- 2013-09-22 (日) 0:20
- 日常
Indie Streamも無事に閉幕し、ビルの外でテンション上がりっぱなしの面々が元気にはしゃいでいる。体力のある人は二次会へ行こうとの事で、終電どうでもいいや組が連行される事となった。hasuさん、さとうさん、キングさん、taigooooさん、池谷さんとはここでお別れだ。また近々、お会いしましょう。
SSJ品川ビルから歩く事数分、雑居ビルの中にある居酒屋へ到着。時刻は0時前、参加者は20名程度。ならむらさん、東江さん、小野口さん、Maruchuさんたちクリエイターを筆頭に、酒とゲームがあればいつまでも起きていると噂のPLAYISM軍団などなど20名超。本日最後の宴が始まる。ヤバい話はアレしますので予めご了承を。
スタートダッシュを切ったのはPLAYISMの水谷さんだった。「僕、今日朝から何も食べてないんです…」と虚ろな目でオーダー用端末(通称Wii U Pad)を操作する。運ばれてきたのはピザ、見た事も無いような速さでカットを始めるも、刃が悪いのかなかなか切れない。「何でこんな時間かかるモン頼んだんや!」と自分にツッコミを入れていた。疲れは人の判断能力を鈍くする。それでは乾杯、お疲れ様でした。
ここに居る人間は、既に終電を諦めた&近くに宿がある組なので、基本朝までコースである。僕とならむらさんはPANDAさんの秘密基地にお世話になるので、意識のあるうちに帰らせて貰う事に。そういやMaruchuさん、既に30時間くらい起きてるとか言うてましたけど正気ですか。
しょっぱな盛り上がった話は「インディーと同人」。今日の集まりで同人系の人と沢山話をしたんだけども、同人界隈の人はインディー界隈を羨み、インディー界隈の人は同人界隈を羨んでいた事が解ったそうだ。お互い「あっちは儲かってるんだろうな」「あっちは派手にやってるよな」と思ってたりしてたけど、実際どっちも地味で、どっちも同じ事で苦労しているんだと。インディーも同人も、みんな身を削ってやってるんだと。お互いなかなか接点が無かったから解らなかった話だ。この辺りはいずれじっくり対談とかやって欲しい。
デバッグの話。「La-Mulanaは超絶プレーヤーが沢山居て、Wii版の実況動画のお陰でバグを洗い出したりした」とならむらさん。「たまに超絶バグが飛び出したりして血の気が引くんですよ、やーめーろーって」、苦笑するMaruchuさん。「Indie Streamでデバッガを募ると言うのは面白いかもね」と東江さんが続く。なるほど、そういう形での参加ってのは面白いなあ。実際僕もデバッガをやらせて貰っているので、その中での交流というのには興味がある。
インディーに対するイメージの話。「インディーって周りにハードルを上げられてってる気がする、インディーは会社を捨てて夢を追いかけてないと!みたいな」「周りがバンバン火を焚いて、あそこ渡るんだってスゴーイ、って言われても厳しいよ!」などなど。夢があるように見えて、実際のインディーってのは、地味で弱い立場の生き物だ。また、「インディーでもプレスリリース出すんですか!?」と驚かれた話とか。いやいや、そりゃ出しますよ。インディーって言っても、広報なんかは普通にやってます。どうもインディーって、超人視・キワモノ視されてる気がする。
話はどんどん盛り上がる。ここに来てようやく東江さんとお話する機会が出来て、喜び勇んで名刺交換させて頂いた。まさかTENGAMIの作者さんと名刺交換出来るなんて思いませんでしたと言うと、「いやあ、僕も沖縄に住んでるんで、皆さんと名刺交換できたのは今日が初めてなんですよ、孤島なもんで」と。普段は出てくるのも大変だそうだ。ここから場は一気に東江さんワールドに突入する。
