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2013-07-28

アルコール17度の威力

以前に貰ったこの清酒。いつか飲む、飲むと思いながら結構時間が経ってしまった。そうそう腐ったりはしないだろうけども、流石に入れっぱなしは気が引ける。と言う事で腹を括って飲んでみる事にした。ここでも何度も書いていると思うんだけども、僕は下戸である。ほろよい何とかみたいな3度のアルコールでも真っ赤になる弱さなのだ。この清酒17度って書いてあるぞ、それでは頂きます。

一口飲んだだけで全身真っ赤、更に目が回り始めた。二口飲んだら椅子に座ってるのに身体が揺れる。ここまで極端な反応、最近では一切無かったぞ。想像以上の酔い具合に戸惑うも、自分の部屋で一人なので気は楽だ。ここまで来たならしっかり酔ってみるかとチビチビ頂き続ける。途中、1階に水を汲みにいったらあちこちに身体をぶつけまくった。普段から自分の当たり判定を把握しかねている僕、アルコールが入るとここまで悪化するものか。これはちょっと明日が心配だ。後で牛乳を飲もう、と思っていたのだが早々に眠気がやってきた。僕は酔うと寝るタイプなのだ。たかだか150mlの清酒にノックアウト寸前の僕。

何とか気力を振り絞って布団を敷き、冷房のタイマーを入れて就寝。が、途中で部屋が暑くなって目が覚めた。軽く寝返りを打つと、恐ろしい事にそれだけで頭がフラフラする。生まれて初めての体験だ。全く酔いが醒めていない事にも驚かされる。頑張って朝まで寝たものの寝起きは最悪、しっかり二日酔いになっていた。ホントに酒弱いな僕。

納涼肝試しランニング

いつもランニングする時は音楽やネットラジオを聞いてるんだけども、今日はたまたま聞いてたネットラジオで怪談話をやっていた。暗い鴨川、特に橋の下などを走る時はちょっと怖いんだけども、ラジオのお陰で今日は怖さ2倍といったところか。聞くの止めたら良いのにね。

ランニングの折り返し地点に差し掛かる。まだラジオの怪談は続いており、何となくすれ違う人を確認してしまう自分のチキン具合が情けない。と、ちょっと遠くの方で青色LEDの小さな明かりが揺れている。動き方からして同じランナーだろう。安堵しながら近づいていく。

と、ここで少し異変に気が付く。どうも膝辺りの高さで明かりが揺れているようなのだ。変わった所にぶらさけてるな、と思いながら更に近づいていく。あれ、身体が見えない。ひょっとして子供か。こんな時間に一人で走るって大丈夫か。更に距離は縮まっていく。

そろそろすれ違おうかというくらいの距離。ここで全身にサブイボが出た。ランナーの姿が、全く見えないのだ。いや、よく見たら黒い塊のような何かがこちらへ向かってくる。ラジオは相変わらず軽いノリの怪談をやっている。洒落になってない。すれ違う寸前、僕は思わず横へ飛び跳ねた。

そんな僕の横を、真っ黒な犬が駆け抜けていった。

おおおおい勘弁してくれ。本気で心臓に悪いわ。どうやら少し前を歩いていたおじさんの飼い犬だったようだ。もうちょっとリード付けるとか何とかしてアピールせんと気付かんよ、自転車やらぶつかったらエラい事になるでホンマ。それまでかいていた汗とは全く違う汗が全身から噴き出した。

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