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2010-11-29

Wikileaksがやりました

尖閣映像も衝撃的だったが、こちらは規模が違う。いやー、困る人が大勢出てくるんやろうなあ。個人レベルでもこれだけの騒ぎを引き起こせるんやから、情報社会ってのは恐ろしいくもあり面白くもあり。やっぱ機密情報はペーパーメディアのほうが良いんじゃないですか。

見慣れぬ番号

お土産はイスラエル発のチョコレート、Max Brenner。

夜に見慣れぬ番号から着信。出てみたら、ニューヨークへ出張している役者のYさんだった。唐突過ぎて驚いたが、「今近所に居ます」と言われて更に驚いた。どうやら休暇を取って、京都へ帰ってきているそうだ。折角なので遊びに来て貰った。

Yさんがアメリカへ旅立って半年。何となく1年くらいかなあと思っていたのだが、そんなものらしい。という事は、まだ1年半あるんやねえみたいな話をしていたら、「ひょっとしたら延長するかもしれません」と。向こうの職場でも普段は日本語ばっかりらしく、意外と楽だという話も聞かせて貰った。

苦労している事と言えば、治療費がバカ高いとか。歯医者の治療で、神経を抜くのに数十万かかるなんて話を聞いて卒倒。どうやら保険の適用範囲が日本と異なるらしいのだが、それにしても…ただ、治療はごく少ない回数で済むらしいので、そういう意味ではちょっとは納得出来る価格、だろうか。

危険な出会い・アップライトピアノ編

予定よりずっと早く仕事が終わったので、その足で四条大宮へ。JEUGIAでピアノの椅子を買って帰る事にした。先日相手をして貰ったスタッフのNさんに、再び相手をお願いする事にする。

椅子のほうはほぼ即決で、普通のヤツを選んだ。13,000円程度。後から考えれば当たり前なのだが、これ、自分で組み立てるらしい。てっきりそのまんま箱に入れて持って帰るモンやと思い込んでいて、こりゃバイクじゃ積んで帰れんなあと思ってバスを使おうと思っていたのだが、十二分にバイクに積めるやんこれ。僕は阿呆だ。

で、椅子だけ買って帰るのも味気ないので、またちょっとピアノを触らせて貰った。若いのに営業が上手いスタッフのNさん、腹の探り合いと言うよりは、もう既に腹を丸出しで会話させて貰っている。そんなNさんの一押しアップライト、YAMAHA YUS5を触らせて貰った。

これ、凄い。とてもアップライトとは思えない。鍵盤の木がちょっと独特で手触り抜群。深さもあってタッチがすこぶる気持ち良い。更に、楽譜立ての部分やサイドに穴が開いていて、ちゃんと前から音が聞こえる。アップライト特有の篭もった感じが全く無いし、何より音が非常に立っている。ストライクゾーンド真ん中。音色には個人によって好みがあると思うが、僕にとってはこれや、と確信めいたものがあった。で、価格を見て後ずさる。希望小売価格120万。

他のアップライトやグランドも触らせて貰ったが、YUS5ほどグッと来るものが無かった。どちらかと言うと丸い印象の音色が多く、大人しい印象を受けるものがほとんどだ。YUS5は、ここにあるピアノのどれよりも攻撃的に映る。恐らく探せば攻撃的なグランドピアノも見つかるだろうが(ジャズバーのKAWAIのように)、そんなもん置くスペースも無いし、だいいち価格がヤバ過ぎる。いや、120万でも十分ヤバいのだが。ちょっと、頑張って貯金しようかな、と。

座り語心地も悪くない。

8kgほどのピアノ椅子を抱えてバスに乗り事務所へ。11年前、20kg近いクラビノーバを大阪日本橋から持ち帰った僕だが、今は8kgでもかなり堪える。つくづくバイクにしときゃ良かったと。帰ってすぐに組み立てを行ったのだが、この椅子、国産で、しかも浜松産じゃないか。素晴らしい。今の事務椅子より最低座高がやや高いが、慣れれば事務椅子としても使えそうな好感触。座禅も組める。

京田辺アドベンチャー

誰も居ない片町線。

打ち合わせで京田辺市へ。京都に33年も住んでいながら、正直、一度も行った事が無い場所だ。地下鉄→近鉄→JR片町線と乗り継ぎ、やってきたのは藤阪駅。ここで先日枚方でお会いしたO社長(今はCEOになったそうだ)に迎えに来て貰う事になっていたのだが、電話をすると「申し訳無いけどタクシーで来て貰える?」との事だった。

