- 2010-03-29 (月) 0:45
- 日常
バレエのAちゃんから郵便が届いた。中身は僕が作った、バレエのパンフとチケットだった。
今まで請けた仕事の中で、最も巨大で最も大変だった24Pカラーのパンフレット。納期は1ヶ月ちょっと、資料は半分以上が紙やアナログ写真、印刷代だけでも6桁になる。これを全部一人で仕上げる。何処を取っても僕の中では前代未聞の内容だった。当初、本当にこなせるのかどうか分からず断ろうかとも思ったが、出来上がりを見て思った。やって良かった、と。
有難い事に、AちゃんもAちゃんの師匠であるO先生も相当気に入ってくれたそうだ。限られた時間の中で、自分が今出来る事を全てやったつもりだったので、余計に嬉しい。実は3月中頃には完成していて皆の手に渡っていたのだが、僕は時間が会わず、受け取りに行く事が出来ていなかった。気を利かせて、Aちゃんが送ってくれたのだ。1日10時間以上練習を続けている合間を縫って、手紙まで書いてくれて。
改めて出来上がったパンフを見たのだが、想像以上に良く出来ていて、とても自分が作ったものとは思えない。印刷と製本が良いという事もあり、データや仮の印刷では到底味わうことの出来ない、本物感がある。ただ、細かい事を言えばレイアウトに関してこうしておけば良かった、という点も幾つか見つかった。精進精進。ハガキ一枚をビクビクしながら入稿していたあの頃から、ここまでやれるようになった事を、まずは喜びたい。
後は本番当日、Aちゃんの無事を祈りながら精一杯応援するだけだ。
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