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2012-12-11
【3-4】居酒屋からバスターミナルへ
- 2012-12-11 (火)
- 日常
仕事が押したとの事で40分遅れで入店。ちゃんと店には連絡をしときなさい。何というか、この時点からして相変わらずで安心した。お互い元気で良かったよ。
時間もあんまり無いので、勢い良く話をした。去年東京に来た話、A君の話、オカンの事故の話、スーパーのKや按摩師のNの話、アパレルのAnaの話、サラリーマン時代の話、今の仕事の話、そして昔の話。結婚の話、妊娠の話(「私、いま卵4つ持ってるから、双子産むから」)、身体の話、翻訳の話、家族の話、仕事の話、奈良のお勧めの子の話、そして昔の話。あー、知的好奇心が勝って笑った話もしたなあ。あとは、3年前の話もした。聞いて貰って、色々と救われた。感謝してるよホンマに。
「古き良き友人」、なるほど。それが一番シックリくる表現かもしれんね。このカバディのような不思議な付き合いも、今年でもう13年か。お互い歳を食ったなあ。2時間半ほど話をして、駅まで送って別れた。お互いもっと自信を持てるよう頑張りましょう。それでは、さようなら。
余談だが、バス発車までの待ち時間、セガ代々木に寄ったらトイレにトイレッツがあって噴いた。旅の最後に素晴らしいサプライズを有難う。
【3-3】高田馬場から代々木へ
- 2012-12-11 (火)
- 日常
最後の予定は19時、まだ時間がある。げばらもさんに「時間があるなら高田馬場にあるミカドに寄ってみて」と教えて貰ったので、ちょっと遠回りして高田馬場へ。この駅はまだ降りた事が無かったな。GoogleMapを頼りに歩いてみたら、線路沿いにありました、高田馬場ゲーセン・ミカド。名前はしょっちゅう聞くけど、どんなゲーセンなのかは全く知らない。取り敢えず入ってみたら、アフターバーナーのミニ筐体が。立ってプレイするのなんか初めて見た。少し横に視線をずらしたら、初代ダライアスにポールポジション。なるほど、そういうゲーセンでしたか。階段の踊り場にはテーブル筐体もあった。
折角なんで何かゲームを…と2階に上がってみると、こちらはシューティングの塊になっていた。少し遊んでみたら、僕、相当レバーの扱いが下手になってる。ゲームと言えば近年はずっとキーボードで遊んでいたので(La-Mulanaや洞窟など)、左手での操作が鈍りまくっているんだろう。懐かしいゲームと再会する喜びより、何となく、寂しさの方が勝ってしまった。アーケードゲームとの間に、距離を感じてしまったのだ。
割と凹みながら新宿へ移動。この旅であまり夜景を撮影していなかったので、適当に撮影でもするかと思ったが良い場所が見当たらない。それどころか、また迷った。歩いて代々木まで行こうと思ったんだけど、微妙に居場所が分からなくなった。昼間と同じくモザイクを見つけ出し、全く同じルートでJRの改札へ戻っていく僕。学習能力はゼロである。
19時までは、まだ少し時間が早い。だけども荷物が重くて、歩くのもそろそろ限界だ。取り敢えず代々木まで移動し、適当な店でお茶でも飲む事にした。流石学生の街、マクドなんかは人が多過ぎで入れない。近場にあったPRONTOに入り、ジンジャーエールを飲みながら旅の日記を付け始めた。この旅が終わるまで、残り4時間ちょっと。
【3-2】インドカレー屋からヨドバシAkibaへ
- 2012-12-11 (火)
- 日常
秋葉原駅に到着。僕の到着が遅れたので、待ち時間にアパレルのAnaはソフマップへ買い物に行ったらしい。後を追って売り場へ行くと、ああ居た居た。良かった普通のカッコやった、と話したら「何でやねん」と笑われた。だってあんさん、コスプレやってる時エラい事になってるやん。それにここ、秋葉原やし。ちょっと本気出してくるかな、と。
お互い昼飯がまだだったので食いに出る。近場に美味しいカレー屋があるという事で連れられたのが『シディーク』というお店。インド人&パキスタン人による、超本格派カレーを提供する店だそうだ。Ana曰く「女の子にはやたらサービスが良くて、男にはメチャクチャ雑」な店員が働いているそうだ。大丈夫かこの店。2階の席に座り、ようやっとゆっくり話が出来る体勢になった。運ばれてきたのは、過去最大級のナンとカレー。デカい。食いきれるかちょっと不安。
