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さようなら爆音仕様

  • 2010-04-21 (水) 0:30
  • 日常

こんな小さい部品のせいで。

朝からバイク屋に原チャを持ち込んで、例の爆音を修理してもらった。てっきりマフラーに穴が空いたと思っていたのだが、ガスケットという部品が消耗して、そこから音が漏れていたそうだ。

驚いたのは、僕が症状を伝えただけで原因を特定し、5分ほどで修理してしまったバイク屋さんの技術力だった。分解もせずに一発で患部を探し出すとは…素人から見れば神業に見える。が、よくよく考えてみれば僕もPC修理で似たような事をやっていた。解ってしまえばそんなものなのかもしれない。

このガスケットという部品、昔は石綿で作られていたそうだ。石綿と聞けば発がん性物質、と悪いイメージしか思い浮かばないが、実際はかなり優れた素材で、これに並ぶ性能を持つ素材は今の所存在しないらしい(均一に消耗していくから長持ちする)。「僕らなんか石綿吸いまくって仕事してましたからねえ」と少し暗い笑顔のバイク屋さん。何と声を掛ければ良いのか。

何にせよ、これで爆音から開放された。威嚇と勘違いして道を譲られたり、遠くからでもこっちを振り返られたり、住宅街に音が反響しまくったり(これはシャレになってなかった)、もうずっと平身低頭で走行していた日々とはおさらばだ。元々かなり音の小さいバイクだったので、その差が恐ろしいほど体感出来る。普通である事がこれ程幸せだとは思わなかった。

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