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インディーゲームの旅2014・生き残れ最終日

  • 2014-09-21 (日) 0:30
  • 日常

6時間寝てNIGORO合宿場を出発。テンションだけで1日持たせた昨日と比べて、今日は体力もある。ちゃんと丸一日TGSに参加するのは今日が初めだ。去年も昼から参加してたしね。さてさて、一体どんなものが見られるのやら。昨日とは打って変わって素晴らしいお天気となった幕張メッセ、最終日始まるよ。

人をダメにするコーナーで荒ぶるならむらさん。

開場まで1時間余り。NIGOROブースの準備は出来ているので、軽く辺りを歩き回った。昨日は余裕が無くてあんまり見回せなかったんだけども、改めてデカさを思い知らされる。まだお客さんが入っておらず見晴らしも良く、余計にインパクトを感じる。ポカーンとしながら眺めていたら、あちこちのブースで朝礼が始まりだした。ブースから人がぞろぞろ出てくるんだけども、スタッフの数が尋常じゃない。コンパニオンの数もハンパ無い。

開場前のインディーゲームコーナー。こちらも徐々に人が集まってきた。4日連続で出展されているチームも多く、既に疲労困憊な人も。頑張りましょう、あと1日です。家に帰るまでがTGSです。

さて、お客さんはどんなもんかいな…と外に出てみたらエラい事になっていた。昨日も雨のなか長蛇の列を作っていたけども、今日はもっと長い。この時間帯で既に端が見えない。一般参加で入場してくるtaigooooさんたち、大丈夫だろうか。

昨日と同じく、30分前倒しの開場。あっという間に人だらけになった。ただやはり、昨日と同じく直接インディーゲームコーナーへやってくる人は少ない。ノンビリ構える事にする。

ボーッと様子を伺っているうち、明らかに昨日より勢いがある事に気付き不安になってきた。昨日でも十分大入りだったのに、あれ以上にお客さんが来たら身動き取れんようになるんじゃ。写真は混雑前のブース内でOculus Riftを堪能するPANDAさん。遊ぶはゲーム菩薩さんの水没都市だ。

そうこうしているうちに、お隣にあるニコニコブースでインディーゲーム特集の生放送が始まった。Nyamyamの東江さん、NIGOROのならむらさん、そしてToydeaの松田さんが壇上に上がる予定だ。トップバッターの東江さん、いつもの落ち着いた口調で頑張っている。TENGAMIを実際にプレイして貰いながら、様々な突っこんだ質問に答えていた。

続いてならむらさん、こちらもLa-Mulana2を遊んで貰いながら質問に答える。ゲーム開始直後は流石に紳士で優しいならむらさん。しかしプレーヤーが慣れてくると、徐々にいつもの…

ひょっとしたら僕、消されるかもしれない。

3人目となる松田さんのドラゴンファングの紹介も終わり、ここから3人揃っての質疑応答タイム。これまで以上にぶっちゃけ質問・ぶっちゃけ回答が多く、登壇者も大笑い。いや、真面目な質問・回答も沢山あったんですけどね。

あと何で僕のほうガン見するんですかならむらさん。登壇中でしょうがね。

1時間の生放送、滞りなく終了。この番組はインディーゲームだけに特化した内容になっていて、特別なゲストが出る訳でも何でもないんだけども、これだけビッシリ人が入ってくれているのは嬉しいものだ。皆さん、インディーゲームに興味を持ってくれただろうか。

と、ここで後ろを振り返ると物凄い状況になっていた。人の海、人の山。大きな流れが出来ていて、すぐ隣にあるインディーゲームコーナーに戻るのも一苦労だ。

人をかき分け、ちょっと寄り道。ピグミースタジオさんのブースにやって来た。先日の日記にも書いたんだけども、今回NIGOROさんはLa-Mulana2だけではなくLa-MulanaEXを持ち込み、移植開発元であるピグミースタジオさんのブースに試遊台が用意されていた。4つあるPSvitaには常時お客さんが付いていて、工場長(社長)の小清水さんが常時アドバイスを出している。また、驚いた事にブースには鞭を持ったコンパニオンさんが。

