ジャズバーでお世話になってる、フルートのKさんとギタリストのT君がライブをやるというのでお邪魔してきた。出町柳駅からほど近いジャズ喫茶でやるそうだ。どらどら。
平日で、しかもアマチュア(T君はバリバリのプロだけど)のライブという事もあってお客さんは少な目。逆に言えばノンビリやれるという事だ。楽しまさせて貰おう…と思ったら、ライブはドツキ漫才から始まった。
- Kさん「T君とライブやると、ほぼ確実に雨が降るんです」 T君「大体雨女ですよね」
- T君「そのフルート幾らなんですか?」 Kさん「何で演奏前からいきなり値段聞くん?」
- Kさん「私ら同年代なんですよ(T君は6歳年下)」
- Kさん「私、長身なんで、バスフルート持っても大きさ的に違和感無いんです」
- T君「だいぶトークがマシになってきましたね」 Kさん「前に出たらロクに喋れん人に、この言われ様ですよ」
- Kさん「大体自分のバンドの時でもいっつもMC他の人に任せて、この人リーダーですよ」 T君「はよ次やりましょうよ」
- Kさん「この曲、いっつも吹いてるけど邦題知らんのですよ」
- (タッパあるから忍者みたいに背中にフルート指してたらええねんという僕のヤジに) Kさん「聞きました?この扱いですよ」
ええ、演奏の方は見事なモンでしたよ。まあトークと演奏との落差が激し過ぎて、ずっと笑いを堪えてましたけども。いつにも増したdisり合い、お見事です。
合間に、たまたま客席に居られたお客さんと話をすると、何とカメラマンさんだった。それも天体観測をされているとの事。手持ちのカメラはNikon D700。僕のD7000の一つ上になるんだろうか。レンズは単焦点のもので、F1.4。明るい。僕のズームレンズ(F3.5~)とは比較にならない明るさ。ライブ後もエラい盛り上がって話をした。わざと撮影枚数を限定する、という話にやはりと思う。
で、二部制だったライブの第一部が終わった時、Kさんが「ピアノ空いてるで」と恐ろしい事を言ってきた。いやいやいや。僕、いつものジャズバー以外で演奏した事、ほとんど無いんですけど。大体ライブなんて出た事無いんやし。ピアノ習い始めて13年にもなるのに。嗚呼それはそれで恥ずかしい。
で、結局1曲だけやる事になってしまった。「今日はゲストに素敵なピアニストを…」何を言うかKさん。楽譜も何も無いので、弾きなれている曲をという事で『There Is No Greater Love』を。一気に具合が悪くなってきた。発表会の前みたいなドロドロのプレッシャー。一応今日も練習はしてるけども。
で、まあ何とか無事にやり終えた訳で。先日の発表会のようなゲロ演奏にはならずに済んで良かったけど、終わってからもずっと顔が引きつったまんま。慣れないピアノで上手く音が出せずに苦戦した。はーもう。これで次からもハメられるかもしれんから、しっかり練習せんとアカンように…いやまあ、いつでも弾けるようにならんとアカンのやけども。おのれKさん、覚えておれ。
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