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納涼肝試しランニング

  • 2013-07-28 (日) 0:30
  • 阿呆

いつもランニングする時は音楽やネットラジオを聞いてるんだけども、今日はたまたま聞いてたネットラジオで怪談話をやっていた。暗い鴨川、特に橋の下などを走る時はちょっと怖いんだけども、ラジオのお陰で今日は怖さ2倍といったところか。聞くの止めたら良いのにね。

ランニングの折り返し地点に差し掛かる。まだラジオの怪談は続いており、何となくすれ違う人を確認してしまう自分のチキン具合が情けない。と、ちょっと遠くの方で青色LEDの小さな明かりが揺れている。動き方からして同じランナーだろう。安堵しながら近づいていく。

と、ここで少し異変に気が付く。どうも膝辺りの高さで明かりが揺れているようなのだ。変わった所にぶらさけてるな、と思いながら更に近づいていく。あれ、身体が見えない。ひょっとして子供か。こんな時間に一人で走るって大丈夫か。更に距離は縮まっていく。

そろそろすれ違おうかというくらいの距離。ここで全身にサブイボが出た。ランナーの姿が、全く見えないのだ。いや、よく見たら黒い塊のような何かがこちらへ向かってくる。ラジオは相変わらず軽いノリの怪談をやっている。洒落になってない。すれ違う寸前、僕は思わず横へ飛び跳ねた。

そんな僕の横を、真っ黒な犬が駆け抜けていった。

おおおおい勘弁してくれ。本気で心臓に悪いわ。どうやら少し前を歩いていたおじさんの飼い犬だったようだ。もうちょっとリード付けるとか何とかしてアピールせんと気付かんよ、自転車やらぶつかったらエラい事になるでホンマ。それまでかいていた汗とは全く違う汗が全身から噴き出した。

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