言っちゃなんですが田舎。でも隣の駅は新興住宅街。

全く知らない土地。方角すら解らず、手元にあるのは新会社の住所のみ。おまけにこの駅、どうやら利用客がかなり少ないらしく、タクシー乗り場はおろか、目の前の交差点は柵で囲まれており、タクシーを止める事すら難しい。というか、タクシーが見当たらない。そもそも需要が無いのか気付かれないのか、どの車も猛スピードで走っている。とにかく情報が欲しいので、携帯からGoogleMapで住所を打ち込み、周辺地図を引っ張り出した上で近くにいる人に聞き込みをしてみた。何かアドベンチャーゲームみたいじゃないか。

幸い話しかけた人は親切で、色んな事を教えてくれた。「この駅の一つ手前か向こうの駅なら、タクシー乗り場やバスがあるんですよー、ここ、ホントに何も無い駅なんです」と。うおおどうすりゃ良いのか。どうやら新会社は山のド真ん中にあるらしいのだが、そっち方面へ向かう車は絶望的に少ない。タクシーを拾える可能性があるのは、やはりこの交差点のみか。柵から身を乗り出しながら、10分以上待っただろうか、ようやく空車のタクシーを発見。救助船を見つけた遭難者の様な身振りで必死にアピールをし、柵の無い場所までダッシュしてようやくタクシーゲット。

さて、ここからが問題だ。GoogleMapと住所だけが頼り、果たしてこれでどこまで行けるのか…と思ったら、このタクシー、カーナビがついてるじゃないか。有難い、ここいらのタクシーはカーナビ付いてるんですねと聞いたら、「いやあ、もう一人のドライバーが個人で付けたもんなんです」と。これをラッキーと言わずして何をラッキーと言うのか。慣れない手つきでカーナビを操作して貰い、目的地が判明。当たり前だが、携帯のGoogleMapよりずっと解りやすい。

が、目的地に近づくにつれ目標とする建物などが無くなり、車内は不安に包まれる。岐路に差し掛かる度、多分こっちじゃないかなあ、みたいな感じで細い道を進む事数分。運転手さんが新会社の看板を発見。やった、辿り着いた。we can do it.

とてもデカい。

で、往復2時間半で肝心の打ち合わせは30分ほどで終了。だが、大きな収穫のあった30分だった。職場も大人の子供心をくすぐりまくる所で、見ているだけでも全然飽きない。何より、スケールが違い過ぎる。来年が楽しみだ。

やたら可愛いトンネル。

帰り道、携帯でメールの返信に勤しんでいたら片町線で乗り過ごした。気付いた時には同志社前駅。降りて気がづいた。ここ、単線だったのか。

そう簡単には盗まれない駐輪方法

制作過程を見ている内に、ひょっとして…と思っていたら、その上を行かれた。まさに、その発想は無かったわ。実用化したら色々問題がありそうなシロモノだ。

宇宙開発とバグ

「イトカワの砂を確認!大成功です!」
「万歳!」
「さあ皆で祝杯だ!」
「おめでとう!おめでとう!」
「金属球が出なくて泣いたことも今じゃいい思い出だな!」
「この雰囲気なら言える!実はあれの原因はおれの…」

笑った。でもこれ、複合的な要素が絡んだバグだと思われる。簡単に責められるものではない。

>有人宇宙飛行はできませんね。
>こんな簡単なバグをつぶせないようでは。
 
その発想は間違っている
試験出来ないバグは簡単なバグなどではなく,潰すのが非常に難しいバグだ
組込系では実地にテストするのが難しい異常対応処理のコードにバグがあって作った意味がなかった-という話は良くあるものだ
 
有人宇宙飛行のような高信頼性が要求されるシステムでは,試験を念入りにおこなった上で,バグは完全に無くせないことを前提にさらに独立して実装した別系統の制御システムも加える
たしかスペースシャトルの飛行制御システムは複数のコンピュータの多数決+別機種のコンピュータ・別実装のバックアップ系という構成になっていたはず
バグや故障の存在を前提とした信頼性保証を目指すという発想が出来なければ有人宇宙飛行は出来ない
それが米国人と日本人の違い
(はやぶさはもとより一発勝負だし,失敗したって人が死ぬわけじゃないから,そこまで考えてないし考える必要もない)

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