Home > 日常 > 強行軍は終わらない

強行軍は終わらない

  • 2011-11-05 (土) 0:30
  • 日常

6時半、京都駅着。身体のあちこちが痛い。昔はしっかり寝られたものだが、この歳になるとなかなか夜行バスも辛いものがある。本当の強行軍は、実はここから始まる。このボロボロの状態で、オカンが居ない喫茶店を、一人で切り盛りしなければならない。しかも2階ではギャラリーイベントを開催していて、お客さんが一番来やすい土曜日。これ以上ない位にフラグが立っている、この状況。

重い荷物を引きずって喫茶店へ向かう。倒れ込むように事務所へ。出迎えてくれたのは、光を放つ電源アダプタだった。引っこ抜いて、そのままオープン準備時間まで仮眠。だが、東京の興奮が残っていてなかなか寝付けない。倒れるぞホンマに。

10時再起床。喫茶店の準備を始める。思ったよりしんどくないな、と思ったが、立ち座りを繰り返すと眩暈がする。今日は極力動かないようにして接客しよう。出来るのかそんな事。

11時オープン。2階のギャラリーも、今日は染革のAさん一人だけ。頼れる人はいない。かかってこいや、と身構えたが、それほどドドッと押し寄せる事無く、ずっと途切れ目なくお客さんがやってくる感じ。あまり休めないが、これなら時間が立つのも早く感じられそうだ。

14時、眠気で気を失いかける。ほれやっぱり疲れてるんやないかい。とにかくここさえ乗り越えられれば、明日はアクセサリのOさんが助けてくれる。生きろ僕。お客さんは相変わらず途切れ目なくやってくる。間違い無く、一人店長新記録の客数だ。珈琲を頼むお客さんが多いのだけが救い(慣れているので)。と、そこへウチの兄がやってきた。一気に楽になったのは良いが、ムサいオッサン二人がカウンターに立っている絵は非常に何というか。喫茶店の店名は、僕らの名前を一文字ずつ取ったものなのだが、実際に二人だけでカウンターに立ったのはこれが初めてだったりする。11年目の珍事。

そのまま、どうにか閉店まで持ちこたえた。ギリギリ。本当のギリギリ。良くぞこんな無茶なスケジュールで耐えきった。さあ、事務所で残りの仕事を…

Home > 日常 > 強行軍は終わらない

Search
Feeds
Meta

Return to page top