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2014-03

進化する庵

スイスのお茶人Mさんの庵で撮影大会。薄暗い庵の中で、スピードライトがこれまでにないくらいに活躍した。あんまり良かったので余計に撮影してデータ量を増やす事に。選んでもらいやすくなったのは良い事やけれどね。

今日もまた、僕の知らない茶道の世界を教えて貰う。茶釜はというものは鉄で出来ており、素手で触ると錆びてしまう。なのでこのような『環(釜環)』という輪っかを使って持ち運びするのだそうだ。てっきり熱で熱いからこういうのを使うんやと思ってたら、まさか錆対策やったとは。また、写真を撮り損ねて大変悔しかったんだけども、使用していない炉を保護したり炭火を長持ちさせたりする為のテント『助炭(じょたん)』が非常にクールだった。画像を見て貰えればよく解る通り、秘密基地と言わんばかりの組み上がりだ。真ん中の穴は、吊窯などを使用する際のもの兼空気穴のようだ。なるほど。

上記のアイテムは茶道の定番なんだけれども、Mさんは元建築士という事もあって何でもセルフビルドする(そもそもこの庵自体がセルフビルドなんだけども)。このお正月の間に、茶器などを仕舞える三段スライド戸棚やミニ水屋を押入れや戸棚の中(!)に作り上げていた。家の大家さんでもある大工さんに木を譲って貰い作ったとの事。これもまた撮影を忘れていて大変悔しい。気になる方、是非一緒にお茶を頂きに行きませんか。良い庵ですよ。

撮影の合間に珈琲、紅茶、抹茶、緑茶と頂いてしまい、ちゃぽんちゃぽんになりながら撮影終了。気に入って頂ければ幸いです。

公的私的の急ぎ作業

BitSummit絡みの作業でメチャクチャ忙しい。出来るだけ待ち時間を無くそうと頑張るんだけども、時節柄店のほうも忙しい訳で事務所と店を行ったり来たり。30分やっては戻り、30分やっては戻り、ようやっとモノを仕上げて落ち着いた。が、今度は自分のほうの作業をやらなければならない。そう、これである。

読んだまんま見たまんま。先日軽く触れていたんだけども、ちゃんとした告知として出してみた。勝手企画だけども。背景に使ったのは、以前の撮影旅行で食った鳥取イカスミカレーだ。遊びで撮影した写真でも、こうしてどこかで出番があったりするんだから捨てられない。結果、僕のHDDは日々悲鳴をあげ続ける訳で。そろそろ2Tのもヤバいかな…

あのワンダータワーまでもが

今日、あのナムコワンダータワー京都店が、閉店した。

1996年。京都府下で最も地価の高いと言われる四条河原町に、突如地上6階地下1階の巨大なアミューズメント施設が現れた。あのナムコが京都にやって来る。大阪でも神戸でもなく、地元京都。僕らは色めきたった。オープン間もなく友人たちと訪れたその施設は、何処の施設にも負けないくらい立派で素晴らしい所だった。プリクラやプライズ(UFOキャッチャー等)も充実しており、老若男女みんなが楽しめる場所として、そして四条河原町の新しい待ち合わせ場所として長く賑わい続けた。いや、先日訪れた際も賑わっていた。その、ワンダータワーが。

ゲーセンを取り巻く環境が、日々厳しくなっているのは知っている。街の至る所にあった小さなゲーセンは軒並み閉店し、中規模施設であっても相当苦しい話を聞いている。だが、まさかワンダータワークラスの巨大施設までもが無くなるとは思わなかった。これも時代なんだろうか。

ワンダータワーの跡地には、H&Mが入るそうだ。京都の顔だったゲーセンがまた一つ、消えていく。

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