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インディーゲームの旅2014番外編・走り回る休息日

  • 2014-09-22 (月) 0:30
  • 日常

8時過ぎ起床。Tシャツにパンツといった出で立ちで合宿場の居間に降り、ならむらさんから「本当にパンツで歩き回るんだ…」と言われたのが朝のハイライトです。おはようございます。訳者のSさんと3人で昨日のニコ生をタイムシフト視聴、ニヤニヤする。

ところで昨日の帰り道から、ならむらさんがずっと酷いネタを放出し続けてるんですが。「いや、俺は回ってきたネタを的確に処理してるだけだから」、どの口が言いますか。「大体最後に火を付けてんのはしゅうさんでしょ」、それは否定出来ません。

身支度を整え、PANDAさんの運転で最寄り駅へ。訳者のSさんとは今日でお別れとなる。ニュージーランドでの仕事を辞めて引き払ったのに、結局またニュージーランドへ戻るそうだ。チームNIGOROの唯一の常識人、唯一のツッコミ役だったSさん。寂しくなってしまうな。来年また、帰って来て下さい。お疲れ様でした。

Sさん、ならむらさんと別れ、ここからは単独行動だ。久々の山手線に浮かれつつ予定を立てる。取り敢えず最初は秋葉原へ向かってトライアミューズメントタワーだ。秋葉原には何度も宿を取ってるんだけども、まだ一度も訪れた事が無かったので。

Googleマップ片手にグルグル回り続け、ようやく辿り着いたトラタワ。聞きしに勝るレトロゲームっぷりだった。グラディウスが並びまくってたり、壁にPCエンジンDuoのポスターが張ってあったり。

折角なのでハイテクランドセガ秋葉原にも寄る。上記の通り、ドキドキしながら新しいゲームにチャレンジしたりもした。僕は酷いレトロゲーム脳なので、新しいゲームに触れる事を極端に恐れるのだ。スト4の最新バージョンも遊んでみたけど、対戦でボコられて涙目になった。

移動して東京駅へ。ここで教え子である演劇のMと待ち合わせ、昼飯を食う事に。ミカドに出入りして「キメラビースト可愛いよね」と言ってのけた、あの19歳のJDである。夏にも顔を合わせたんだけども、今日はガッツリ話を聞かせて貰うからな。あ、来た来た。

折角ここまで出てきたんやから何か東京らしいモン食いたいなと話すも、既にランチ時間を過ぎており飲食店街全滅、何とか見つけたカレー屋で難を逃れた。後から教えて貰って解ったんだけど、このインデアンカレーの本店って大阪…よりによって東京で大阪…美味しかったけども…

口を開く度、衝撃的な体験談を話すM。一体東京で何があったんや。以下、Mの伝説を箇条書きで。

  • 高校時代にソフトボール部に所属、顧問から「お前キャッチャー」と即指名、握力が60kgを超える
  • 父親だと思っていた人が母親の彼氏で、最近正式に結婚して名字が変わった
  • SPを見かけてテンションが上がり、話し掛けに行って大説教を喰らった
  • しかしその後もめげずに話し掛け、最近では会釈をして貰うように
  • 衝撃的な店名のレストランでウェイトレスのバイトを行うも、何故か大工仕事もこなす
  • 常連である歌舞伎町のオカマバーのママさんからスカウトされる(Mは女性です)
  • 刺激を求めて上京したものの飽きたので海外留学申請を出している

本当に何があったんや東京で。歩くネタの宝庫になっとるやないか。こんなツワモノに育てた覚えは無いぞ。おおよそ女子感といったものが感じられず、僕は涙するほかに無かった。

「ちょっと伊東屋にノート買いに行きたいし、ついて来て」とM。イトーヤ?何それ、八百屋?「恥ずかしいから人前で絶対言わんとってやそれ」、怒られた。だって知らんモンは知らんのやもん。聞けば伊東屋というのは銀座にある超有名な文房具屋で、知らない人は居ないんだとか。という事はあれか、今から銀座行くのか僕。怖い。

東京というのは異質な街だと前々から思っていたけども、ひょっとして一番カオスなのって銀座なのかもしれない。アンバランスの極致みたいな建物の並びにギャーギャー叫ぶ僕。特に上記のビルとミキモトのビルが、申し訳ないけども気持ち悪くて近寄れなかった。いま写真で見てもサブイボが出る。三歩歩いてはツッコミを入れ、三歩歩いては悲鳴を上げ、Mから可哀想な人を見る目で見られる僕。無理だ、僕やっぱ東京には住めない。半泣きになりながら買い物終了、駅まで送って貰ってMとはここでお別れとなった。次は関西で、みんなの前で伝説を披露してくれ。

再び山手線に乗り、続いては田町へやって来た。覇王ことクアッドアローの小野口さんに呼び出されたのだ。「ウチの秘密兵器を見せてあげよう」との事で、早速車内へお邪魔させて頂く。居たよ、広報部長のウエンディだ!

東京の悪い大人達がしょっちゅうtwitterに上げていたウエンディ、ようやくのご対面だ。来年のBitSummitくらいまでは会えないかなあと思ってたので非常に嬉しい。ウエンディは人懐っこく、デカい僕にも全く臆する事が無い。地面に這って写真を撮る僕、必死に注意を惹きつける覇王。僕ら平日のオフィスで何やってんですかね。

そして大本命である秘密兵器、通称イワシトルネードを体験。権利上の問題で公開する事が出来ないんだそうだけども、これは…!表現もさることながら、技術的な部分にも興味が出て矢継ぎ早に質問した。マージーでーすーかー。いやこれ、どうにか公開出来ないんですか。あああああ。更に覇王から、今後のとあるプロジェクトについて話して貰った。Indie Stream Fes中にそんな話を!

覇王と別れ、再び一人に。田町駅前で色々風景を撮影し、さてこの後どうしたもんか。千葉へ戻るのにはまだ早いので、適当に上野辺りを散策する事にした。事前知識はゼロである。上野動物園くらいしか知らん。

改札を出てから、ふとそんな事を思い出した。数えてみて15年も経ってて苦笑する。ところどころ見覚えのある風景があって懐かしい。いやあ、若かったね。

地図を見て、アメ横がすぐそこにある事が解ったので足を延ばす。看板を見て驚いたんだけども、アメ横って『アメリカ横町』の略じゃなかったのか!大阪のアメ村(アメリカ村)って、ここから来てると思ってたのに。どうやら関西人はみんなそう思っていたらしい。

少し奥の方へ入ると、良い感じにゴミゴミした商店街が出てきた。アジアンマーケットもかなり多く、無国籍状態になっている場所も。このカオス具合は好物だ。さて飯を食う場所はと…ちょっと一人では入りづらい所が多いかな。もう少し歩いて様子を伺う事にする。

一旦駅前まで戻ってきたところで、何とM2のほりいさんから有力な情報が。地図を見ながら目的地である珍々軒を目指す。さてどの辺りかな…って、あれ…

面白過ぎて、シャッターの前で一人大笑い。傍から見てたら危ない人だっただろう。結局近くにあった天丼てんやに吸い込まれてしまい、これにて東京の旅は終了となった。明日はもう、東京へ来ることは無いのだ。山手線の発着メロディを聴く事も、しばらくは無いだろう。旅の終わりはいつも寂しいものだ。さらば東京、また会う日まで。

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