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2013-07

連荘祇園祭

「今からそっち行くんですけど、空いてますか?」とPANDAさんから電話があったのは17時半。ちょうど演劇のA先生宅で新しいPCの見繕いをしていた所だった。先週、「折角関西に引っ越した事ですし、一度祇園祭を体験してみたかったんですよ」と電話があったんだけれども、ギリギリのギリギリまで仕事があったそうで、宵山に参加出来るギリギリのタイミングで家を飛び出したそうだ。時間が無いので、電車ではなく車での出撃。ウチの店まで来て貰ったら交通規制で遠回りになりそうなので、そこそこ四条界隈に近い従兄弟の家へ来て貰う事になった。

「予定では19時過ぎに着くみたいだけれども、何処までナビを信用出来るか…」とPANDAさん。蓋を開けてみれば案外混雑も無く、19時半に到着。一人お留守番をしていた次女のYちゃんに、ウキウキで行ってきまーすと告げたら嫉まれた。挨拶もそこそこに歩きだす。目指すは四条大橋。近年近寄る事も無かった、一番人出のエグいゾーンだ。

道中、衝撃的な話を聞かせて貰いながらやって来ました四条大橋。思ったほどの人出では無いけど、それでもそこそこ…と思ったら、「土日の秋葉より少ないですね」とPANDAさん。何ですって。「新宿の通勤時とか、もうちょいエグいんですけどねえ…普通ですね」、ちょっと何を言ってるのか解らないです。やっぱり僕、東京には住めない。そのまま西へ進撃、フジイダイマルの辺りでPANDAさんの元同僚であるTさんと合流。Tさんは東京在住で、たまたま京都へ観光に来ていたとの事。つまりこれは、僕が全力で観光案内せにゃならんパターンか。大丈夫か。

知識をフル動員しながら西へ西へ。長刀鉾は有名だからまだ説明は出来たけども、函谷鉾や月鉾の解説なんかはよう出来ませんわ。前々職時代に知った知識で、鉾の立て方やら祇園界隈でのイベントやらを説明する僕。必死です。道中、TさんからPANDAさんの昔話なんかを聞かせて貰い興味津々。

昨日は西洞院通を南に下がったので、今日は北へ行ってみる。動かない蟷螂山にカクッと来た後は屋台タイム。「関西に来たら粉モン食べないと!もう何でも美味しいから!」とPANDAさん猛プッシュ。頂きます。屋台でこれ200円は安いよ。美味しいよ。

続けざまに射的屋へ。僕は先日痛い目に合ったので、PANDAさんのスナイプぶりを横で見ていたら5発中2発命中、そのうち1発は見事に景品を棚から撃ち落した。おおーゴルゴやーと驚いてたら、何とゲットした景品を横に居た子供にプレゼントした。何も取れなかった子供は大喜び、親御さん頭下げまくり。「いや、江戸文化ってそういうモンなのよ、祭りなんかだと年上の人間が年下の人間に、ってね」と照れるPANDAさん。やだ、カッコイイ…

蛸薬師を東へ曲がって、新町を南へ下がっていく。南観音山だ。「鉾と山ってどう違うの?」という質問に、デカいのが鉾で小さ目のが山、じゃないかなあ…という不安な返答をする僕。山って人が乗れないモンやと思ってたけど、よくよく考えたら南観音山って人乗ってるよな。と言う訳で正解は、こちらのサイトに詳しいです。途中、町内や家々の家宝などを見て喜ぶ3人(僕も入ってます)。「こういう雰囲気良いよねー!」と喜んで貰えて何より。

と、ここで謎の移動式コンチキチンがやって来た。何だこれ、初めて見るぞ。この後、四条寺町の辺りに同じ形の移動式コンチキチンが町内ごとに集結していて、順に何処かへ向かって歩いていた。

そう言えばPANDAさんはCANONの単焦点レンズで撮影しまくってたんだけれども、これが軽いわ明るいわ速いわ(オートフォーカスを切ってたとの事)で、こういう人ごみでの撮影に抜群の威力を発揮していた。物凄く羨ましくなったので、マクロレンズか単焦点かもう一度悩もうかと思っている。

気が付いたら3時間近く歩いており、山鉾の提灯も畳み始めたのでお開きに。四条烏丸までTさんを送って、そこから僕とPANDAさんは再び四条大橋を目指して歩きはじめた。折角なので宮川町も観に行きますかと誘い、お茶屋さんなどを見ていった。夜の静かな宮川町には雰囲気がある。写真撮れば良かった。

最後に近場のうどん屋さんでひやしうどんを食いつつ凄いマジメな話をした後、解散。途中、もう2つほど衝撃的な話をサラッとされたけども、詳しいリリースはまだ先になると思うのでその時に。久々の祇園祭連荘だったけど、楽しかった。

