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日常 Archive

金色の初詣

飲んだくれ。

年をまたぎながら、ビール、日本酒、赤ワイン、スパークリングワインと飲み続ける按摩師のNと金庫番のH。僕は缶酎ハイ1本でべろんべろんだった。アルコール6%でここまで酔うか。だんだん思考もまとまらなくなってきた。テレビではジャニーズが飛んだり跳ねたりしている。何故かジャニーズ全般に詳しい按摩師のN。あと、何故か『ぷよぷよ』の話をしていた。僕とNは、一時期アホじゃないかと言われるくらい毎日『ぷよぷよ』で研鑽し合っていた。何でこんな話が出て来たのかは、思い出せない。

まっきんきん。

呑んで食ってが終わった25時、Hが初詣に行こうと言うので近場の神社へ行ってみた。その名も『御金神社(みかねじんじゃ)』、金色の鳥居がトレードマークの、読んで字の如しといった神社だ。こんなん初めて知った。中はいたって普通の神社だったが、昼間に見たら相当のインパクトであったろう。ここでHがおみくじを引き、大吉をゲット。ここ数年、引いても引いても凶だったそうで。良かったね。でも投資は見送れと書いてあったとか。大人しく地道に稼ぐが良い。

帰りの電車に乗る頃には26時を回っていたのだが、流石正月、朝までノンストップで運行しているらしい。いつも地元の神社にしか行かなかったので、こんなサービスをやっているとは全然知らなかった。大体元日に電車なんか乗った事が無い。「今年で34歳になるというのは、何か間違っている」とボヤきながら、Nと二人で帰路に着いた。

2010年備忘録

気が付いたら1,000件以上もポストしていた今年のブログ。書くのに時間はかかるが、もう既に生活の一部となっているのだから特に何も感じない。ちょこっと今年を振り返ってみる。去年に比べても、ちょっと膨大だ。ちなみに、ウチのブログで一番アクセスが多かった記事は、大変情けない話だが政治ネタだった。今年の政治は何処をどう切っても最低でしたね。

  • 事務所を作って独立した(1月~)
    人生最大の変化と言えばこれだが、今となってはもう当たり前の日常となってしまったので何とも。人と会って話す機会が爆発的に増えたのが一番の収穫だった、と言っても過言では無い。
  • 26年振りの恩師との再会(1月)
    結局夏に会いに行けなかったが、来年は僕の方から尋ねにいこうと思う。
  • テレビの無い生活(2月~)
    事務所にテレビが無く、実家に帰るのも遅い時間となる事が多いので、テレビを見る機会が激減した。1週間テレビを見ていない、なんてザラだが、それでも特に苦労無く生きていけている。ただ、『発見』の機会が失われた事と、野球中継が見られない事だけが残念だ。
  • 自動二輪の免許を取った(5月)
    ようやっと免許を取りに行ったのは良いが、その後も原チャに乗り続けて2回も捕まった。まだ手の感覚が残っている内に単車に手を出したいが、機能性から言えば90ccのスクーターが妥当だろう。この問題は来年へ棚上げ。

  • 新しいPCが来た(7月)
    地獄の5択にブチ当たり、結局マネーパワーで解決してしまったというお話。実際新しいPCは快適過ぎるくらい快適で、今では無くてはならない存在になっている。後はSSDに手を出すくらいか。
  • 読書をするようになった
    地味に文庫本を買い始め、コツコツ読むようになった。最初に読んだのは、『十角館の殺人』。一番衝撃を受けたのは、『秘密』だった。僕が今まで読んだ本の中では、最高の1冊と言える。
  • 真夏にエアコンが死んだ(7~9月)
    記録的な猛暑を冷房無しで凌ぎ切った自分を誉めてあげたい。現在新しいエアコンは手元にあるものの、まだ設置に至らず。
  • ぎっくり腰になった(9月)
    間違いなく今年一番の大事件。人間って腰をやっちゃうと、ホントにどうにもならなくなる。腰の大切さを、身を持って知った。
  • A君と仕事をする(10月)
    多分これは、来年くらいに面白い事になる。ホントに面白い事になる。
  • ちゃんとご飯が食べられた
    自分が想像していた以上に沢山仕事を頂き、自分が想定していた限界を軽々超えるような働きを見せられた。何より自分が一番驚いている。沢山の人の支えがあって、この1年を無事に乗り切れた。今年仕事やプライベートでお世話になった全ての人に、最大限の感謝を。本当に有難うございました。

