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得意な記憶と不得意な記憶

  • 2010-09-11 (土) 0:40
  • 日常

ずっと昔からなのだが、7桁の電話番号を一度で覚える事が出来ない。ソフトのシリアル番号を入力する時も、何度も何度も紙や画面を見返して入力している。当然、喫茶店でメニューを取りに行くのも危うく、メモが無ければ2人分を超えた時点で赤信号がともる。どうやら僕は、瞬間的な記憶力が相当弱いらしい。人の名前を覚えたり、日付を覚えたり、手順を覚えたりするのが大の苦手だ。

ところが、仕事の事や、技術的な事に関してはすんなり頭に入るし、滅多な事では忘れない。この差は何かと考えてみたのだが、どうやら僕は、繋がりのある知識に関しては簡単に覚えてしまうようだ。また、意味が理解出来たものに関してもサクッと覚えてしまう。ずっと昔から、無意識下で繋がりを作り続けていたようだ。

これがランダム様相が強いものとなると、全く効果を発揮しなくなる。繋がりが無いものを覚えようとする事は、僕にとっては至難の業なのだ。漢字テストで死ぬ程苦労した理由が、今になって解った。九九には法則があるので瞬時に覚える事が出来たが、漢字を習う順に強い法則性は無い。基本は丸覚えなのだから、どうしても苦戦する。同じ問題で何度も何度も詰まる原因は、ここにあったのだと思う。無理に法則性を作ろうとして間違って覚えたりする事も、ちょくちょくあった。

ところで、どうでも良い事に関しては繋がりが無くてもサクッと覚えてしまうのは何故だろう。全く覚える気が無かったスリランカの首都とか、円周率とか。

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