- 2012-02-25 (土) 0:30
- 日常
絵描きのS君の誘いで、西院で飲む事になった。何か最近やたらと西院づいている。正直、ここ数年までは西院が何処にあるのかすら知らなかった僕。ディープな街である。twitterを見ていたら「本屋で立ち読み中」とS君がtweetしていたので、背後を取ってみた。ここだけ見ていればバカップルのようだが、残念ながらただのオッサンの飲み会である。
連れていって貰ったのは、西院屋台村。名前は聞いた事があるけど、どんな所かは知らなかった。というか、S君も知らなかったらしい。店内は屋台を模した8つの店が並び、ど真ん中にカウンターが並んでいるという変わった形。大変な賑わいを見せていた。現金でもチケットでもOKという事なので、1,100円分のチケットを1,000円で買い、さあ何を頼もうかと辺りを見渡したら豚足があった。あるのか豚足。頼んだ。美味しかった。
ともあれ、酒を片手にガッツリと話をする。事前に僕のブログを全部読んだというS君。大抵の事を知ってくれていてビビる。仕事の話、結婚の話など色々したのだが、その中でも『MADテープ』の話が熱かった。本人はすっかり忘れていたようだが、僕はあの日の出来事を事細かに覚えている。日本橋(恵美須町)のソフマップへ、中古のMSXソフトを漁りにいった帰りに、ウォークマンで聴かされたMADテープ(ニコニコ大百科に解説が)。あまりの衝撃にテープをダビングさせて貰い、按摩師のN宅で開かれた忘年会(当時高1だったか)にてラジカセで試聴、大変な事になった。まさか大阪芸大の学生が作っていたとは…
いや、ちゃんと真面目な話も沢山したんですよ。家のローン話とか、会社の話とか。そういう話が出来る程度にオッサンになった訳ですよ。でも頭ん中はずっと昔と変わってなくて、あの3階建てのカッコ良い家や、サークルのキャンプ、学生時代のオンボロアパート(『トキワ荘』と呼んでいた)、自由奔放極まりないS大学、そんなんばっかりが蘇る訳ですよ。良い時代やったよなあと、ホントに思う。でもS君は家庭を持って、家も買って。肩や僕は、毎日マンガみたいな無茶苦茶な生活を送っていて。それでいて、お互いの生活を羨んでいる。不思議な感じだ。
春先にはウチの事務所近くに引っ越してくるS君。恐らく、これから顔を合わせる機会はどんどん増えていくだろう。ついでに、子供さんに色々しょうもない事を覚えさせたいと思っている。電気按摩は、もう少し大きくなってから。
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