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2014-08-16

悪い大人たち、お盆に再び来襲

昨年のお盆に開催された、悪い大人達による店をジャックしてのゲーセン喫茶。今年も開催と相成りました。しかも今回は、もよよん師匠( @dodompa45 )が初参戦。あの、ハードとソフトの魔窟を形成している、もよよん師匠です。

が、この日は朝から尋常ならざる雨が降っていまして。TL上に見たことも無いような京都の光景がバンバン流れてくる。これ、去年の台風直撃よりもヤバいよな。今日は大文字の送り火なんやけど、開催出来るんか。

そうこうしている内に18時、どうにか雨も治まってきたな…と思った所へもよよん師匠一家が現れた。それも、大量のハードとソフトを抱えて。あまりの持ち込み量に、オカンも目が点になっている。師匠、本気出し過ぎです。土砂降りの中、よくこれだけ積み込みましたね。

ここ、ついさっきまで、常連のお客さんがノンビリ珈琲を飲んでたのにね。たった数分で全く違うお店に早変わりですよ。師匠とほぼ同時に来訪したtaigooooさん( @taigoooo )親子、あまりの状況に半笑い。去年でも十二分に凄かったのに、それを一瞬で上回ってしまうもよよん師匠の圧倒的物量。

続いてNIGOROさん部隊が到着、惨状を見たPANDAさん( @shoji_nakamura )とduplexさんの顔が引き攣っている。サミエルさん( @Samieru_NIGORO )は既に師匠宅で体験済みなので笑っていた。何とか現状を飲み込めたduplexさん、喜び勇んでx68kの前へ。「いやーやっぱり良いですよねx68kは!」とグラディウスで遊び始めた。

で、背後はこれですよ。グラディウスの後ろで別のグラディウスが動いてる。恐らくいま地球上で、こんな狂った環境で遊んでるのはウチだけだろう。こちらのグラディウスをプレイするのは「コミケ行きの夜行バスに乗る前に、1時間くらいお邪魔します」と滋賀からやって来た樹さん( @ARTIFACTS777 )。taigooooさん達は神奈川からの帰省ついでだし、PANDAさん達は奈良だし、サミエルさんは兵庫だし。何なんだこの人ら。

指をくわえて見ているのは関東悪い大人軍団。特にさとうさんは参加を熱望されてたんだけども、流石に千葉からは遠過ぎた。いや、予定さえ会えば普通に乗り込んでくる人だと思いますけども。

異次元環境に異次元ソフトの組み合わせが続く。「いやー、家じゃこんな事出来ないでしょ?これだけ環境揃わないもんねえ」って、ほぼ全部一人で持ち込んでるじゃないですか師匠。少なくともいま稼働してるの、全部師匠の持ち物ですよ?

ここで樹さんが意外な才能を発揮、「レイフォースだけはやり込んだんですよ」とノーコンティニューで最終面までやって来たのだ。サミエルさんとduplexさんによる解説入りプレイで大盛り上がり。「じゃ、これコンティニュー無しでクリア出来たら夜行バス乗って良いですよ」とPANDAさん。どういうプレッシャーのかけ方ですか。結果は残念ながら1コンティニューでのクリアだった。いやいや、十分凄いです。

キリが付いたので一旦休憩、「実は五山の送り火、見たこと無いんですよ」と樹さん、taigooooさん、もよよん師匠の奥さんが言ったのでお連れする事に。徒歩5分くらいで送り火を見られる場所があるのだ。ただ、急がないと終わっちゃうかも。腐れ縁であるハンペリオン( @hanperapera )も連れて、急ぎ観覧ポイントへ向かった。それにしても面白い組み合わせだなこれ。僕以外とは全員がほぼ初対面なんだけども、ゲームと言う共通項だけですぐに仲良くなれる。師匠の奥さんも、実はゲーマーなのだ。

