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2010-03-27

エンジニアたちの名言

不器用の勝利、という言葉がある。不器用だからと逃げずに、それを克服することを考えるところに初めて進歩がある。
西澤潤一 (光ファイバーの発明者)『愚直一徹』(日本経済新聞社)より

熱い。凹んだ時にはこれを読む事にしよう。他の名言もすこぶる熱い。技術屋万歳。

世界一危険な道路


英国国営放送BBCの『TopGear』より、世界一危険な道路の映像。気の弱い方は閲覧を勧めない。これは間違い無く世界一だ。断崖絶壁、未舗装、ガードレール無し、街灯無し、霧多し、道幅狭過ぎ、対面からトラック。年間100人程度が死んでいるという、『Death Road』こと『Yungas Road』。酷道(こくどう)なんて目ではない。9分くらいからが特にイカれてる。幾ら金を積まれても、僕は絶対ここを走らない。

一応、番組と企画を説明しておこう。この『TopGear』は英国だけではなく世界中で人気のある自動車番組で、超辛口の新車批評から無謀なチャレンジシリーズまで、とにかく車を愛してやまないオッサン達の番組だ。この映像は、『激安シリーズ』という、決められた金額で車(中古車)を買って様々なチャレンジをこなす企画のもので、今回はボリビアのジャングルから高山地帯を走破するのが目的らしい。ニコニコのアカウントをお持ちの方は、是非1からご覧頂きたい。車と人間の限界を堪能出来る事間違い無しだ。

僕の致命的な欠陥

僕には致命的な欠陥がある。小さい頃から薄々気づいてはいたのだが、ハッキリ理解したのは大人になってからの話で、実際私生活にも影響が出る欠陥だ。それは何か。

僕は、鏡に映ったものの左右を取り違えて認識する。鏡だけではない。首だけ後ろを向いた際、手元の左右を逆に動かしてしまう。上下逆さまにしても、左右を逆に認識する時がある。

気がついたのは、車の免許を取りにいった時だった。何も考えなければ出来るバックでの車庫入れだが、口頭でどっちにハンドルを切るか尋ねられると真逆に切ってしまう。頭の中でシミュレートすればするほど、左右を逆に切っていたのだ。恥ずかしい話だが、卒業試験でも真逆に切って、同乗していた他の試験生を引きつらせた事がある。

実はもう少し前から、その気配を感じていた。部活でボートを漕いでいたのだが、ボートと言うのは常にバックで進んでいく乗り物で、車のバックと同じ手の動きをする事で旋回が出来る。多人数で乗るボートの場合は、号令や一番後ろの漕ぎ手に従えば問題無いのだが、一人乗りの場合はそうもいかない。僕はあまり一人乗りに乗る機会が無かったのだが、乗った際は必ずと言って良いほど旋回に戸惑った。思った通りに動いてくれないのだ。

恐らく幼少の頃、どこかの段階で誤認識し、それがそのまま根付いてしまったのだろうとは思うが、この欠陥の一番マズい所は、『自信を持って逆を選ぶ』所にある。車のバックに関しては、理屈より身体に覚えこませた(左右を考えず曲がりたい方に切る)ので間違う事はほぼ無いが、髭剃りの時(鏡を見る)、両面印刷の時(左右反転)など、日常のあらゆる所で僕は逆を選ぶ。頭を使えば使うほどに。今日もそのせいで2枚も専用紙を無駄にした。本気で悲しくなる事があるのだが、これは解決出来る欠陥なのだろうか。

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