Home > 技術 | 日常 > 遠隔操作で一発解決

遠隔操作で一発解決

この技術力を少しでもアンチウィルスのほうへ…

神戸に行く。毎月恒例の作業大会だ。若いバイトさん達に色んな事を教えながら、PCのメンテナンス。前々から懸案となっていた、Nortonのバージョンアップ(2006→2010)が今日も上手く行かない。というより、自動アップデートしか手段が無いのにNorton側のプログラムに蹴られたら(復帰出来ないエラーとか何とかが出てストップ)、もう手の出しようが無いではないか。何ゆえ普通のインストール用データが見当たらぬ。

仕方なくサポートに電話する事に。が、Nortonの販売元であるSymantecはフリーダイヤルではなく、普通の東京03から始まる電話番号だ。仕方なくハラを決め、携帯から電話。幸いあっさりサポートに繋がった。電話口に出たのは中国人っぽい女性。こんな大手までサポートを外注するようになったのか…

が、ここから僕のSymantecに対する評価が激変する。端的に言えば、このサポートが実に優秀だったのだ。最初、ちゃんと会話が伝わるか心配だったが、アバウトな部分もちゃんと酌んで理解してくれる。続け様にサポートから提案されたのは、『遠隔操作』だった。

勝手にカーソルが動くのは気持ち悪い。

実験的に知り合いのPCを遠隔操作した事はあるが、されるのは初めての事だ。理屈は解っているので、任せてしまう事にする。指示に従い、Symantecのリモート受付サイトへジャンプ。幾つかの手順を経てから暗証番号を入力すると、チャットが立ち上がった。そして同期、遠隔操作が開始。この時点で電話代が勿体無いので、電話を切らせてもらった。

まず最初に驚いたのだが、カーソルの動きが速い。こちらが光回線という事もあるが、コマ落ちする事もカクつく事も無く、まるで自分が操作しているかのようにカーソルが動く。その上で、チャットを通じて意思疎通を行う。意図せず近未来感あふれるやり取りに巻き込まれ、興奮する僕。その後、机を整理する為マウスを動かさなければならなくなり、メチャクチャ気を使った。

次に驚いたのが、ログアウトしても再起動しても同期が復活する事。恐らく起動時に再接続するようなシステムをかましてあると思うのだが、『ようこそ』画面をブッ飛ばして何事も無かったかのように作業を再開するシーンを目の当たりにし、思わず声を漏らした。そんな事まで出来るのかSymantec。見直したぞSymantec。20分と経たずにアップデートは終了した(結局Nortonを一度アンインストールして、2010をインストールしただけだった)。

今回の作業を通じ、遠隔操作の強みをこれでもかと思い知らされた。それと同時に、こんな簡単にシステムを掌握されるのかという恐怖感も感じさせられた。つくづく、エラい時代になったもんだと思う。

Home > 技術 | 日常 > 遠隔操作で一発解決

Search
Feeds
Meta

Return to page top