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2009-08

芸術の夏、食欲の夏

。

昼になると西日が部屋に攻め込んでくる為、ここ数日は外に出るようにしている。まずは平安神宮前の京都府立美術館へ。実は今まで一度も来た事が無かったのだが、中は想像以上に近代的で書籍も膨大、何より読書スペースが無茶苦茶充実していた。もう少し空いている時に、改めてお邪魔しようと思う。昔の新聞資料なんかも充実していて、古い新聞を読みながら、何か刑事モノのドラマやマンガにありがちなワンシーンぽいなと思った。

続いて、二条高倉にある『月と6ペンス』というカフェへ。アパートの一室を改造して作られたセンスあふれるお店で、コーヒーはもとよりパン等も非常に美味しい。実はこちらの店主とうちの母が知り合いで、以前に移動サンドイッチ屋さんをしていた時から色々とお世話になっていた。基本的には一人でお邪魔して、店内にある本を読みながら静かに過ごすのがこのお店のマナーだ。サンドイッチはテイクアウト(¥500)も出来るので、お近くに来られた方は是非。ちなみに我が家では、移動サンドイッチ屋さん時代に毎朝家族でサンドイッチを奪い合うようにして食べていた。

あまり歳を食った気がしない会議

一見マジメ、その実態は。

久々に子ども演劇時代のスタッフが集まり、同窓会の話をする事になった。先日キャッチボールをした三塁のKや、電撃婚をしたYちゃん先生も、この演劇時代の仲間だ。スタッフのみんなに会うのは2年振りくらいで、どれくらい変わったかなと楽しみにしていたのだが、ほとんど何も変わっていなかった。あまりにも変わりが無さ過ぎて、逆に嬉しかった気もする。法律のSちゃんが国家公務員になったくらいで。いや、これは凄いか。

会議のほうは決める事もそれほど無いので、近況報告についての話で盛り上がった。その話をしている中で、この2年の間で僕は相当のスキルを手に入れた事に気が付いた。どれも必要に迫られてのものだったのだが、今となっては仕事にかかせないものばかりだ。そう思うと、ああ自分もそれほど捨てたもんではないなあと思えた。

僕がこの仕事を始めたのは、このメンバーと舞台を作ったのがキッカケだ。このメンバーや子ども達と出会っていなければ、多分、今日の僕は居なかっただろう。

そんな思いをよそに、法律のSちゃんが学生時代に傍聴したという爆笑下ネタ裁判の話で夜は更けていった。表現力が試される、実にハイレベルなトークだったと思う。『不能犯(Wikipedia)』とはよく言ったもので。

MyCuppa Mugs

マグカップの内側に色相環のようなものがプリントされていて、淹れたコーヒーの色と比べて味の濃さ等を見極める、というシロモノ。発想が面白い。国内で販売されていたら、多分買っていたと思う。お値段は£10.00。

これだけ回ったのに

これは恵文社。

一乗寺の恵文社カナート洛北大津PARCOパワーセンター大津イオンモール草津と原チャで走り回り、結局何も買わなかった。色んなものを探して走り回っていたのだが、満足したのは一番最初の恵文社だけで、後は然程良いものに巡り合えなかった。

恵文社ギャラリーではSTUDIO BAKUBAKUというグループが作った、パペットを使ったストップモーションアニメが上映されていた。すぐ側には実際に使われたであろうセットが置いてあり、本当に良く出来ていて興奮。思った以上にパペットは大きく、これをストップモーションで撮影するのは相当骨が折れるだろうなと思わされた。

びわ湖ホールからの眺め。

その後、山中峠を通って滋賀県へ。走り屋対策の細かい溝に足を取られつつ峠を下った。実は恩師に会いに行く為に滋賀へ来たのだが、生憎今日は部活が早仕舞いだったようで会えなかった。

仕方が無いので草津のイオンまで行ってみた。「草津は全部イオンにやられた」というスーパーのKの言葉を思い出し、どれほどのもんかと期待して行ったのだが、想像を遥かに超える超弩級のショッピングモールだった。『城壁』と呼んでも差し支えが無い。交通の便もすこぶる良く、確かにスーパーのKの言う通りだと思わされた。実際、ここ以外のモールは閑散としていた(閑散としたモールを見るのは辛い)。

ただ、肝心の中身はというと、僕はそれほどグッと来なかった。単に好みの問題なのかもしれないが、ここで欲しいものが全部揃うという感じはしなかった。あと、無闇に大き過ぎて移動が辛く、ショップを探すのだけでもかなり苦労する。モール内における店ごとのレイアウトは秀逸だと思ったが、もう少しカオスな部分があっても良い気がする。