宵々山ライブと山鉾巡り

恒例の宵々山ジャズライブに出掛ける。今年はいつもより出番が早く18時スタートなので、明るい内からバスに乗って四条大宮へ。もう少し遅い時間なら、交通規制の事も考えて地下鉄やら阪急やらになるんだけどね。少し早めに会場へ着いたので、久々に王将1号店で皿うどん食ってみた。外へ出たら道路がずぶ濡れになってた。この短時間の間に何が。

会場へ向かうと、楽器やら舞台やらを拭いているジャズバーの面々が。聞けば1曲目開始直後に超にわか雨がやって来たらしく、これから2曲目やるんよとフルートのKさんが苦笑していた。気の毒に…と思ったら横から呼び声が。あらま、変態デザイナーのYさんこと姉さん。「今日は休日やから、S君見に来てん」とベーシストのS君を見てハアハアしている。毎日顔を合わせてるのに、まだハアハアするか。おのれリア充。

気を取り直してライブ再開。今回は広島から急遽参戦されたテナーサックスのFさんも飛び入り参加されたりで、壇上が派手な感じに。雨で避難していたお客さんも徐々に戻り始めて良い雰囲気になってきた。最前列に居た小さい子が生ライブに興奮して踊り狂っているのが微笑ましかった。先日問題が解決したMU128も活躍しているようで何より。

1時間ほど演奏があって、他のバンドとタッチするとの事なのでここで一旦お暇、祇園祭の山鉾見学に向かった。写真で見るとエゲつない人出のようだけども、実際は意外と歩きやすい。雨が続いた影響もあって気温も30度を下回り、祇園祭とは思えない快適さだ。取り敢えずいつものちまきを購入してブラブラ歩く。

月鉾や長刀鉾はもう散々見てるので、今年は少しメインから離れた場所へ行ってみる事にした。室町通を南へ下がって、そこから西へ移動してみると船鉾に行き当たった。雨よけのナイロンがかかっているのが残念だけれども、なかなかの迫力だ。

岩戸山。コンチキチンの様子が正面から見える。演奏がキチンと整っていて音の通りも良く、個人的に一番印象に残った山鉾だった。

あちこちウロウロして、良い時間になったので再びライブ会場へ。2ステージ目が始まった所だった。立ち見が出る程の満席になっている。頑張って全員分の写真を撮影。折角なのでいつもとは違ったものを、とチャレンジしたのがこちら。

Photoshop先生の手助けもあるけども、ちょっと面白い感じになったんじゃないかなと。ちなみにスモーキーな感じになっているのは演出ではなく、傍にあった焼き鳥屋の屋台から出てた煙です。これがまあ良い匂いをさせてましてね。

22時くらいにライブも終了、みんなで荷物を運んで店まで持って行って、お疲れ様でした。バスに乗って帰宅、今日はiPhoneもフルに使ったのでバッテリーが初の10%台まで低下していた。危ない危ない。頑張りつくしたので、風呂に入って倒れ込むように就寝。

A一家、参上

土砂降りの雨のあと、A社長・社長夫人と先日産まれたばかりの長男を連れて来店。落ち着いた頃にこっちからお邪魔しようと思ってたのに、まさか先制されようとは。いらっしゃいませ。雪の新年会以来やな。

初めての対面となる長男のT君。まだ首も座っていない。座布団に寝転がる姿はA社長に瓜二つである。ウチの喫茶は赤子でも小さいお子さんでもウェルカムで、常連さんが喜んであやしてくれるという至れり尽くせりな環境だ。例に洩れずT君モテモテ。オトンオカンは一段落。お疲れさん、慣れん事やから大変やろうと聞いてみたら、「平日昼間は付っきりで話し相手も居らんから、ストレスが…」と夫人。そうよなあ、もうちょっと近所に誰か居ればなあ。そういや飼い犬は?「どうも赤ちゃんに嫉妬してるみたいで、危ないから1階に隔離してる」との事。ホンマ色々大変やなあ。T君は人前では大人しく、プライベートでは割と泣くらしい。

A社長のほうは、最近プログラマとしてよりもプロジェクトリーダーとしての仕事がメインになってしまったと苦笑していた。「えーよなー、俺も何かゲーム作りたいわー…」と言うので、A君たちが待ってるよ、とインディーズの世界に誘ってみた。一度遊びに来てみたらええんちゃうかな。きっとお互いに良い情報交換が出来る筈だ。あと、もう少し早く家に帰れるようになったらええね…そっちの業界も大荒れやしなあ…

