- 2011-10-19 (水) 0:30
- 日常
A君来訪。11月3日のイベントに向けて打ち合わせ。過去の資料を引っ張り出しながらネタ出しをしていたのだが、今日は大物があった。A君が学生時代に使っていた、MOディスク5枚。ドライブが死んでしまって見られなくなっていたそうなので、僕の兄からドライブを借りてきた。A君本人も何が入っているかが思い出せないそうで、思わぬものが出てくるのではと二人でワクテカしていた。
が、僕やA君のマシンでドライブを上手く認識してくれない。USB接続なので簡単だろうと思っていたのだが、どうやらWin7や64bitには対応していないようだ。まあ2000年初頭の製品だもんなあ。仕方なく古いXPのノートを持って来て接続。ちゃんと認識した。中身が確認出来た時、A君が叫んだ。こんな興奮してるA君久々だ。さあサルベージ開始。
次の瞬間、ブルースクリーンを吐きだす僕のXPノート。
いやいやいや。読み込んだだけでそれは無いでしょ。焦って再起動、再チャレンジをするも、しばらくするとブルースクリーンになる。ドライブに耳を当ててみると、何か回転が引っかかってるような音が。何度か試して解ったのだが、どうもこのMOドライブ、数分動かしていると止まるらしい。一瞬頭を抱えたが、ちょっとずつコピーすればサルベージは可能なようで、こまめにコピーしてはMOドライブをリセットして回転を維持。1時間ほどで、何とかサルベージは完了(1枚だけ上手く読み込めなかった)。
かくしてサルベージされたデータ。ほとんど修学旅行前夜といったテンションの僕らが最初に見つけたのは、謎のwavファイル群だった。躊躇わず再生、カモン。
かくして再生されたのは、A君の向かいの部屋に住んでいた、伝説のT君が唄う『キン肉マン』の悲惨なED替え歌だった。伝説のT君。800人から入る大ホールでの作品発表会で、自作の奇声リミックスBGM付きゲーム(?)を平然と公開した男。変人変態揃いの学内でも、あれほどの逸材は他に居なかった。スピーカーから流れる14年前の彼の声に、A君も僕も床に崩れ落ちる。A君は痙攣している。僕は涙が止まらない。打ち合わせ所では無くなった。
この他にも、ちゃんと貴重なデータが数多く発掘されたのは良かったのだが、最初に伝説のT君が出てきてしまった影響で、データを発掘する度に学生時代のバカ話が飛び出して作業が進まない。「今日はここ、完全に学生時代の空気やわ」とA君は涙を流していた。
それにしても、お互い意外と知らないエピソードが残っているものだ。長い付き合いなので、大抵の事は知っていると思っていたんだけども、ビックリするような話がポンポン飛び出す。当日、3時間で足りるのかこれ。
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