年末最後のお出かけ

酷い状態。

金庫番のHが鍋をするから来いとの事で、烏丸御池まで出る事に。もう何年続いたか思い出せない、按摩師のN宅での年越し記録がついに途切れる時がやって来た。まあ、場所が変わるだけでメンツもやる事も変わらない訳だが。

約束の時間が迫ってきた。事務所から出る事が躊躇われるレベルの積雪だが、行かざるをえまい。バッキバキに凍った歩道を西へ向かう。最近、車に突っ込まれる事故のニュースばかり聞くので、不審人物かと思われるほどビクビクしながら歩いた。気を付けたところでかわせる訳は無いのだが。京都市内の人間は、僕も含めて雪に慣れてい人が多い。

三脚と良いカメラがあればなあ。

駅へ向かう途中、鴨川に差し掛かかり絶景を目にする。雪で埋まった鴨川を見たのは、これが初めてだ。根性で1秒解放にて撮影、まあこんなものだろう。夢中になって撮影していて、電車に乗り遅れそうになる。こんな理由で遅れたら、按摩師のNはともかく、金庫番のHに殴られる。

ビジネス街にかまくら。

烏丸御池にて下車、そのまま徒歩にてH宅へ向かう。京都は丸太町通を境目に南北で2度違う、なんてよく言うが、それをハッキリ目の当たりにした。地面がシャーベット状でグッチャグチャ。ビジネス街で人通りも多いという事もあるが、歩くのもやっとというコンディションだ。北大路と比べると、こちらのほうが圧倒的に不快感がデカい。スニーカーには辛過ぎる路面状態だ。特に横断歩道は少し凹んでいるので、小川みたいになっている。しばらく歩いていると、どういう訳か歩道の端っこにかまくらがあった。ここでビバークしろという事か。気が利いているが子供しか入れないサイズだ。

コラーゲンって食べてもあんまり効果が無いらしい。

その後、何とかH宅を発見して暖を取る。センサーで勝手に明かりがつく照明を見て盛り上がる僕とN。IHのコンロ側に灰皿が置いてあるのを見て、へーIHでも火ぃ付くんやと言ったらライターを提示された。これが今年最後の僕のボケである。あんこう鍋を食べながら、自演乙の衝撃的なKOで絶叫し、ジミー大西と石破茂の対談に涙する、いつもの年末。ようやく新年が近付いた感じがしてきた。

もう一つのリニューアル

結構満足。

何とか時間ギリギリに、喫茶店のサイトをリニューアル。移転先の案内なんかを作り忘れていて、慌てて作業をしたが何とかなった。懸念材料だった情報発信も、これで以前よりずっと楽に出来るだろう。これでカメラマンのSちゃんにも顔向けが出来るというもの。事務所ともども、来年もご贔屓の程宜しくお願い致します。

さあ、次こそ自分の番ですよ。

トンネルを抜けなくても雪国

何が起こった。

普通、ここからは中央分離帯の緑が見える。

朝起きたら、窓の外が白かった。何か前にも似たような事あったなあと思いつつ窓を開けると、そこはゲレンデだった。ちょっと待て、年末年始荒れるとは聞いてたけど、積雪は聞いてないぞ。

朝飯を食べてすぐにピアノへ向かったのだが、寒くて指が動かない。電気ストーブで暖めては叩くといった、まるで鉄の錬成みたいな作業を繰り返す事1時間、どうにか指が動くようになってきた。さてさて、昼もまわったしそろそろ雪もおさまった頃かな、と窓を開けた。さっきの倍くらい雪が積もっていた。

けしからん、責任者を呼べ。

普通、ここからは中央分離帯の緑が見える。

シャレになってない。サンダルで表に出たら、足がすっぽり埋まるこの積雪。こんなん京都では久々じゃないか。車もほとんど走っておらず、チェーンの音が鳴り響く北大路通り。ここは何処の雪国だ。あ、ひょっとして庭もヤバいんじゃないかと駆け寄ると、凄まじい事になっていた。

