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帰ってきた『MS P ゴシック』

  • 2011-09-04 (日) 0:30
  • 日常

Windowsでヒラギノを入れると、ブラウザ上で恐ろしく汚い字が表示される。そんな悲劇に直面して丸一日。とにかくどうにかして読み易いフォントに変えなければ、仕事にならない。泣く泣く『ヒラギノ』をアンインストールしようとしたのだが、諸悪の根源である『ヒラギノ角ゴ Pro W3』だけがシステムに噛んでいるようで、どう頑張っても削除出来ない(セーフモードでもダメ、Unlockerは使えない)。絶望的な気分に。以下、試行錯誤した順で箇条書きにしてみた。ブラウザはFirefoxクローンの『Pale Moon』を使用。

  • Pale Moonのデフォルトフォントを『MS P ゴシック』に強制固定→『メイリオ』などを使っているサイトが検証出来なくなる
  • Greasemonkey』でフォント部分のCSSを書き換える→サイトごとの優先順位をいちいち記述しないと、上記と同じ結果に
  • gdipp』でブラウザ上でもアンチエイリアスをON出来るように→『MS P ゴシック』まで印象が変わってしまう

絶望的。何をどうやってもアンチエイリアスが無い『ヒラギノ』から逃げられない。こうやって対策を探している間にも、様々なサイトでかのフォントが精神を蝕んでくる。想像以上のキツさだった。しかしようやく光明が見える。Firefoxのアドオンで、任意のフォントを別のフォントに差し替えるという『Font Replacer』を発見。これで『ヒラギノ角ゴ Pro W3』を『MS P ゴシック』に切り替えられれば…と思ったら、何とこのアドオン、公開を停止していた。発狂。

だが、運良く別のサイトにアドオンが残っているのを発見、早速ダウンロードしてみたらFirefox4までしか対応していないと来た。これはアドオン『Add-on Compatibility Reporter』で無理やり乗り越えられる。全ての設定を終えた後、恐る恐る自分のサイトを見た。そこには見慣れた『MS P ゴシック』が表示されていた。

ただ、これはあくまでFirefox上だけ書き換えられたというだけで、IEやChromeで閲覧すると、バッチリ『ヒラギノ角ゴ Pro W3』で表示されてしまう。まあ僕は他のブラウザは検証時にしか使わないので、今の所弊害は無いのだけれども。とんだ騒ぎになったものだ。

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