再びインディーゲームコーナーへ。既にここも人の波にのまれていた。聞けば大手ブースのメジャータイトルは開場間もなく長蛇の列になっていて(120分待ちもザラ)、遊びに餓えたお客さんたちがインディーゲームコーナーに集まってきているようだ。ブースは50もあるし、待ち時間も短いとあって大盛況に。コスプレイヤーさんも遊びに来ている。去年は見かけなかった光景だ。

NIGOROさんの通路を挟んだ隣、NyamyamさんとOnion Gamesさんを覗くと、結構な頻度で女性のお客さんが付いていた。世界観やキャラがウケているようだ。PANDAさんは非常に非常に悔しがっていた。

エスカレーターからホール3を望む。朝の写真と比べてみると、どれだけ凄い事になっているかお分かり頂けるのではないだろうか。インディーゲームコーナー、ホント良い立地よね。

インディーゲームコーナーへ戻る。先日のIndie Stream Fesで見かけたゲームも多々あり、早速受賞盾をディスプレイしているチームもあった。上記の写真はGangs of Spaceさん。また、コスプレイヤーさんが対応をしているのはToydeaさんのドラゴンファング。彼女らを撮影する人も多く、異彩を放っていた。

僕が遊んだ中で面白かったのは、はるばるオランダからやって来たTwo TribesさんのTOKI TORI 2+。Wii U向けのアクションパズルゲームだ。主人公は歩く以外、『ジャンプ』と『歌う』だけしか出来ないんだけども、その2つで他の動物の気を引いて障害を乗り越えていく。実際にアクションさせて、結果を見るだけでも楽しいゲームだ。

また、沢山の開発者さんから「あれヤベェぞ!」とオススメして貰ったのがPush Me Pull You。公式サイトには「Cooperative physics-based sumo-soccer」って書いてある。なるほど解りやすくてヤバい。老若男女、国籍問わず遊んだ人からキャーキャー言われる人気ぶり。キモカワイイと言えば良いんだろうか。ゲームの横では作者さんがハンコを使ってキャラで絵を描いていた。全体的にシュールである。

と、そこへ青いシャツを着た人がミネラルウォーターを配りに来た。よく見たら、SCEJAの伊東章成さんじゃないですか。えええ、今回のインディーゲームブース実現に尽力した伊東さん自ら!恐縮です…ところで青いシャツと言えば、海外のチームに同じシャツをプレゼントした所、それを着たまま『人をダメにするコーナー』でゴロ寝、SCEJAの人がサボってるように見えたという悲劇が。やめてあげて下さい。

あっという間に時は過ぎ、TGSも終わりに差し掛かろうかとした時にビッグイベントが。めざましテレビのクルーがインディーゲームコーナーへ取材にやって来たのだ。しかもインタビューをされたのは実況娘たち。さあここでNIGORO愛を発揮…って何でTorqueLのTシャツ着てるんだ山猫さん、昨日La-Mulana2のコスプレしてたでしょ。遠くのほうからNIGOROさんと悪い大人達が「裏切り者ー!」と小声で叫んでいた。

17時、TGS2014閉幕。明るくなったホール内に次々にトラックが入り、業者さんたちが巨大ブースを物凄い速さでバラしていく。勿論、僕らインディー勢は自分たちだけで片付けを行った。どうにかこうにか、今年も生き残る事が出来た。遊んでくれた皆さん、本当に有難うございました。

恒例となってしまった土下座、いや崇拝大会。ボス人形を供え、それを悪い大人達が崇めるという謎の儀式だ。この時、真後ろで大魔神のような表情をしていたならむらさん。撮り損なってしまった。

さて、ここでTGS2014を振り返ってみよう。今年のTGSは去年と比べて、何もかもがパワーアップしていた。一番パワーアップしたのは、言うまでもなく会場スペース。別館の中ホールから本館のど真ん中へ。来場者数は倍増どころの話ではない。また、魅力的なインディーゲームが各方面から飛び出し、メディアでの露出が増えた事も大きかった。週刊ファミ通、電撃PlayStation、4Gamer、INSIDEの4社によるメディアアワードが新設、インディー部門も用意され盛り上がった。更に、インディーゲームの受け皿となるコンシューマハードの充実もあった。少しずつ少しずつ、インディーゲームに光が当たり始めている、そんなイベントになったんじゃないだろうか。去年の悔しさが、少しだけ晴れたように思う。さてさて、来年はどんな展開が待っているんだろうか。

ならむらさんが最終形態に突入した所で、さあ打ち上げだ。

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