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引っ越すのにはうってつけの土砂降り

  • 2012-12-30 (日) 0:30
  • 日常

変態デザイナーのKちゃん(通称:姉さん)が引っ越すというので手伝う事に。家の車を出して、ガンガンピストン輸送するだけの簡単なお仕事だ。朝10時集合という事でゆっくり寝ていたら、雨の音で目が覚めた。おいちょっとまて。昨日あんな良い天気やったやろう。そりゃ無いやろ。

ブツブツ言っても始まらないので、車を運転して姉さんの所へ向かう。年末+悪天候という事もあってか、いやに道が空いている。これはラッキーかもしれない。現地に到着すると、目がショボショボになっている姉さんとベーシストのS君が倒れていた。聞けば、明け方まで荷物の整理をやっていたらしい。そして部屋の中には、まだ整理されていない棚などが。早くも地獄の予感が。

新居はウチの事務所にほど近い。地理的にも解りやすい場所なので、取り敢えず1回運んでみようかと衣類を積み込んでみた。てか姉さん、エラい衣装持ちやな。ウチの車、7人乗り出来る広さやのに衣類だけで満杯になったぞ。そのままS君と、後からやって来た姉さんの弟くんと3人で運び込み。ちょうど30分で新居に到着した。大きなロフト付きの楽器可・猫可という物件だ。こんな良い条件の物件、よく短期間で見つかったなあ。

取り敢えず2回ほどピストンするも、家具がばらせていないのでメドが立たない。仕方ないので弟くんをバラし要員にして、僕とS君で運び込みを続ける。先にデカくて重いのを行こうという事で、電子レンジや冷蔵庫に手を出した。これ、中身詰まったマンマなんやけど大丈夫か。横に向けた時にガチャッって変な音したぞ。同時並行で、クリーニングに毛布や布団を叩き込む作業も行った。雨脚はどんどん強まってくる。3回目のピストンが終わる頃に、この状況が逆に楽しくなってきた。疲れ切っている姉さんやS君をよそに、一人ハイテンションな僕。「何でそんな元気なんですか」とS君、いや、滅多に無いやん、こういうの。

作業を進めるうちに色々と問題が発生するのは世の常で。やれモンキーレンチが無い、やれドライバーを新居に持って行っちゃった、やれ買った器具が見つからないと大わらわ。取り敢えずお昼にしようと言う事で、近所のモールへ行ってみた。適当にiPhoneで撮影したら、あら綺麗。美味しく頂いた後は、洗濯機用のホース取り付け器具を購入した。姉さん、この辺の知識は全く無かったらしい。

バラシ作業も終わり、手が足りるようになったので弟くんには帰って貰った。姉さんとS君を載せて、更にピストンを続ける。姉さんが助手席の時はデザインの話、S君が前の時はジャズの話で激しく盛り上がる。そっか、よう考えたら、これから僕は一度に2つのジャンルを教わる事が出来るようになるんか。そう思うと更に楽しくなってきた。今まであんまり、ジャズバー以外でジャズの話ってした事無かったからなあ。それにしてもまさか、S君が教育大出身で英語教師の免許を持ってたとはなあ。人は見かけによらんもんですよ。

そうそう、僕も姉さんもS君も実はA型なんだけど、神経質になる部分がそれぞれ全く別の所にあって面白い。特に姉さんは、ホンマにA型かと言わんばかりに偏ってる。掃除が出来てない事を、ずっとS君に怒られていた。

結局6回のピストンで全ての荷物を運びきり、引越しめでたくコンプリート。終了時間は23時、その後フォルクスで飯を頂いて、新居まで送って解散。お疲れ様でした。まあこれから、二人には地獄の荷解き作業が待ってる訳やけども。これからはご近所さんやから、気軽に遊びに来て頂戴な。

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