- 2013-09-22 (日) 0:55
- 日常
9月22日。京都発東京行き8時6分のぞみ110号、5号車8番A席。毎度の事ながら、最初の行程が一番リッチな東京旅行である。時間に余裕があったので、しっかりお土産を選んでホームへ移動。大量の荷物を抱え、三列シートの一番窓側に腰を下ろし、ノートPCを広げる。おおよそ持ち運びには適していない17インチノート Dell Vostro3700、重さ3kg。ホントは事務所に置いてきたかったんだけども、少しでも仕事を進めるために止む無く持ってきた。iPhone5のテザリングでネットも快適である。あ、そういや新幹線内でテザリングするのは初めてか。環境が整ってしまったので、旅行しているという気分に全くなれない。
道中、盗み聞きするつもりは無かったんだけども、隣に座っている二人組女性の会話が耳に入ってきた。どうやら二人はインディーズミュージシャンらしい。その苦労話や悩みが、あまりにもインディーゲーム開発者とダブってしまったので声を掛けそうになったが止めておいた。頑張ってねと心の中から応援しておく。
明日 東京駅でアンブッシュしておいて、Miyazawaさんが通過する頃に「いやァー 今東京駅で迷ってるんですけどォ~ ぇ? Miyazawaさん今東京駅なんですか? どのへんですか? 会いましょう」作戦。
— Maruchu (実際 IQ140) (@Maruchu) September 21, 2013
@room_909 Σ(||゚σ゚) ホントだ…!! というわけで品川でアンブッシュしてます!! 品川でアンブッシュしてます!!
— Maruchu (実際 IQ140) (@Maruchu) September 21, 2013
仕事している間にも新幹線はどんどん進む。目指すは東京、ではなく、品川駅。夜の集まりの事を考え、この大量の荷物を会場の最寄りである品川駅のロッカーに叩き込んでおくという手筈だ。どうやら先に東京入りをしているMaruchuさんが襲い掛かってくるらしいので、新幹線を降りたら警戒しなくてはならない。程無く新幹線は品川へ。やれやれと重い荷物を抱え、通路へ向かう。
「や、おはようございます」
全くの不意だった。真正面から、聞き覚えのある声が。あまりの出来事に目を剥いた僕に向かって「いやー、メッチャ素で疲れた顔してましたねー」って、何やってんすかMaruchuさん。何で同じ新幹線乗ってんですか。駅じゃなくて、新幹線内でアンブッシュ(待ち伏せ)します普通?「驚きました?驚きました?」、ああもう参りましたよ、そりゃ僕の座席やら全部伝えてましたけど!聞けばわざと隣の車両に席を取り、下車時に正面から鉢合わせるよう仕組んでいたらしい。とんでもない策士だ。あと徹夜したって聞きましたけど、まさかこの為だけに…ホントは夜だけ参戦する予定やったって…
Maruchuさん
名古屋が産んだHSP界の巨人。HSPプログラムコンテスト皆勤賞で、最新作のカラフルマインが見事PLAYISM賞に選ばれた。パズルゲームを溺愛しており、定期的に赤味噌とレッドブルを摂取しないと震え出す危険な人。不意打ちに全力を尽くすタイプ。ちなみに、世界には3人の㊥が居るとの事。
うわー、完全に乗り遅れたー。 @marunaka @yy_naka pic.twitter.com/rbwWMWaR
— Maruchu (実際 IQ140) (@Maruchu) September 11, 2012
- 問題数は100以上。パズルゲーム「カラフルマイン」がPLAYISMで配信中(4Gamer.net)
http://www.4gamer.net/games/135/G013541/20130318057/ -
逆マインスイーパー 無料PCゲーム | カラフルマイン(PLAYISM)
http://www.playism.jp/games/colorfulmines/
二人仲良く下車した品川駅。初めて訪れた駅なので全く勝手がわからないんだけども、取り敢えず会場方面へ歩いてロッカーを探す事に。Maruchuさん品川は?と聞くと「前に一度だけ…ここロッカー無いんですよねー」と。地図を見ても、確かにロッカーが見当たらない。途方に暮れて、まさかの品川交番デビュー。「高架の下にあるんですよ」と教えて貰った。何でこんな変な所にロッカーあるんやとボヤいたら「品川って超一流ビジネス街じゃないですか、だからロッカー使う(荷物を抱えてる)人も居ないんじゃ?ロッカー使うのは田舎者、という意思表示では」、おのれ品川。
@room_909 マジレスすると品川⇨大崎⇨りんかい線⇨新木場⇨京葉線⇨海浜幕張が混雑してなくていいかも。
— ono-gucci-san (@onoguchi2) September 21, 2013
何とか荷物も整理出来た所で、改めて千葉を目指す我々。小野口さんに教えて貰った経路を辿ろうとするも、まず最初の大崎が見当たらない。路線図を前にあたふたし、結局東京から京葉線に乗ろうという事になった。聞けば東京駅の京葉線ホームは尋常でなく遠いらしく、行き倒れの人間が出たとか出ないとか。ナンボのもんじゃいと東京駅へ降り立ったら、京葉線の道案内にだけ番線ナンバーが振られていなかった。これもまた田舎者に対する仕打ちか、おのれ東京。
行けども行けども『←京葉線』『↑京葉線』と書かれた案内板を目にし、我々は構内のラーメン屋T’sたんたんでビバークする事にした。単純に幕張メッセの飯がショボいからここでという事もあったんだけども、やってられっか東京駅。「これ一駅分くらい歩いてますよね」とMaruchuさん。ラーメンを食いながら、初期のHSPにおけるフレームレートのヤバさや、一見使い道が無さそうなdo while文などについてMaruchuさんに熱く語って貰った。これがなかなか面白い話で。
思った以上に美味しかったラーメンを経て、どうにか辿り着いた京葉線のホーム。ここから乗り換え無しで海浜幕張まで40分少々。少しは落ち着けるかなと思っていたら、駅に止まる度にどんどん人が乗ってくる。何事か、これみんなTGSへ行く人か。今まで一度もTGSへ行った事の無い僕らは戦慄した。いやいや大阪行きの通勤電車でもここまでは酷くないぞ。命の危険を感じ始めた頃、電車は舞浜へ到着。ザッと人が降りていった。そうか、京葉線にはここがあったかネズミーランド。おのれ千葉の癖に東京などと名乗りおって。僕らが行くのも千葉だけど。
それでもまだ電車内にはかなりの人が残っている。と、ここで初めて気が付いた。ソフトバンクやロッテのユニフォームを着ている乗客が多数居るのだ。降りて納得、海浜幕張駅は幕張メッセだけではなくQVCマリンフィールドの最寄り駅でもあったのだ。更には同じ幕張メッセで、NMB48のイベントをやってるとか。誰だこんなスケジューリングしたのは、支配人を呼べ。グッタリした僕とMaruchuさんは、人に飲まれるようにして幕張メッセへ向かった。
デカいわ。視界の端から端まで建物ってどういう事よ。しかもこれで小さいほうのホールとか、どうかしてるぞ幕張メッセ。呆気にとられながら、僕らはようやくTGSに到着した。中は一体どうなってるんだ。
- Newer: インディーゲーム東京旅行・イントロダクション
- Older: インディーゲーム東京旅行・爆裂NIGOROブース