幸いにして終わる寸前の送り火を見る事が出来、みな満足して店へ戻ったら更に酷い惨状になっていた。アウアーアーアー(解らない人はググって下さい)初めて見ましたよ。もよよん師匠とサミエルさんが嬉しそうにダメ出ししながらプレイしている。更にファミコン版を見ながらサン電子の技術力を称えるという、並大抵の人ではついてこられないディープ過ぎる世界へ突入。ここで樹さんはタイムアップ、PANDAさんの車で京都駅へ。気を付けて行って来て下さいね。

入れ替わるようにしてMaruchuさん( @Maruchu )が来訪。なんとこの人、コミケ帰りにわざわざ京都で下車して、そのままウチへ寄ってくれたのだ。そこまでするか。ゲーム機の方はスーパーカセットビジョンが満を持して登場、映像ケーブルが見当たらなかったので、適当にその辺の余ってるケーブルを割いて(!)無理やりアンテナ線入力に差し込んで(!?)画面表示させている。力技も良い所だ。てか、それで映るんだ。

参加者の大半がスーパーカセットビジョン初体験という事もあって、コントローラを取り出す所から盛り上がる。当然ソフトの内容も解らない。適当に『パンチボーイ』というカセットを挿してゲームスタート。うん、まず何をしたら良いのか解らない。上記の動画を見ればなんとなくルールも解るんだけども、何ら手掛りの無い状況から始めたので超手さぐりだ。だが、それが面白い。みんな口々に「これどついたらええんちゃう?」「何か押せた!」「うわ手ぇ伸びた!」と大騒ぎだ。完全に子供の夏休みである。

ここで再び小休止、ゲームから離れて、もよよん師匠のドット絵講座が始まった。つい先日見せて貰ったテクニックを、どうしても皆さんに見て貰いたかったので。恐ろしい速さで仕上っていくドット絵を見て茫然とする皆。誇らしげな僕。いや僕なにもしてないんだけども。冷静に考えたら、この場に居る半数以上がプロのゲームクリエイターなんよな。

話は更にディープなゾーンへ。「ファミコンのカセットって、こうやって傾けて挿すと、バグってBGとスプライトが見分けられるようになるんですよ」と師匠、店内に大きなざわめきが。これあれだ、ニコ動にアップされてる『BGとかスプライトとか色分けしてみた』を物理的に実現してるんだ。てか、何でそんな技知ってるんですか。

そして今日一番の笑いが生まれた、『星をみるひと』のプレゼン大会。噂には聞いていたけど、実際動いてるのを目の当たりにして話を聞くと破壊力が段違いだ。涙が止まらない。

この日最後の主役となったのは、映像作家であるFocha!の重光さん( @achabox )。「初めて触ったゲーム機はスーファミ」というピチピチの20代である。「ファミコンのスーパーマリオ、初めてやりました!」という発言に全員(taigooooさんの息子さんである猫号くんも)衝撃を受け、電源を切らずにカセットを引き抜こうとして止められるなど大騒ぎ。そうよね、ファミコン初めて触ったんやもんね。クルクルランドをプレイして貰ったんだけど、これがまた面白かった。実況動画を見ているようで、全員からツッコミが入りまくる。コインが数枚めくれた所で僕が図柄を当てるとブーイングが。だってー。

そして皆が「あー」「うわー」「そっち…いや違…」など悶絶した『バベルの塔』。「パズルゲームの、チュートリアルの1面としては理想」と全員から大絶賛だった。実際良く出来たゲームで、僕も大好きだ。散々苦労して重光さんがクリアした2面を、たった2手でクリアしてみせたりして全員大笑い。重光さんも相当気に入ったようで、「これバーチャルコンソールとかで無いんですか?」と聞いていた。

夜中の4時を回り、良い時間になってきたという事でお開きに。みんなで分担して片付けるも、僕はこの辺りから記憶が相当怪しい。皿を洗ったりしながら、半分寝ていたのだ。何とか持ち堪えて明朝6時頃、皆を送って無事解散。丸半日レトロゲームにまみれゲーセン喫茶は幕を閉じた。去年があれで、今年がこれだと、来年は一体どうなってしまうのか。またのご参加をお待ちしております。

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