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2012-01-14

30代なので控え目に

昨年末にやれなかった忘年会。A社長の一声で、居酒屋新年会を開催。「1人3,000円で食べ放題飲み放題やから」と、ちょっと大丈夫かと思うようなお店を見つけて来てくれた。メンバーは、A社長、I社長夫人、厚着のT、A君、僕。今日は大阪組や四国組(一人だけど)は残念ながら来られなかった。

通された部屋はなかなかに狭く、お座敷タイプではあるが妙に机が高い。店内に流れる、謎の80~90年代ソング+アニソン。何だこの店は。でも出てくる料理は一般的な居酒屋。でも、何かおかしい。

この面子が集まれば、いつでもゲームの話ばかりになる。手始めにA社長の会社の話、A君の東京話などでワーワー盛り上がる。androidやiPhone
取り出しては技術的な話で盛り上がるが、僕だけついていけない。それにしても、ここに居るプログラマ3人ともお給料が止まった事があるって、どうなんよ。その他ヤバ過ぎる話がバンバン出てくる。今更ながら、IT業界怖い。

それにしても、オーダーの通りが悪い。食べ放題飲み放題とはいえ、これ頼んだっけ?というようなオーダーがバンバン届く。逆に届かないものも多く、スンマセンけどチェックして下さいと言ったらまとめて全部届いて大変な事に。大食漢のA社長やA君(!)も、流石にこの量はキツい。僕も必死で食う。ちょっとエクストリームスポーツ化してきた。

それでも「まだチャンジャ茶漬けなら入りそう」とA君。正気か。どうしてもチャンジャが食べたいとの事でオーダーしたら、バカデカい茶碗に入った茶漬けがやってきた。崩れ落ちるA君。悪いけど、僕らは助ける事が出来ない。

結局、店を出る頃には全員気持ち悪くなるくらいに食い散らかし、二次会に移る体力も無く解散。僕もバスで帰宅したが、ホントに危うく出そうになった。もう若く無いんだし、食べ放題ではもう少し自重しようと誓った。

お客さん from china

喫茶店の夕方。この所、それほど忙しくもなく落ち着いた店内に、またも創業セミナーの仲間がご来店。中国は東北(ドンペイ)地方出身のSさんだ。あの『中国嫁日記』の月さんと同じ出身地。早い再会を喜んだ。

Sさんは中国の方で、11年前に留学で来日。東京で勉学に励み、その後様々な仕事を経て京都へやって来たそうだ。名刺を貰って驚いた。京都でも指折りの企業だったのだ。話をしていて確信した。Sさんは、日本人以上に勤勉で真面目な人だ。恐らくここに至るまで、相当の苦労があったに違いない。

聞けば、年末にその会社を辞めたそうだ。奥さん(同じく東北地方出身)や2人の子供さん(来年小学校に入学)と一緒に中国へ帰り、独立をするとの事。日本で食べたパンの美味しさに感激した奥さんが、是非中国でも広めたい(中国のパンは美味しく無い事で有名)と京都で修業を重ねたそうだ。Sさん自身は、輸入品売買をやりたいとの事で、創業セミナーへ様々な勉強をしに来られていたと。このまま日本で暮らすか、それとも中国へ戻るか。相当悩んでの決断だったそうだ。

二人で話をしている所へ、常連のお客さんがやって来た。元教師のご夫婦Hさんと、名古屋から帰ったばかりのバイクのSさん。同じテーブルに座って、僕も交えて5人でゆっくり話をする。面白かったのが子供さんの話で、5歳と2歳のお子さんは、既に習わぬ関西弁をハキハキと喋っているそうだ。「子供の頭って、ホントに柔らかいですよ」と苦笑するSさん。元教師のHさんは小学校の先生だったので、笑いながらしきりに頷いていた。

また、割とデリケートとも言える日中関係の話についても、バイクのSさんが踏み込んだ。いわゆる『反日思想』についてなのだが、これが驚くほど冷静な分析で答えられていた。「結局、中国の中に居ると共産党に思想を押し付けられちゃうんですよ」と。みんながみんな、そうでもないですよ、と落ち着いた口調のSさん。経済用語までバンバン飛び出して、僕らは圧倒されてしまった。このレベルの日本語を習得しようと思ったら、相当頑張らなければならない筈だ。あまりに流暢なので、先に話していた他のお客さんはSさんが中国の方だと気付いていなかった。

「春先には中国へ戻るんですよ」とSさん。折角仲良くなれたのに、寂しい限りだ。だが、「輸入業を始めたら、日本と中国を行ったり来たりしますから」と笑顔だった。日本を発つ前に、今度は家族で遊びに来て下さるそうだ。楽しみにしたい。

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