Anaと出会ったのは、僕が19歳の頃。国内でのインターネット黎明期で、ネットカフェなるものが出始めたばかりの1997年。僕らは『チャット』と呼ばれる簡易コミュニケーションサイトにハマっていた。インターネットを通して、日本各地、いや世界各地の人と文字でリアルタイムコミュニケーションが出来る。計り知れない面白さがあった。夜11時から朝8時まで無料で電話回線を使える『テレホーダイ』に加入し、寝不足になるのは当たり前で毎日チャットを続ける僕ら。そのうち、ネット上では飽き足らず、定期的にオフ会(オフライン会、つまり実際にみんなで会う)に参加しだすようになった。当初、Anaは中学生やったよなあ。まさかこんな長い付き合いになるとはな。
Anaの地元は大阪だったのだが、カナダに語学留学したり香港にシュークリーム屋の店長をやりに行ったり東京にデザイナーの修行に行ったりと、連絡を貰う度に度肝を抜かれ、そのどれもでキチンと結果を出す超(変)人だった。そんなAnaも4年前に結婚、東京に嫁ぐことになったのだが、ここで全く想定していなかった事態が発生する。「兄貴(僕のあだ名)、新婦の友人代表で結婚式に参加してよ」と。信じ難い事に、この時点でAnaと一番付き合いの長い友人は僕になっていたのだ。いや、だからって新婦の友人代表て。行きましたよ埼玉の大宮まで。やりましたよ関西弁丸出しでスピーチを。エラいウケたから良かったけど、あの前日、緊張で寝られんかったんよ。
とまあ、そんな結婚式以来の再会となったのだが、事前情報通りに順調に腐女子化、もとい貴腐人化しているようで、デザイナー時代の能力をフルに使ってコスプレ三昧の日々を送っているようだ。作品集とかも見せて貰ったけど、本気過ぎるやろ。使ってるカメラも僕のNikon D7000より良いし、ストロボなんかの装備品は比べ物にならんくらい揃ってる。これで趣味とか、どうなっとる。上記の写真はAnaが今一番ハマっている『戦国BASARA』の毛利元就グッズらしい。付け過ぎやろ。良く見たらこれもiPhoneか、と聞いたら「そういや兄貴、買ったばっかりなんやろ?フリック入力やってる?」と、恐ろしい勢いで文字を入力し始めた。えっちょっと待って。そんな早く入力出来るモンなんか。「ウチ、これでも遅い方やで、速い人は両手使ってやるから」、何それ怖い。今でもブラインドタッチ級の速さやのに、まだ上の世界があるんか。
その後、家庭の話や仕事の話なんかで盛り上がった。最近じゃソーシャル内職とでも言うべきサイトもあるそうで、わりかしグレーな話なんかも聞いてしまった。まあ、あるわなそんな話。にしても単価安いわー。あんさんやったらもっと良い仕事取って来れるやろうと。
1時間半くらいかけて飯を食って、ヨドバシAkibaへ移動。道中、コスプレについて色々聞いてみた。曰く、「やったり作ったりするのが楽しくて、見るのはそんなに楽しくない」。この辺りは流石元服飾デザイナー、構え方が違う。写真沢山見せて貰ったけど、クオリティ高かったもんなあ。
と、ここで物凄いものが目に入った。マタヨシさんじゃないか。まさかリアルに唯一神の選挙ポスターを観られるとは思わなかった。Anaは神を知らなかったようでバカ受けしている。いやあ、良いものを拝ませて貰った。その後、ヨドバシで買い物をしてからAnaと別れる。お疲れさん、年末頑張ってきいや。
【3-1】秋葉原から秋葉原へ
- 2012-12-11 (火)
- 日常
3日目、9時前起床。またもや快晴、こんな事ってあるんやなあ。朝飯を頂いて、部屋の片づけをして、大量の荷物を抱えて宿を後にした。今年もお世話になりました、ヴィアイン秋葉原さん。駅へ向かう途中で良い感じの照り返しが見えたので撮影した。この写真が、恐らくこの旅一番の写真。
次の予定である、アパレルのAnaと会うのは14時。それまでかなり時間がある。これはもう、あちこち写真を撮りに行くしかあるまいて。秋葉原駅のロッカーに荷物を預け、無料で展望台に登れる場所をiPhoneでググり、まず最初に向かったのは新橋。また新橋か。
最初の目的地、カレッタ汐留。あの電通のビルでもある。46Fのレストラン街は、誰でも無料で入る事が出来るようになっている。エレベータのスピードが速くて鼓膜が変になった。景色はご覧の通り。南向きに窓がついていて、日光の差込がヤバい。上着を着てたら汗がダラダラ出てくるレベル。レストランに入ると、更に大きな窓から東京湾を一望出来るようになっている。うん、夜に来るべきやなここは。エレベータの中から、頑張ったら北のほうも撮影が出来る。
