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【3-1】秋葉原から秋葉原へ

  • 2012-12-11 (火) 0:30
  • 日常

3日目、9時前起床。またもや快晴、こんな事ってあるんやなあ。朝飯を頂いて、部屋の片づけをして、大量の荷物を抱えて宿を後にした。今年もお世話になりました、ヴィアイン秋葉原さん。駅へ向かう途中で良い感じの照り返しが見えたので撮影した。この写真が、恐らくこの旅一番の写真。

次の予定である、アパレルのAnaと会うのは14時。それまでかなり時間がある。これはもう、あちこち写真を撮りに行くしかあるまいて。秋葉原駅のロッカーに荷物を預け、無料で展望台に登れる場所をiPhoneでググり、まず最初に向かったのは新橋。また新橋か。

最初の目的地、カレッタ汐留。あの電通のビルでもある。46Fのレストラン街は、誰でも無料で入る事が出来るようになっている。エレベータのスピードが速くて鼓膜が変になった。景色はご覧の通り。南向きに窓がついていて、日光の差込がヤバい。上着を着てたら汗がダラダラ出てくるレベル。レストランに入ると、更に大きな窓から東京湾を一望出来るようになっている。うん、夜に来るべきやなここは。エレベータの中から、頑張ったら北のほうも撮影が出来る。

続いて神宮球場→赤坂というコースを撮影しに行こうと思った時、異変に気が付いた。ポケットの中に、名刺入れが無い。名刺入れが無いという事は、免許もキャッシュカードも無い、という事になる。落ち着け。今朝ジーンズを穿き替えた時、きっと出し忘れたに違いない。が、その着替えたジーンズは、秋葉原のロッカー内に入っている。どうするよ。取り敢えず神宮球場だけ観てから戻るか。くそ、ここまで来て何という凡ミスか。

限りなく早足で神宮球場へ。奥へずんずん入っていくと、クラブハウスが見えた。そしてその前では、明らかに選手と思われる人がキャッチボールをしているではないか。うわしまった、カメラ片手に近づいて行ったら何か怒られるかもしれん。少し遠巻きにその様子を見て、また急ぎ駅へ引き返した。本当に何しに来たんだ僕。もっと堪能したかった神宮球場。

電車を乗り継ぎ秋葉原へ。ロッカーを開けると、あったよ名刺入れ。安堵と情けなさで脱力、しかしすぐに頭はフル回転モードに切り替わった。この後14時からAnaと会うのはここ秋葉原。その後、最後の友人と会うのと帰りの夜行バス乗り場は代々木になっている。今ここで再びロッカーを閉じるより、頑張って代々木のバス乗り場ロッカーに荷物を預けたほうが、後々楽じゃないか。

ハラを決めた。両手いっぱいの荷物を抱え、総武線で代々木へ向かう。くそー御茶ノ水とかも撮影したかったなあ。このど真ん中の辺りは色々良い感じの場所が多いんよ。電車の中から恨めしく景色を眺め続けた。あの釣堀とか絶対面白そうやのに。

代々木着。去年もここでバスに乗ったので勝手はよく解っている。昼間バスに乗る人で待合所は一杯だったが、幸いロッカーは空いていた。荷物を詰め込み、忘れ物が無いか何度も確認して離脱。これで一段落だ。ここまで来たなら、新宿の都庁展望台に行かない手は無いだろう。

で、ここに辿り着くのにエラい苦労した訳で。デカい建物が多いせいか、見上げても見上げても都庁が見えない。大体の方角は理解してるんだけども、どんどん不安になってくる。途中何度もGooglemapで確認したり、お巡りさんに聞いたりして、どうにかここまでやって来た。ここへ来るのは12年振りか。当時も偶然辿り着いたんよなあ。

テロ対策の手荷物検査を受けて、北の塔へ登ってみた。こちらもエレベータで登るのだが、案の定鼓膜がおかしくなった。45階、展望台に到着。こちらは東西南北それぞれに窓があり、撮影し放題だ。そして暑い。窓際まで行くと、夏みたいな暑さになっている。上着を着たままだと1分もマトモに立っていられない暑さだった。

うん、まあ、何かこれと言って。遠くの方がやたら灰色に見えるのは排気ガスの影響か。ここもやはり、夜に来るべきか。23時までやっているというのは良心的だ。

下に降りてから、ふと気が付いた。ああ、この景色ってひょっとして『シティーハンター』か。新宿には何度も来てる筈なのに、その場でシティーハンターを思い出したのはこれが初めてだ。いっつもあのエンディング観て、新宿に行きたくなるんよね。でも、もうあの頃の新宿ではなくなっちゃってるんやけど。

さて、そろそろ13時半だ。今から新宿駅に戻って総武線に乗れば、丁度14時くらいに秋葉原へ着けるだろう、と駅に向かって歩き出したのだが、一向に新宿駅が見えてこない。Googlemapを見ながら早足で歩く。『新宿駅 450m』の標識が見えた。おかしい、さっき見た看板にも450mって書いてあったぞ。リングワンダリングか。勘弁してくれ、僕には時間が無い。

どうにか新宿駅ビルが見えてきた。これで総武線に乗れる…と思ったら、今度はJRの改札が何処にも見当たらない。見渡す限りの『ODAKYU』。おいおいどうなってる。案内標識ですらJRの二文字が見えんぞ。こっちは急いでるんや。そうか、上の階に上がれば何かしらヒントがあるやろう。そう思っていた時期が僕にもありました。何となく見覚えはあるんやけど、駅の改札は何処にも無い。と、目の前に坂が見えた。モザイク通りだ。覚えてる、これ覚えてるぞ。12年前にここ通って、向かい側のJR改札に入ったんよ。

かくして僕、物凄い距離を歩いてJR改札に辿り着く事に成功。秋葉原へ戻れたのは、14時半の事だった。ごめんよAna。

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