そう言えばA社長の家、改装をするらしい。新しい家やんと思ってたんだけども、実は昭和中期に建てられた家で、雨漏りやら結露やらが酷いとの事。外壁を残してフルモデルチェンジなんだそうだ。「年末には終わって欲しいなあ」との事だったけども、また忙しい時期に重なってエラいこっちゃな。しばらくは集まりも他所でやらんとね。ウチがベストかな。

1時間半くらい話し込んで、A一家は帰っていった。合間合間に何枚も写真を撮ったんだけども、その中で一枚、家族感あふれる良い写真が撮れた。こういうの見るとグッと来るなあ。結婚して11年、待望の第一子おめでとう。良ければいつでも息抜きに来て頂戴な。

IE6ではCMYKのjpg画像は表示出来ない

今年もコミケが近づいてきたな、そろそろ…と思ったら、案の定アパレルのAnaからヘルプコールが。HTMLベースで作品集を作っているんだけども、どうしてもトップページのボタンが表示されないらしい。どうやらIE6など古いブラウザだけの現象のようだけども、何じゃそれ。ソースを見てみた所、去年僕が作ったものそのまんまで問題無し。画像ファイルの名前も半角英数小文字で問題無し。えー、何でこれで表示されんのよ。

うわああああ、これやああああ。調べてみたら全部CMYKになっとるやないか、どうなってんのよ。「ごめーん、Illustratorで切り出したのをそのまま…」ええい、画像はちゃんとPhotoshopで『Web用に保存』を使って出力せんか。30分も悩んだわ。ともあれ良かった良かった、頑張って量産するんよ。

プロのデザイナーvs現場の素人デザイナー

  • 2013-07-12 (金)
  • CM

SmapのCDジャケットやユニクロの新ロゴなどを作ったデザイナーが、セブンイレブンの自動カフェをデザインしたんだけれども…後はリンク先を見て貰ったほうが早いと思う。これ物凄く興味深い現象じゃないだろうか。デザイナーには申し訳ないけども、現場における宣伝広告の良い練習になってると思う。各店舗それぞれに個性があって、かつ全体的な傾向もあって、見れば見るほど面白い。素人なりに物凄い頑張ってるのが伝わってくる。

良いプレッシャーを貰っています

twitterのお陰で、素晴らしい技術者さんに囲まれる機会が増えた。それと同時に、自分のイケてなさを感じる瞬間も増えた。だもんで、勉強をしている。少しでも良いものを出せるように、頑張ってます。

階段でコンバンハ

実家の階段を降りていたら、壁にヤモリが居た。家の外壁にくっついてるのはよく見かけるけど、家の中で見たのは初めてだ。これ君、何処から入って来たかね。害虫駆除に協力してくれるのは嬉しいけども、出来ればお外でお願い出来ないかね。すばしっこく動くヤモリをやっとこさ捕まえて、玄関の方へ配置転換。今後共何卒宜しくお願い奉り候。

間違った善意の話

このデマが流れて来た時、リストに入れられただけでどうやって乗っ取るんよと疑問を持った。おかしいと思ってtweetを辿っていったら、あまりネットに詳しく無さそうな人が発生源に。うん、やっぱり間違ってた。

セキュリティに対して関心を持つ事は大事だし、備える事も大事なんだけれども、間違った情報を元に注意喚起したら後々困った事になるよ。今回の件に関しては「ネガティブ発言した人を狙ってリスト入り」なんて尾ひれまでついて、いたずらに恐怖心を煽っちゃってる。いざこざの元まで作ってどうするんよと。こういう構図は、震災の時にもよく見かけた。善意でやってるのかもしれないけども、不確かな情報を元に大声を上げて注意喚起する事は、人の足を引っ張る事になりかねんよ。

「地獄への道は善意で敷き詰められている」という言葉は、「わかりやすい悪」よりも「善意の間違い」のほうがはるかに恐ろしく、危険だということを実にうまく表現していると思う。

これらの問題を非常に上手く説明している記事に辿り着いた。是非読んで頂きたい。

扇風機を止めたら死ぬ

猛暑日が続いている。ボジョレーみたいな当たり年が続いているようだが、今年の暑さはちょっとタチが悪い。去年まで冷房無しで我慢できていた僕がそうそうにやられてしまった。何とか今日一日は冷房無しで耐えきったけど、仕事に支障が出るようでは意味が無い。明日からは受け入れて冷房を入れようと思う。パンイチ、ここに敗れる。

何でも無い事を新鮮に

ハッとした。こういう感覚、誰しも小さい頃に持ってた筈だ。別に電子書籍をDisってる訳でも何でも無いんだけれども、単純に、こういう何でもない事を新鮮に感じられる嗅覚がボケている事にショックを受けた。人間誰しも歳を食えばそうなるのかもしれないけれど、それでも失いたくない、この感覚。

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