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2011-11-15

デザイナーさんがやって来た

毎日ネット上で尻を叩き合っている、デザイナーのYさん改めKちゃん来訪。本格派のデザイナーが、初めてウチの喫茶店/事務所にやって来た。今日は僕、生徒です。プロとしてやらせて貰ってますが、今日はダメ出しをして貰うために来てもらったようなモンです。ささ、珈琲なぞどうぞ先生。

飛び出したダメ出しは、およそ10点。目からウロコのものもあれば、何でこんな簡単な事に気付かなかったというモノまで、そのどれもが超実践的。独学でやってきた僕にとって、この時間がどれだけ新鮮だったことか。更にはお褒めの言葉も頂いて、もう私どうして良いものやら。

更に業界話。仕事の単価で驚くような話を聞かされた。『中間マージン』というものの恐ろしさを知る。また、Kちゃんの作業スピード話に圧倒された。月産ページ数が狂ってる。幾ら毎日続けてるからって、そんな速さで仕事が出来るものなのか。あと、週の労働時間が100時間超えてるって何ですか。いやいや、マジで死んじゃうって。

ここまでは、普通でとても為になる時間だったんです。

事務所へ移動、僕のいい加減な仕事場を見てもらう。こんな感じでダラダラやってますー、と話していたら、突如彼女のOLYMPUSが火を吹いた。「何でパンイチじゃないんすか?」「何でズボン履いてるんすか?」「何で来客中なのに正装じゃないんすか?」、そこに先程までの先生は居ない。ここに居るのは、ニヤニヤしながら一眼レフを手にした、ただの危ない人だった。しまった変態を事務所に入れてしまった、どうすれば良いんだ。バイオリニストのYちゃんの友達という時点で、もう少し警戒しておくべきだった。

その後、Kちゃんのお勧めである中華料理屋『白雲』へ。美味しいものでも食べたら話題も変わるかな、と思ったら、ずっと変態トークだった。大変変態だった。料理は中華の割にあっさりで、とても気に入った。でもKちゃんは変態だった。「でも最初にパンイチ言うたんは兄さん」「本当は今すぐ脱ぎたいクセに」「さあ早く白いブリーフを」、いやいや僕トランクス派なんで、隙間風派なんでと抵抗したら、「卑猥」と言われた。何故。

その後、以前喫茶店のお客さんに教えて頂いた『カジュアルレストラン陽』へ行く事に。こちら、実はジャズライブをされているそうなのだが、実は店主さんとKちゃんが知り合いだった。京都狭い。京都怖い。トイレに行ってる間にママさんに僕の個人情報を漏らすKちゃん。嗚呼ースイマセン僕ピアノ全然練習出来てないんですー下手ですー。

置いてあったピアノは、シンメルのアップライト、電飾付き。シンメルのピアノを見たのは初めてだ。折角なので触らせて貰ったのだが、深いタッチで音はかなりしっかり出る。出過ぎて普通に弾くのをためらう位だ。僕が通っているジャズバーの常連さんもちょくちょく顔を出している事が解り、更に緊張する。僕ヘタレなんで。そのまま閉店までゆっくり話して、北大路駅にて散会。激しく楽しい一日だった。

そういや僕、Kちゃんと会って話すのって2回目なんやけど、毎日ネットで話しているのもあってそんな気が全くしない。あと、どうも性格が似ていて場がカオスになる。上記写真の通り、全部バレちゃったね怪しげな部分が。次回はバイオリニストのYちゃんを交えないと、要らぬ化学反応を起こしそうな気がする。

病室が司令室に

オカンの様子を見に行く。リハビリも徐々に本格的になってくるんやろうなあと思って病室に入ったら、普通に車椅子で昼食を食べていた。全くもって健康そのもの。右手右足だけでも器用に何でもこなす。順応化しつつあるけど、左が弱ると怖いのでリハビリもしっかりね、と。

その後はお見舞いと言うより、店に関してのミーティングに。オカンはテキパキ僕と叔母に指示を出す。何かここ、指令室みたいだ。お店はずっと臨時営業しているのだが、思った以上にお客さんが来ている事に驚いていた。でもやはり、あの店はオカンの店だ。枯れていても花は花なので。復活を待とう。

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