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2010-04-23
いっぱいいっぱい
- 2010-04-23 (金)
- 日常
舞台の本番前日、朝から現場入り。周りのスタッフはみんな舞台慣れしており動きがテキパキしている。素人は僕だけ。心細くて仕方無い。邪魔にならないよう手伝いをし、合間に素材用として写真を撮りまくった。こんな時でしか撮影出来ないものも多いので楽しい。
途中、若い音響のIさんと話が出来る機会があった。音のプロと話をしたのは久しぶりで、機材やケーブルの話で盛り上がった(僕はついていくのに必死だったが)。恐ろしい事にこの現場、キャノンケーブルが一切備わっていないそうだ。その流れで、「ゲネで使いたいんですが、手持ちでゴッパありますか?」と言われ、数秒考えて理解した。ゴッパとはSHURE SM58、超定番のダイナミックマイクだ。先日僕が持ち込んだSHURE SM57の姉妹品である。ゴーナナならありますよ、と答えたが、よく考えたら手持ちのキャノンケーブルが1.5mしかない。僕のゴーナナは出番を迎える事無く帰宅する事になった。
ミーティングで明日の入りが遅くなりますと言われ喜んでいたら、緊急の仕事電話がかかってきた。何だこの奇跡的なタイミングは。ちょうど空いた時間で作業出来そうだが、これで寝貯めは中止。確認したい事もあるので、時間のある内に小一時間ほど事務所に戻らせてもらう事に。現場が近いのが幸いだった。
事務所に戻って短時間作業。限られた時間で色んな事を全部済ませてしまう。何だかんだ言いながら、結構気に入るカタチに仕上げる事が出来て満足。メールを送って、すぐ演劇の舞台へ戻る。2つの綱渡りを同時に渡ったのは、これが初めてだ。
現場に戻って、今度は音源の修正作業。要望のあった部分をカットしたり繋げたりするのだが、メインPCは光学ドライブが死んでいるので、わざわざCR500を持ち込んで一緒に作業。電源確保できる場所がほとんど無く、廊下や階段でPCを立ち上げ作業していた。また、データの移動にはデジカメのSDカードを使用。さながらサバイバルをやっている気分だ。音楽ファイル整理をしていなかった為、何度か混乱。猛省する。
ゲネプロが始まる頃には全ての作業が終わっていたが、流石に身体はボロボロだった。幾つか判断ミスをして、無駄が出てしまった事が悔やまれる。劇自体は順調に仕上がっているようなので何よりだった。後は明日の本番を迎えるだけだ。出来る事は全部やった。
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