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2011-04-15

才能を発揮出来る場所

恐らく世界一ピアノが上手いニート、ピアニート侯爵。今はもうプロだけども。初めて見た時、本当に言葉が出なくなった。これでアマチュア、しかもニート。同じ人間で、同じ楽器で、こうも差が出るものかと。ちなみに原曲はこちら。

こういう人が、いきなり彗星の如く現れるのがニコ動の面白さだと思う。世の中には沢山、才能にあふれた人が居る。だが、その大半は日の目を見る事が無く、身近な友人達を驚かせる程度に終わってしまうものだ。今は本当に良い時代になったのだなと思う。ネットとPCと録画環境さえあれば、大勢の人に知って貰う事が出来るのだ。

転がり込んだ先は

シャツよがヨレてるみたい。

5人と別れた後、とにかく『普通』を取り戻したくて、近くにあったバーテンダーのKさんの店へ転がり込む。突然の来訪にもKさんは暖かく出迎えてくれた。カウンター8席だけの空間に、Bill Evans TrioのCDが流れている。Kさんがスッとスパークリングワインを出してくれて、ようやく安堵の溜息が出た。

そこから後は、ずっとKさんと話をした。終電が近かったが、今日はそういう日だと思って、かなり遅い時間まで居させて貰った。もっとも、Kさんのお店は27時までやっているのだが。

話をしている内に、だんだんと自分の中で、何が引っかかっていたのかが解ってきた。一番の理由は、僕が『積んで乗り越える』タイプの人間だという事。僕は、それしか知らないし、それで良いと思っていた。

正直、ワインはそれほど飲む方では無いのだが、Kさんが出してくれたスパークリングワイン、白ワイン、貴腐ワイン、どれも本当に美味しかった。以前、僕がKさん宅へお邪魔した際、味の好みを話していたのだが、それを元に今日のワインをセレクトしてくれたのだ。自分に合ったワインなら、こんなに美味しく楽しめるものなのか。これぞプロフェッショナル、と感じさせられた。

『異世界』

この1週間、まるで現実感の無い世界が眼前に広がっていた。それでも少しずつ理解して、馴染んできたつもりだった。でも、それは単なる勘違いだった。僕が底だと思っていた場所は、単なる入口でしかなかった。一つのテーブルを、6人が囲んでいる。正確に言うならば、5人と1人だろう。明らかに僕だけ異質なのに、普通に受け入れて貰えている。どういう世界なんだ、これは。

『驚き』を通り越すと、『恐怖』に変わる。僕の、全く知らない世界。漫画や小説、ドラマでしか見た事が無い世界。努めて平静を装ってはいたが、本当にどうにかなりそうだった。本当に一杯一杯まで頭をフル回転させる。会合が終わった後、とんでもなく疲弊している自分に気がついた。それでも、F社のOさんに「今回の旅行は100点満点です」と言って貰えて救われた。僕の仕事は完遂出来たのだ。

一つ心に誓った事がある。『自分のスタンスは崩さない』、これだけは絶対に守ろうと思う。

スニーカー以外の靴を買う

白と黒の2足。

夜の会合で履いていく靴が無い。スーツならば革靴があるのだが、P社のTさんは「普段着で良いですよー」と。それでも、お店がお店なので、流石に小マシな格好をしようと。服はどうにかなったのだが、流石にこれにスニーカーは無いよなと、カナートまで買いに行くことにした。

2階のABCマートに入ってすぐ、良さげな感じの靴を見つける。ちょっとカジュアルな感じで、それなりに小奇麗。僕にとっては因縁深い、ホーキンスだ。時間も無い事なので、サクサクッと決めてしまおうと思ったがサイズが無い。「27.5cmまでしか無いんすよ」とスタッフも苦笑。ダメ元で履いてみたら、これが驚くほどスンナリ入った。今僕が履いてるスケッチャーズのスニーカー、29cmなんすけど。

「2足買うと1割引きっすよ」というスタッフの声に乗せられ、良い感じの靴を更に購入。2足で15,000円を切るというのは結構助かる。11年履き続けてきたスケッチャーズよ、すまぬ。ただ、『何処にも売っていない』というハードルは、決して低いものでは無いのだ。

この靴を買って大正解だったという事は、夜になってイヤというほど証明される。

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