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打ち合わせ(4) ドイツとotakuの関係編

  • 2010-08-11 (水) 0:50
  • 日常

ドイツのSさんが帰国されているという事で、事務所で話をさせて貰う事になった。聞けば朝から晩まで各所で会議をされていて、今さっき解放されたそうだ。驚いた事に、河原町御池から自転車でここまで15分、ノンストップで来て頂いたようだ。

ここから2時間半ほど、ずっとマシンガントークが続く。最初は僕と直接関係の無い仕事の話。情報が錯綜していたようなので、僕が少し調べてきた事を報告した。次に伝統産業と行政の話。こと京都はパワーバランスが狂っていて、このままでは行く末が危ぶまれるという話だった。僕も前職、前々職で携わっていた分野なのでよく解る。が、この日の話題の中心は、僕が全く想像だにしないものだった。『オタク(otaku)』だ。

Sさんが運営している京都関連の施設に、ちょくちょくコスプレしたドイツ人が来訪するらしい。週末になるとゴスロリや水色のウィッグを被ったお客さんが普通に現れ、買い物の合間に日本語でキメ台詞を言ってくるらしい。Sさんはオタクの事をほとんど知らないので、毎度ポカンとするらしいが、それを見て「貴方は本当に日本人か?」とツッ込まれる事があるそうだ。いやいや。

僕も酷く詳しい訳では無いが、ある程度のオタ知識は携えている。自分なりの推論ではあるが、Sさんに色々説明をしてみた。恐らくそのドイツ人は『京都アニメーション』を知っているのだろう。そして、京都アニメーションは京都人なら誰でも知っていると勘違いしているのではないか。世界的には高く高く評価されている『ジャパニメーション』だが、国内で一般に知られているのは『ジブリ』くらいのもんだろう。この辺りに、海外と国内で認識の差があるように思う。

ここで更に驚く話があったのだが、今はまだ伏せておく事にする。参考資料として、適当にネットで『けいおん!』や『涼宮ハルヒ』を探してサクッと紹介した。また、最近国内で増えつつあるオタクショップなども紹介した。何故こんな話になったかというと、海外で需要があるからなのだ。以下の動画を見れば、海外でのotakuの盛り上がりを理解出来ると思う。


面白かったのが、金髪のドイツ人が金髪のウィッグを被ってコスプレするという話。疑問に思ったSさんが尋ねてみたら、「地毛の金色はアニメの金色と違うから被るのは当たり前」と言われたらしい。何だかとても奇妙な事になっていないか。また、日本製のウィッグは耐久性・柔軟性・加工のし易さで恐ろしい程人気があるそうだ。調べてみたら、最近のは200度まで耐えられたり、ワックスやムースを付けられたりも出来るらしい。それで4~5,000円とは、恐るべし日本。

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