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2013-01-12
子は成長し大人になる
- 2013-01-12 (土)
- 日常
子ども演劇会議新年会開催。今日は久々に剣道のM改め陸上のMが遊びに来てくれた。会うのは4年振りくらいやろうか。連絡待ってたよ、デカくなったなあ。当時小学2年生やったか、産まれた時から一度も髪を切ってなかったから物凄く長髪で、それでいて恐ろしくサラサラやったよなあ。今ではすっかり普通、か?『平家パイ』という何かの誤植かと勘違いするようなお菓子を頂きながら、皆で盛り上がる。平家パイおいしいです。
この新年会には、当時子供にダンスを教えてくれていたダンサーのMさんも参加してくれていた。僕は先日に会ったんだけど、ここのみんなに会うのは、ひょっとしたら8年前の舞台以来じゃないか。「私、みんなの顔と名前が出てくるか心配やから、ちょっと遅れて行くわー」と気弱な事を言っていた割に、子供らの顔を見た途端に一気に思い出したようで「記憶って凄いなー」と人ごとのように言っていた。お帰り、歓迎します。
会が終わってから、子供たちを駅まで送りに行き、道中話に花が咲いた。陸上のMから、今日来てないみんなはどうしてるんと尋ねられて、一人ずつどうしてるかを話していったんだけど、とても感慨深かった。みんなそれぞれ色んな事があって、それでもこうやって元気に頑張ってる訳で。僕の身体をよじ登りまくっていたあの子供らも、今や立派な大学生・高校生だ。これからもっと面白い事いっぱいあるから、楽しみにするが良いよ君たち。
子供達を見送って、僕とダンサーのMさんはラーメン屋へ。実は今日、もう一人子供が参加する予定だったんだけども、部活でどうしても間に合わないとの事で帰りを待つ事にしたのだ。待ち人は卓球のY、大阪の大学に通っている女子大生。当時小学5年生で、男子顔負けの暴れっぷりを披露した腕白娘だ。
去年、Yは進路相談をしにウチの店に来たことがあった。大学から推薦を貰える可能性のある卓球を取るか、ずっと憧れていた役者への道へ進むか。なら打って付けの人が居るやんと、当時東京で役者をやっていたダンサーのMさんにメールで助言を求めたのだ。MさんはYに物凄く丁寧なメールを送り、Yは大学へ進学した。以来、YはMさんに強い感謝の念を抱いていたそうだ。
待ち合わせの時間が近づいたので駅へ移動。寒さに震えながら改札まで来たんだけど、それらしい人影は見当たらない。そこへ「今どこですか」とメールが。辺りを探すも、それらしい人影は見当たらない。はて…と思うと、少し離れた場所でキョロキョロするオサレな女性が居た。「あれちゃうのん?」とMさん、いやいやYはもっと体育会系丸出しの…って、あれ、こっち来たぞあの人。
鳥肌が立った。Yだ。1年前に何度も顔を合わせた、おぼこい表情のあの子が、信じ難いくらい『女性』になっている。そのあまりの変貌ぶりに、言葉が出てこない。この1年であんさん、一体何があったんよ。「何か、高校時代の同期と顔合わせた時に、お前ちっとも変らんなって言われて、ほなやったるわと思って」と。髪を染め、化粧を覚え、服は恐ろしくオシャレになっている。ハッキリ言う、美人だ。ホントに失礼を承知で言うけど、女性って磨けばここまで光るモンなのか。彼氏は出来たかと聞いたら、「一応な」と照れ笑いをした。なるほど、それもあるんやろうなあ。これは大人の女性ですよ。
YはMさんと僕に、進路相談のお礼にとお菓子まで買ってきてくれていた。狼狽えた。だって、教え子ですよ。ついこの前まで、ずっと子供子供と思ってたあの子が、こんな立派になって、こんな礼儀まで覚えて。子は成長して大人になるってのは当たり前の話なんだけど、正直こんな日が来ようとは思いもしなかった。不覚にもグッと来るもんがありましてね。オッチャン、ホンマ嬉しいわ。有難う。
今年から、新たにまた子供を集めて演劇活動を行う事になる。今度はこの子らが、小さい子供を教える番なのだ。プロジェクトが成功するよう、オッチャンらは精一杯頑張りますよ。
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