- 2010-02-06 (土) 0:35
- 日常
母の店で尺八ライブが開催された。お世話になったのは、商工会議所のセミナー同級生であるFさんとそのお父さんである琴古流尺八 福元嶺風先生。店が移転してから初めてのイベントという事もあり、僕らとしても気合の入ったイベントだ。お客さんは22名、大入りだ。
程無く演奏が始まったのだが、すぐにマズい事に気がついた。外からの騒音だ。僕の事務所(6畳)、荷物置き場(3畳)、ギャラリースペース(8畳+3畳)と並んでいる2階だが、僕の事務所は北大路通りに面している。そこから車の走行音がギャラリースペースまで届いてしまうのだ。ソロ演奏に騒音は大敵。事務所に飛び込んで、気休め程度にはなるかと防音遮光カーテンをキッチリ引いた。
ギャラリースペースに戻って驚いたのだが、このカーテン、距離を置けば効果が倍増するらしい。事務所内では気持ち防音、といった程度の効果が、部屋をまたぐとハッキリ防音されているのが解る。それだけキッチリ減衰されているのだろう、優れものではないかこのカーテン。有難うカーテンくれない。
ライブのほうは皿洗いの合間合間にしか観られなかったのだが、技術的な話や動物の鳴き声をイメージした奏法なども披露され、お客さんはみな満足顔で帰っていかれた。個人的には、音のフェードアウト部分に強い侘び寂を感じ、心を鷲掴みにされた。独特の揺れや波が感じられる。こういうのは、ちょっと他の楽器には無い。福元嶺風先生、有難う御座いました。
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