角近所で服が買えるようになったと思ったのに。

ならば靴はどうやと、手当り次第に靴屋へ入る。とある店の店員さんが、目があった瞬間「スケッチャーズのメンズ履いてる人、初めて見ました」と。凹むわ。探す間も無しか。そこいらの普通の店じゃ取り扱ってすらいないのは知っていたが、そこそこの規模の店舗に勤めるスタッフに、開口一番「無いわ」みたいな事言われたら、普通立ち直れんぞ。

その時脳裏に浮かんだのは、高校時代の思い出だった。GTホーキンスが爆発的に流行った時期があって、僕も欲しくてデカい靴屋へ行った時の事。大きいサイズが今ほど普及していなかった事もあって、わざわざ地域で一番デカい店まで来たのに、28cmありますかと聞いたら「ありません」と鼻で笑われ一蹴された、あの苦い思い出。こっちも好きで足デカくなっとるんちゃうわい。今は29cmやぞ。余計に状況悪くなっとるわ。

そもそも僕がスケッチャーズと出会ったのは卒業旅行でアメリカへ行った時。当時は聞覚えの無いメーカーだったが、履き心地の良さとサイズ展開の幅広さ(アメリカでは33cmまであった)で一発で気に入って購入したのが始まりで、以降10年以上足回りはスケッチャーズだ。かなり愛着がある。だが、心斎橋にあったスケッチャーズの店舗が姿を消し、既に関西圏では絶滅危惧種となりつつある有様。今更僕に、ナイキを履けと言うのか。

あまりの悲しさに逆上し、全く買う予定の無かった文字組版の本を2冊買って帰宅。所謂ウキウキショッピング感覚で訪れたのに、本当に泣きそうになった。

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