- 2009-09-24 (木) 0:30
- 教習
教習2日目、恐ろしい事にもう実戦投入だ。10人以上の生徒に対し、教官は3人。当然ずっと側に居る筈も無く、ポイントポイントに立って声を掛けてくれるのみ。当たり前と言えば当たり前だが、車の時と違って安心感が全く無い。しかも初心者ゼッケンを付けているのは2人だけ。邪魔になって申し訳無い皆さん。
「じゃー昨日の続きからやってみましょうか、センターラインを1速、2速でゆっくり回って下さい」とだけ声を掛けられ、あっと言う間に一人になった。覚悟を決めてエンジンを掛け、いざ発進。エンスト2連発。ベテランの教官が飛んで来た。
取り敢えず発進に関してはまずまず出来るようになった(3000回転まで回して半クラッチ→ゆっくりアクセル、これをメーターを見ずに音だけでやる)。が、ギアチェンジが無茶苦茶ぎこちない。何となくピアノを始めた頃の事を思い出した。いい歳こいて、こんな簡単な事も出来んのかという敗北感だ。遠くで一本橋にチャレンジしている生徒を見つけて、果たして僕に辿り着けるのかと疑問を抱いた。
そうこうしている内に停車の練習も行い、更には3速まで入れて速度を上げろという注文が。ホームストレートと呼ぶには短い気もする直線で、果たして3速まで上げられるのか。不安をよそにスタート。案の定間に合わない。横を見ると、何と原チャを片手運転しながらメガホンを持ち、併走しつつアドバイスをしてくれる教官の姿が。ちょっとしたサーカスみたいだ。そのままコーナーも併走してくる。素人には絶対真似出来ない技術に驚かされたと同時に、コケたりぶつかったりしないかと心配になって運転がガクガクになった。
安心感が無い時の1時間というものは長い。秋と呼ぶには相応しくない暑さも相まって、結構な疲労が。いつまで経ってもギアチェンジでガクンガクン揺れる自分に焦りがつのる。いい加減ギアチェンジの方向くらい覚えたらどうだ僕。その後、何とか3速→ブレーキングまではどうにかこなせるようになったが、ぎこちなさはまだまだ解消していない。後で理由に気付いた。ギアチェンジの際にアクセルを切れていない(速度が落ちるのが怖い=加速が不十分)のが原因だ。
夜、あんまりにも悔しかったので、教則本を熟読して明日に備える事にした。
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