帰ってからは、流石にちょっと歩き疲れたのかグッタリした。

世界中が見つめる10秒間

解り易い。

僕らが小さかった頃と言えば、カール・ルイスやベン・ジョンソンが最速で、授業中にこっそりテレビでオリンピック中継を見させて貰って大興奮したのを思い出す。あの頃から比べて、0.3秒以上速くなったという事実。ウサイン・ボルトのパフォーマンスは、現代科学での理論値を超えたらしい。ちょっと恐ろしいぐらいの進歩、いや進化か。

実際にこのレベルの人が側を走ると、どういう風に目に映るんだろうか。

五山の送り火

右の大文字。何か一箇所欠けかかっていた気が。

妙と法。まさかこれで一つとカウントするとは…

舟と左大文字。舟の下のほうは、何かが邪魔をしていて見えない。

お世話になっているジャズバーのママさんより、五山の送り火が一望出来る秘密の場所を教えてもらった。と言っても、とあるビルの屋上なのだが。

点火ギリギリのタイミングで屋上に上がると、そこは人で一杯。よく見たら、そこら中のビルの屋上も人で一杯になっていた。この辺りに住んでいる人は良いなあと思っているうちに点火が進み、全ての送り火が揃った。正直な話、一度に全ての送り火を目にしたのは、これが初めてだ。昨年無くなった父方の祖母の為、手を合わせた。

それにしても、あちこちでフラッシュの光が起こって風情も何も無い。知らない人が多いようだが、市販品のフラッシュの有効範囲は1~2mで、それ以上遠い所に向かってフラッシュを焚いても何の意味も無い。

帰宅後、自信満々にカメラの画像を父に見せると、「鳥居はどうした?」と聞かれて、あれ?と思った。五つ写真を撮れたから満足して屋上を後にしたのだが、聞けば『妙』『法』は一つとカウントするらしい。「お前京都に何年住んどるんや?」とのお言葉、弁解の余地も無い。

お盆とは

周囲からの連絡がふっつり途絶えて、ああそうか、今はお盆かと感じさせられた。正直な話、僕は今まであまり『お盆』というものを意識した事が無い。理由は二つある。

一つ目の理由は、両親の実家が余りにも近過ぎるという事。どっちも原チャで10分程で着いてしまう。お墓に関しても、20分あれば十分だ。なので、僕には『田舎』というものが無い。昔は友人たちの帰郷を羨みまくったものだ。

二つ目の理由は、お盆が稼ぎ時というような仕事にずっと就いていた事。観光客を相手するショップに勤めていたので、特にお盆休みというものは無かったし、稼ぎ時というイメージ以上に何も感じていなかったというのが正直な所だ。

妙な話だが、周囲との繋がりを意識するようになってから、『お盆』というイベントを身近に感じられたような気がする。単にお墓参りをしてお終い、というものでは無いのだ。五山の送り火は観賞用のものでは無いのだ。僕も一度くらいは『お盆』らしい事をしてみたいな、と思った。

人が倒れていた

お墓参りに行こうとしたら、近所の病院の駐車場で、人がうつ伏せに倒れていた。

どう見ても誰かが助けている様子は無い。僕は車から飛び出し、母は慌てて救急車を呼ぼうとしたが、兄は「いや、目の前病院やから」と珍しく冷静。僕が介抱しに行ったら、意識はあるようで、弱々しいが会話をする事が出来た。どういう経緯かは解らないが、足が痺れて動けなくなったらしい。重篤な感じではなく安心する。

幸いすぐに病院の人が駆けつけ、事なきを得たが、かなりゾクッとさせられる場面だった。今まで事故の現場に居合わせて介抱した事は数回あるが、ああいうのは初めてだ。経緯が解らない分、このケースのほうが怖い。

『洒』

  • 一般人の半分ぐらいが勘違いしていそうなこと(ニコニコVIP2ch)

    http://nicovip2ch.blog44.fc2.com/blog-entry-953.html

15 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/08/08(土) 07:25:11.95 ID:XfYDIqrUO
お洒落や駄洒落の洒は酒じゃない

16 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/08/08(土) 07:27:52.12 ID:guneINf6O
>>15
マジかああああああああああああああああああああ

立ち直れない。

アバンティの今と昔

色んなヒントを得る為に、京都駅へ行って来た。回ったのはビックカメラ→伊勢丹→近鉄名店街→アバンティ。主にチラシやフライヤーを漁ろうと歩き回ったのだが、収穫は乏しかった。これなら美術館や京極を歩き回ったほうが良かったか。

そう言えば伊勢丹もアバンティも、最後に中に入ったのがいつ頃か思い出せない。伊勢丹は確かミッフィー展を見に行ったのが最後で、アバンティに関しては最後の記憶すらない。アバンティと言えば今も昔も若い人向けの施設で、改めて店内を見渡すと、色々とジェネレーションギャップを感じた。服のセンスなんかが特に。高校時代、ここでキングサイズの服を買っていたのを思い出した。当時僕が着ていた服は、4Lだったのだ(XXXL)。

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