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2014-08-23

あと、1日

朝9時、府立文芸会館着。大道具を降ろし、一旦店へ車を置きに行って、再びホールへ戻る。10年前の舞台に比べれば小さいんだけども、それでもキャパ400人のホールはとてつもなく大きく見える。

何とも言えない気分になってきた。子どもたちがやってくるのは昼からなんだけれども、これを見てどう思うだろうか。流石にプレッシャーを感じるだろうか。

お昼過ぎ、子ども達がやって来たので本番と同じメイクを行う。衣装も着替えて、準備が出来たらホールの前で声出し練習。担当するのは、東京からわざわざ帰って来てくれた役者のNだ。今年の春に就職で上京、SEとして働いているんだけれども、今日明日の為に夜行バスで戻って来てくれたのだ。有難い。また、メイクや着替えのほうでも、10年前の実行委員長であるデザイナーのSちゃんが帰って来てくれた。お母さんも戻って来てくれて、まさにフルメンバー状態。懐かしいなあ、こういうの。

部隊の準備が出来たのでホールの中へ。普段、自由奔放過ぎて走り回っている子どもたちが、怯んだ。そうか、やっぱり自分らでも怯むか。大人でも緊張するわこんなん…と思っていたんだけれども、しばらくするといつもの元気さを取り戻して走り出した。委縮するよりはそのほうがずっとええわな。

さて、僕は僕で準備をしなければならない。観客席の最後部に設けられたPA卓には音響助手用の席があり、BEHRINGERのアナログ卓と業務用CDプレーヤーが3台あてがわれていた。プロの音響Wさんに挨拶をして、簡単な説明を受ける。構成はシンプルなので、ここで躓くような事は無いだろう。実際に音を出させて貰い、どんな感じかを掴んでいく。Wさんのほうでは子ども達の声を拾うマイクを担当、仕込みから調整まで流石の技術を見せて下さった。あの20chくらいあるの、全部一人で捌くのか…

本番の舞台を使っての稽古が始まる。照明などのチェックも入るので、少しずつ止まりながら進めていく。ここで音出しやフェーダー操作に慣れておかなければならない。舞監のHさんや脚本演出をやっている役者のMさんから、音の方にも細かいチェックが入る。僕の台本は、どんどん赤く染まっていった。

19時過ぎ、本日の練習終了。正直自分の事で手一杯で、子どもらの事を見る余裕が無かった。まあ舞台には沢山スタッフも居るし、僕は僕の持ち場を勤め上げるだけなんだけれども、それでもここまで余裕が無くなるとは思わなかった。しっかり反芻して臨まないと、明日痛い目にあいそうだ。

泣いても笑っても、明日が最後。

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