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2009-12-27

接客業ならではの緊張感

満員御礼。

今日が年内最終営業日という事もあり、母の店は何度も満席を迎えた。北大路に移ってからというものの、僕は積極的に店へ顔を出すようになり(2Fが事務所なので当たり前なのだが)、色んな事を感じる機会が増えた。特に感じたのが、『接客業』ならではの緊張感。今までもずっと人と接する仕事をしてきたのだが、やはり接客業での接し方は一味違う。自分の中で、何処に線を引くか(=精神的な距離感)を考えながら仕事をするのは、結構面白い。

夕方、従兄妹の子供たちが来店した。僕がここに居るとは思わず、かなり驚いたようだったが、その後は遊んでくれとせがまれて困った。目の前には、恐ろしい量の洗い物があるのだ。必死になって洗い物を片付け、子供を事務所へ招待し、大外刈りを見舞って一件落着。

明るく楽しい同窓会

酷いバカ話ばっかりだった。

学生時代の友人と同窓会。4回生の時の友人達で、毎年この時期に誘ってもらっていたのだが、仕事でどうしても顔を出せなく、今回は3年振りの参戦。久しぶりに会えるという事で、やや興奮しながら大阪駅を出た。

程無くビックマン前で遭遇したのが、K君、Yさん、N君、T君、S君。卒業して10年経つが、体型以外は特に何も変わらないメンバーが嬉しかった。逆に言えば、体型が異常に変わっている人が1人居るのだが。首とアゴが一体化したかのようなYさん、一体何があった。

程無く1品300円と実に解りやすい居酒屋へ移動、まずは乾杯だ。ここで6人中3人が烏龍茶をチョイスするという奇跡を目の当たりにする。残った3人も全員酎ハイという、やや異様な光景。更にN君が注文したハチミツから揚げや、DMT(=だし巻きたまご)のネーミングに全員が首を捻るという事態も起こり、個室は熱気に包まれた。

どの年代の同窓会でも、必ず出てくるのが旧友の生存確認情報。普通ならば、何処へ転勤しただの誰と結婚しただのと盛り上がる場面だが、流石我が母校、「卒業後からずっと引きこもっている」「パチプロになって以降連絡が取れない」など、ハードコアな情報が飛び交う。かくいう僕も、全然人の事を言えない経歴なのだが。

それでも『家のローン』や『責任ある立場』、『子供の教育』なんて単語も飛び出したりして、嗚呼我々も歳を食ったんだなあと思わされるシーンがあった。一人『円高でFXが火を噴いた』との発言をしたYさん、大丈夫か。というか本当に何があった。

3時間ちょっと店に居座り、ほぼ学生時代と変わらないネタでずっと笑っていた我々。何かと暗い話ばかりしがちだった今日この頃だが、今日は本当に明るく楽しい同窓会だった。あの頃は毎日こんなんだったなあと思い出し、ふと寂しい気持ちにもなったが、今は今で面白い事も沢山あるのだから良しとする。それでは、また来年。

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