続いて神宮球場→赤坂というコースを撮影しに行こうと思った時、異変に気が付いた。ポケットの中に、名刺入れが無い。名刺入れが無いという事は、免許もキャッシュカードも無い、という事になる。落ち着け。今朝ジーンズを穿き替えた時、きっと出し忘れたに違いない。が、その着替えたジーンズは、秋葉原のロッカー内に入っている。どうするよ。取り敢えず神宮球場だけ観てから戻るか。くそ、ここまで来て何という凡ミスか。
限りなく早足で神宮球場へ。奥へずんずん入っていくと、クラブハウスが見えた。そしてその前では、明らかに選手と思われる人がキャッチボールをしているではないか。うわしまった、カメラ片手に近づいて行ったら何か怒られるかもしれん。少し遠巻きにその様子を見て、また急ぎ駅へ引き返した。本当に何しに来たんだ僕。もっと堪能したかった神宮球場。
電車を乗り継ぎ秋葉原へ。ロッカーを開けると、あったよ名刺入れ。安堵と情けなさで脱力、しかしすぐに頭はフル回転モードに切り替わった。この後14時からAnaと会うのはここ秋葉原。その後、最後の友人と会うのと帰りの夜行バス乗り場は代々木になっている。今ここで再びロッカーを閉じるより、頑張って代々木のバス乗り場ロッカーに荷物を預けたほうが、後々楽じゃないか。
ハラを決めた。両手いっぱいの荷物を抱え、総武線で代々木へ向かう。くそー御茶ノ水とかも撮影したかったなあ。このど真ん中の辺りは色々良い感じの場所が多いんよ。電車の中から恨めしく景色を眺め続けた。あの釣堀とか絶対面白そうやのに。
代々木着。去年もここでバスに乗ったので勝手はよく解っている。昼間バスに乗る人で待合所は一杯だったが、幸いロッカーは空いていた。荷物を詰め込み、忘れ物が無いか何度も確認して離脱。これで一段落だ。ここまで来たなら、新宿の都庁展望台に行かない手は無いだろう。
で、ここに辿り着くのにエラい苦労した訳で。デカい建物が多いせいか、見上げても見上げても都庁が見えない。大体の方角は理解してるんだけども、どんどん不安になってくる。途中何度もGooglemapで確認したり、お巡りさんに聞いたりして、どうにかここまでやって来た。ここへ来るのは12年振りか。当時も偶然辿り着いたんよなあ。
テロ対策の手荷物検査を受けて、北の塔へ登ってみた。こちらもエレベータで登るのだが、案の定鼓膜がおかしくなった。45階、展望台に到着。こちらは東西南北それぞれに窓があり、撮影し放題だ。そして暑い。窓際まで行くと、夏みたいな暑さになっている。上着を着たままだと1分もマトモに立っていられない暑さだった。
うん、まあ、何かこれと言って。遠くの方がやたら灰色に見えるのは排気ガスの影響か。ここもやはり、夜に来るべきか。23時までやっているというのは良心的だ。
下に降りてから、ふと気が付いた。ああ、この景色ってひょっとして『シティーハンター』か。新宿には何度も来てる筈なのに、その場でシティーハンターを思い出したのはこれが初めてだ。いっつもあのエンディング観て、新宿に行きたくなるんよね。でも、もうあの頃の新宿ではなくなっちゃってるんやけど。
さて、そろそろ13時半だ。今から新宿駅に戻って総武線に乗れば、丁度14時くらいに秋葉原へ着けるだろう、と駅に向かって歩き出したのだが、一向に新宿駅が見えてこない。Googlemapを見ながら早足で歩く。『新宿駅 450m』の標識が見えた。おかしい、さっき見た看板にも450mって書いてあったぞ。リングワンダリングか。勘弁してくれ、僕には時間が無い。
どうにか新宿駅ビルが見えてきた。これで総武線に乗れる…と思ったら、今度はJRの改札が何処にも見当たらない。見渡す限りの『ODAKYU』。おいおいどうなってる。案内標識ですらJRの二文字が見えんぞ。こっちは急いでるんや。そうか、上の階に上がれば何かしらヒントがあるやろう。そう思っていた時期が僕にもありました。何となく見覚えはあるんやけど、駅の改札は何処にも無い。と、目の前に坂が見えた。モザイク通りだ。覚えてる、これ覚えてるぞ。12年前にここ通って、向かい側のJR改札に入ったんよ。
かくして僕、物凄い距離を歩いてJR改札に辿り着く事に成功。秋葉原へ戻れたのは、14時半の事だった。ごめんよAna。
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