「実は僕、○○と○○をするって企画を考えたんですよ」「正しい作法に乗っ取って○○○○○○…」、ちょっと待って東江さんいきなり何を。勢いよくゲームシステムの詳細を話していく東江さん。「そしたら、お前狂ってるって言われて」、いやあ、これ天谷君なら大喜びだと思いますよ、でもコンシューマじゃ絶対無理「じゃあPLAYISMだな」「ウチはすぐ出します」「出来ればWiiリモコンかPS Moveを使って」、何言ってんのこの人たち。
東江さんの攻勢は続く。「ハイエンドの技術を使って、スンゲーリアルな焼肉を焼きたいんですよ」、どういう事ですか。「昔、エア焼肉ってあったんですよ」「画面の中の肉が焼けたら、クリックして、それに合わせて白米食べて焼肉してる気分になれるっていう」、全員噴飯。「笑ってますけどね!僕ぁ当時イギリスに居たんですよ、バーミンガムにゃ焼肉屋なんて無かったんです、僕は毎日エア焼肉を見ながら飯を」、全員再噴飯。「でもね、ちょっと満足度が低いからこれを更にリアルにして」「○○を持たせて○○を○○」、あ、また凄い方向に走り始めた。ホントにその発想は無かったです。
その後も東江さんは類を見ない企画話を幾つも幾つもリリース。書けない。とても書けない。面白いんだけど視点が鋭すぎて、何と言うか、突き抜けている。でも僕、これらのゲーム出たら絶対買うなあ。東江さんはメチャクチャユニークな方だ。ならむらさんと一晩で意気投合したという話を聞いた時点で、何かを察するべきだった。どうにか定期的に関西や関東へ来て頂く事は出来ないでしょうか。僕、東江さん・ならむらさん・天谷君の生放送が観たいんです。
以下、掘り下げたらヤバそうなのから意味不明なものまで箇条書きで。
- 「一番最初に買って貰ったゲームが一番ハマる」「クソゲーなんて言葉無かったよね」
- 「日本のインディーって、何でオッサンばっかりなんだろう?」
- 「持ち上げられると身動きが取れなくなるから、落としたくなる」
- 「明日マスターアップなんですよ」「えっ」「えっ」
- 「僕、何も出来ないからディレクターになりますって面接で言ったんですよ」「えっ」「えっ」
- 「どんなに発展していても、最初に置いた軸足を絶対に離しちゃダメ」
- 「僕の人生を変えた、ゆで卵の話」
- 「フレームレートが低いほうが、脳内で補完できて自然に見えた事が」
- 「プリキュアのEDに見る3D技術の進化」
- 「知らず棍棒を振り回してしまう」
- 「このゲームはエロがある訳でも無いのに何で18禁…」
- 「はだしのゲンって何でゲームにならないんですかね?」「ポエヤマさんって人が居てですね」
- 「タッチの理論」
- 「SIMPLEシリーズのせいで、タイトルに『ザ』って付くとゾクッとする」
- 「ブシドーブレード100本先取」「終わったらブシドーブレード2を100本勝負」
- 「尿意ゲージ」
- 「第一人者は、ブームが過ぎても残るよね」
午前3時、我々の体力は限界に達し、皆さんに挨拶をして居酒屋を後にした。朝6時過ぎに起きて、PANDAさんの運転(早々に飲んでしまって申し訳ないです…)で宿舎についたのが午前4時。ほぼ丸一日動き回って、風呂から上がったら電池が切れた。明日は昼から横浜でお仕事なんで頑張ります。それでは、おやすみなさい。
今日一日でお会いした皆さん、本当に有難うございました。また、声をかけて頂いたAGMの営業Iさん、PLAYISMさん、いつもワーワーやってくれるNIGOROと悪い大人の皆さん、大変感謝しております。興奮して、大笑いして、ショックを受けて、大騒ぎして。関東まで足を運んで、本当に良かった。僕の人生の中において、またひとつ忘れられないハチャメチャな日が増えました。こんな訳の解らない男ですが、今度とも何卒宜しくお願い致します。それでは、また近々。
良いものを頂きました! pic.twitter.com/CkbDKdtb48
— Shuhei Miyazawa (@room_909) September 22, 2013
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