Home > Archives > 2011-09-07
2011-09-07
夜の校舎で名刺交換
- 2011-09-07 (水)
- 日常
夜の校舎に呼び出された。それも、体育教師に。
大原から現実復帰した僕に、一本の電話が掛かってきた。恩師F先生である。先日、職場で使っているWindowsがブッ壊れたという連絡を受け、新しいPCの選定をしていたのだが、まずはどうにか壊れたPCからデータをサルベージして欲しい、と。でも、僕、どんなカッコして行きゃ良いんですかと尋ねたら、「良いから私服で堂々と入ってこい」と。バイクもOKだそうだ。
F先生は高校時代の部活での恩師なのだが、実は僕が通っていた高校の先生ではない。だが、ほぼ毎日部活で顔を合わせていた。僕らの部活はマイナースポーツで場所も限られており、毎日3校の生徒が合同で練習をしていたのだ。冬になると、トレーニング施設が整っているF先生の高校へ通わされた。思い出すなあ、『1kmダッシュ』。最初から全速力で走って、可能な限りスピードを落とさずフィニッシュするという地獄の特訓。10本とか平気でやらされたよなあ。
夜の高校へ到着。Twitterでは14年振りと書いていたが、数え直したら17年振りだ。ちょうど今の年齢の半分じゃないか。そう考えると恐ろしく時間が経ったように思うが、校舎やトレーニングルームはそのままだった。勿論新しい校舎なんかも出来ていて戸惑ったけど、あの頃のまんまの部分も多い。グッと来る。
程無くF先生がやってきて、そのまま体育教官室へ連れて行かれた。靴やスポーツの道具が散乱しまくっている。こういう雰囲気って、ホントに久しぶりだ。ここでよく怒られたよなあ。読書感想文まで書かされたんだっけ。そのまま奥へ入ると、年代物のPCが転がっていた。落とし込み式のモニタラックなんか見るの何年振りだ。肝心の壊れたデスクトップもWindows2000のシリアルが貼られている。Windows98でなくて少しだけ安心したが、CPUはDuron、メモリ256M。ひいい。あと、予備で使っていたASUSのEee PCも今日壊れたらしい。何でも電源ケーブルが見当たらなかったから、適当にその辺のケーブルで充電したそうた。ケーブルには『FUJITSU』と書かれている。先生、無茶し過ぎです。
壊れたデスクトップのほうは、起動してすぐ原因が分かった。コマンドプロンプトで、システムファイルが足りないと言っている。恐らくXPのシステムアップデートで何らかのファイルが書き換わらなかったか消えたかだろう。OSのディスクがあれば、『Windowsの修復』で一発だ。だが、肝心のXPのディスクが何処へ行ったか分からないそうだ。確か修復だけなら、シリアル無しでも出来た筈なので、とにかく何でも良いからXPを探して貰うという事になった。
取り敢えず何とかなりそうという事が解ったので、また日を改めてお邪魔しますよと言おうとしたら、「みんな待ってるから」と、今度は校舎に連行された。何ぞ、と思ったら、何と今日は京都代表を決める大会の打ち合わせをやっているらしい。教室へ入ると、そこには母校の顧問だったO先生や当時Y高校の顧問だったY先生が。うわあ、まさかこんな場所で、こんな形でお会いする事になろうとは。Y先生なんか部活引退以来だから16年振りだ。何か物凄い恐縮する。
で、ここから更に想像だにしなかった展開に。6人の先生・恩師から、PCやネットの質問攻めに遭ったのだ。というか、O先生は専門なんだから詳しい筈でしょ、何で僕に聞くんですか。必死で答えてたら、F先生が、「あ、そや!お前、協会のWebサイト作らんか?」と。気が付いたら、理事長や他の先生方と名刺交換をしていた。何だこれ。何で僕、PC直しに来たのに名刺交換してるんだ。こんな事になるなんて、独立した時にも想像せんかった。まさかこんな形で、ようやく恩返しが出来る事になろうとは。正直、嬉しい。
快晴なので大原へ行こう
- 2011-09-07 (水)
- 日常
余りの快晴に、昼前に事務所を飛び出した。こんな良い天気の日に仕事なんかやってる場合か。オカンの125ccバイクに跨り、大原へ向かう。目指すは三千院の更に奥、『宝泉院』。訪れるのは、確か4年振りだと思う。
僕はそれほど神社仏閣や歴史的建造物に造詣が深い訳では無い。でも、ここのお庭の凄さは解る。『額縁の庭園』と呼ばれ、正面には『五葉の松』。圧倒的だ。言葉が出ない。大変ラッキーな事に、僕以外に観光客が居なかった。抹茶を頂きながら、最高の景色を堪能する。折角なので写真を沢山撮ろうとした瞬間、お客さんが。辛うじて何枚かは人が写り込んでいない写真が撮れた。
前回来た時は確か秋で、丁度紅葉が始まる頃だったと思う。夕方に訪れたのだが、その時の景色も本当に見事だった。竹林の間から見える景色に、遠くから聞こえる電車の音。不思議な組み合わせだが、強烈にノスタルジーを感じた事が忘れられない。本当に素晴らしい空間だと思う。もう少しだけ、この空間を独り占めしていたかった。
Home > Archives > 2011-09-07
- Search
- Feeds
- Meta