庭の木は枝が細いからかなりヤバい。

急いで枝葉に積もった雪を払いのける。指が壊死しそうなくらい冷たい。京都の底冷えは33年経験しているが、雪の冷たさはとんとご無沙汰で耐性が無い。ぐわー。どういう事や気象庁ー。幹を揺さぶって雪を振り払うと頭や背中にまで雪が飛散。一人呻き声を上げる京町家の昼下がり、皆様いかがお過ごしでしょうか。僕はもうダメです。

ギリギリから解放されると

うんうん。

得てして、出来上がってからアイディアが湧くものだが、今回のようにギリギリで納期が延びた場合、その傾向はさらに強くなる。そういう意味では今回は良かったのだろうが、スケジューリングをもっと上手くやれば、これが普通の納期でも出来る様になる筈だ。来年最初の課題としようと思う。

領収書の束を整理しました

まあこんな感じですわ。

少し余裕が出来たという事もあって、たまりにたまった領収書の束に手を伸ばした。時期的にもそろそろかからないとヤバいと思ったので。まずは日付順に並べ直す所から始めたのだが、事務所立ち上げの1月が圧倒的に多く、最近になればなるほど領収書の数は減っている。今月なんか数枚しかない。

また、通販で購入したものもリスト化していくようにした。領収書の有無でかなりややこしくなっている。今思えば、購入した時にメモを付けてりゃ良かったなと。また、VISAのWeb明細が過去6か月分しか表示されない事が発覚、これは来年にでも電話する事にしよう。MasterCardはちゃんと明細が来ていたので安心だ。そういやVISAも昔来てたような気がしたが、自分で切り替えたんだっけか。

何はともあれ、分別出来ただけでも結構安心する。後はちまちま入力していって、解らない所を商工会議所で聞くのがベストだろう。出来れば早いうちに済ませてしまいたいものだ。

どうでも良い話だが、春に買った『やよいの青色申告10』をほとんど使わないまま、『やよいの青色申告11』に無償アップデートしてしまった。何となしに、損をした気がする。気がするだけだが。

今年最後の仕事の行方

うーん。

殺人的スケジュールだった年末進行が、ピタッと止まった。締切が伸びたのだ。

本来ならば諸手を上げて喜ぶ所だが、少し事情が違う。31日までに仕上げる自信があったのだが、僕の現状を見て、クライアントである染織のAさん気を使ってくれたのだ。有難いというよりは、申し訳無い気持ちで一杯になった。もう少し早く案を出せていれば、ここまで切羽詰る事も無かったんだろう。この1年を締めくくる仕事だっただけに、綺麗に終わらなかったのには強い悔いが残る。

この1年、『仕事』というものについて、本当に多くの事を学ばせて貰った。スケジューリング、マネージング、ネゴシエーティング。一人で仕事をする事で、自分の至らない箇所が、これでもかと見えて来た。特に、お金に関する『何故』が大きく解けたのが今年一番の収穫だったように思う。『価格』には意味があり、裏付けがあるのだ。

今年はまだ2日ある。出来る事をやってしまおう。

自炊にて侘しさを知る33歳

事務所に泊まり込む際は自炊をする訳だが、毎回必ず美味しいご飯が出来るとは限らないわけで、今までにも何度か失敗作を作り上げている。33歳にして知った事だが、自分が作った不味い飯を食べるのほど侘しい事は無い。大量に作ってしまった薄い味噌汁とか、ホントに侘しくなる。一人暮らししている人は、こんな気持ちをしょっちゅう味わっていたのか。明日から人に優しくなろう。

サイレンシアと僕

こんな小さいのに良い働きをする。

サイレンシアという耳栓を付けて寝る様になって久しいが、1ヶ月くらい使い続けるとだんだん緩んで効果が無くなっていくようで、ちょくちょく取り替えなければならない。が、ズボラな僕は緩みに気付かず、長い間使い続ける事がある。

今日何となく、いつから使っているか思い出せない耳栓と新品の耳栓でどれくらいの差があるのか、昼間の仕事中にためしてみた。違う。ゾッとするくらい遮音性が違う。新品のほうは、ホントに音をシャットアウトしている。それに比べてこの使い古しは何だ。ゼロとは言わないが、効果は半分以下ではないか。どっちかと言うと、付けている事自体に安心している状態に近い。

教訓。貧乏性は見えない所で損をする。

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