- 2011-02-28 (月) 0:35
- 日常
前職でお世話になった元同僚のTさんが、今年の春に結婚して埼玉へ越すらしい。事前にちょろっと話を聞いていたのだが、これまた元同僚である陶作家のHさんから「同窓会も兼ねてお祝いやりましょう」と連絡をくれたので、四条烏丸まで出て行った。夕方の四条烏丸は知り合いに遭いそうで怖い。
会場には15人ほどの人が集まっていた。前職でお世話になった元同僚Mさんとも、1年ちょっと振りの再会と、ふと横を見ると見覚えのある方が。まじまじと二人で顔を見合わせ、あまりの衝撃で固まった。前々職の組織で理事をされていた、漆職人のIさんじゃないか。何故ここにと尋ねたら、「いやー、Tさんとは昔っから仕事で付き合いがあってねえ」と。伝統工芸関係の繋がりがあるとはいえ、世間狭すぎ。
後は飲んで騒いで…と思ったら、大トラで有名なTさん、今日は車だから飲めないとか。主賓が飲めないとはどういう事かと。というか、Tさんは飲んで本領を発揮するタイプやのに、と思ったら真横で陶作家のHさんが壊れた。在職中にみんなで何度か飲んだけど、こんな壊れ方する人じゃなかったのに。たった1年で一体何が。
僕の横には元同僚のMさんが座っていた。Mさんはまだ職場に留まっておられるのだが、ここ1年で起こった様々な話(主に人事系)を聞いた。Mさんには申し訳ないが、改めて会社を抜けて良かったと思った。と言うより、Mさんが気の毒だ。明るいニュースは何一つ無かった。
そのまま3時間くらいワーワーやって、たらふく食って飲んで、みんなで陶作家のHさんを介抱しながら解散。Tさんのお祝いなのか何なのか解らなくなってしまったが、楽しかったので良しとする。
同僚のTさんとは、短い会社生活の中でも結構接する機会が多く、また年齢も近いと言う事で随分仲良くやらせてもらっていた。ストレスばかりが溜まったあの会社で唯一楽しく過ごせたのが、Tさんの所属していた小さい部署だった。K常務が居て、K課長が居て、会社の生き字引である恩人Tさんが居て、カメラのKさんが居て、ショップのOさんが居て、陶作家のHさんが居て、僕の前任者であるデザイナーのYさんが居て。あの部署に、僕はどれだけ救われた事か。Tさんとは同時期に退社したのだが、それ以降も随分お世話になった。本当に本当に感謝している。新天地でも頑張って、是非幸せな家庭を築いて欲しい。有難う。