- 2010-01-05 (火) 0:45
- 日常
作業中に恩師F先生から電話があり、地元の居酒屋で飲みながらUSBメモリを診てくれと言われた。Win7ノートを抱えてお邪魔する。居酒屋でノートPCを広げるというのは人生初だ。先生と会うのは2年振りくらいで、前に比べると少し痩せた印象を受けたが、未だ現役バリバリで安心した。
F先生のUSBメモリは256MBの古いもので、どうやら差し込んだままPC起動→OS見つからないよエラー→タイミング悪く引き抜き→「フォーマットされていません」エラーという、ありがちで致命的な状態に陥っていた。幾つかのソフトで中を覗いてみたのだが、残念ながら全てのデータが完全に吹き飛んでいた。お力になれず申し訳ありません。
USBメモリ繋がりで聞いた話なのだが、今は学校内でUSBメモリを使う事は禁止されている上、どうやら監視システムまで導入されているらしい。恐らくウィルス感染を避ける為と、情報漏洩を防ぐ為だとは思うが、一般的な企業より結構進んだシステムを導入しているなと感じさせられた。教育実習生が知らずにUSBメモリを差して、大騒ぎになったとか。色々と面倒な時代になったものだ。その割にPC自体は10年くらい前のものらしい。
それにしても、F先生とGmailの話なんかをする日が来ようとは夢にも思わなかった。僕は専門的な話になりそうな時、必ず身近なものに例えて説明をするのだが、今日はCPUのデュアルコアについて、部活時代の種目で説明してみた。やはりお互い共通の分野があると、話が早い。
その後、古き良きアウトローな学校生活の裏話なんかも沢山聞かせてもらえた。結構無茶な話も多かったのだが、それが許されたのが昭和の良さだと思う。思えば生徒もみんな無茶をしたものだ。それが今では、何かと責任を問われたりする事が増え、良い意味で尖った生徒が出て来ない事に危惧を抱いているそうだ。根性論だけでは物事解決出来ないが、根性論が無ければ乗り越えられない壁もある。
年を食えば食うほど、教師という仕事の大変さが解るようになってきた。立派に子供を育て上げる先生を、僕は心から尊敬する。