- 2014-03-06 (木) 0:30
- 日常
ついに明日からBitSummitだ。今まさに、沢山のゲーム開発者たちが京都入りを果たしているのだろう。勿論我らがNIGOROさんも京都へやってきた。「取材を受けるので場所を貸して下さい」との事で、店のテーブルを一つ貸してゆっくりしてもらう事に。取材内容についてはじき公開されると思うのでここでは触れないが、何だろう、危険な言葉ばっかり飛び交ってたのは気のせいか。どういう記事に仕上がるんだろうか。
「写真をバラまいたのは誰かね…?」と詰問されました。お赦しを、お赦しを…! https://t.co/NtBNrXU4ym
— Shuhei Miyazawa (@room_909) 2014, 3月 6
そうそう、ならむらさん( @naramura )に会った瞬間に例のアレを詰問されました。目を合わせられませんでした。
無事取材も終わり、さあボチボチみやこめっせに資材を運びますかという段階でPANDAさん( @shoji_nakamura )が声を上げる。「duplexさん、取材受けてるのに頭モサモサ過ぎ」、ここでまさかの散髪タイムに突入、近場の安い散髪屋に駆け込んで貰った。以下、劇的ビフォアアフター。
何だこれ。折角だからご紹介いたしますと、左からNIGOROのボスであるならむらさん(ディレクター・グラフィッカー・サウンド)、長老のduplexさん(プログラマー)、武闘派のサミエルさん( @Samieru_NIGORO プログラマー・サウンド)の愉快な3匹です。この愉快な人らがLa-Mulana2作ってます。余談だけれどもduplexさんは九州からの来訪で、上着も無しにこのクソ寒い京都をウロウロしていたそうで。あまりに気の毒なので、会期中は僕の上着を貸す事に。
行くぜNIGORO部隊。 pic.twitter.com/1w5g7IS7Lc
— Shuhei Miyazawa (@room_909) 2014, 3月 6
資材を積み込み、いざみやこめっせ。道中La-Mulana2の裏話がポンポン飛び出す。「どうしてみんなニーズヘッグを倒そうとするかねえ…」と話すならむらさん。「確かあれ、ダメージは通るけど倒せないって設定じゃなかった?」「いや、あれ俺が倒せるように変更したんですよ」、こちらサミエルさん。「それでか!ヘタに倒せるようにしたから、余計に苦しむ人が増えたと」、車内が悪い笑いに包まれる。「登場シーンでビビらせて逃げて貰うって狙いだったんだけども、ウチのプレーヤーみんな毒されてて、あれくらいじゃ逃げないみたいで」、ゲラゲラ笑い続ける僕ら。
程無くみやこめっせへ。事前に分かっていた事だけれども、場内はかなり広い。テーブルの数も多いし、ステージもデカい。この時点で去年のBitSummitとは比べ物にならない規模なんだけども、明後日以降はこれが更に倍になるんだから恐ろしい。導線も確保できているようだし、準備されている機材やスタッフも十分のようだ。これで取り敢えずの心配はなくなった。
今回NIGOROスタッフはかなり数が多く、社長のPANDAさん、ならむらさん、duplexさん、サミエルさん、ニュージーランド(!?)から訳者のSさん、明日から参戦する千葉のデザイナーさとうさん( @Satohk1 )、神奈川の技術屋であり我々悪い大人の長であるtaigooooさん( @taigoooo )、そこに僕が加わった総勢8名。大所帯である。更にはいつもお世話になっているPLAYISMさんや、PSVita版La-Mulanaでお世話になっているピグミースタジオさんなど、関わっている人たちを上げると恐ろしい数になる。上記の写真は、スタッフ一同による内職作業の様子。一つ一つ心を込めて、皆さまにお届けいたします。作業してるのはオッサンばっかりですけど。
設営作業も終わり、居合わせた皆さんで近場へ飲みに行く事となった。一旦NIGOROさんのホテルへ荷物を置きに戻り、店へ向かおうとした矢先にEF-12の小野口さん( @EF12project 通称・覇王)と遭遇。まさか同じ宿やったとは。折角なので一緒に飲みに行く事に。かくして、デベロッパー・パブリッシャー・メディア・開発支援会社など、何が何だか解らない組み合わせによる13名の飲み会がスタートした。
で、最初の話題が何って、僕のパンイチ話ですよ。このメンツで、何でパンピーの僕の話になるんですかね。まあならむらさんが「彼がパンイチマンです」って焚きつけたからなんですけども。「ああ知ってる知ってる、TL上でよく見かけるよね」何で知ってるんですかW社のAさん。「どうせならここのメンツで立派なパンイチマンを作り上げてですね」やめて下さいならむらさん。「素体ならすぐ用意出来ます」やめて下さい覇王。「パンツ部分はパーティクルで作って、ダッシュとかすると慣性で置いて行かれる形で」「エフェクト部分はウチのソフト使って下さい」「最終的にはUnity上で動かせるようにすれば良いですか?」ちょっとまって何言ってんのこの人ら。初対面の、パンピーですってば。違いますパンツピープルじゃないです。
毎日ぼんち揚げを食い続けるか、毎日カロリーメイトを食い続けるか、どっちが健康かでモメてます。
— Shuhei Miyazawa (@room_909) 2014, 3月 6
ゲーム開発者はロクに飯を食わない話。日頃カロリーメイトばっかりの覇王と、ぼんち揚げばっかりのサミエルさんの殴り合いが始まった。「カロリーメイトは栄養バランス食なんだよ!?」「何言ってんすか、ぼんち揚げは米で出来んですよ、日本人の主食の米!」「ぐ…確かに3D化した場合、面白みがあるのはぼんち揚げ…」あ、覇王変な方向に走った。まあ僕に言わせれば、ちゃんと毎食普通のご飯食べましょうよと。「何だぁ!?カロリーメイトディスってんのか!」覇王やめて下さい。
何のゲームでしょう? pic.twitter.com/PpIKCQf3df
— conquer RAOH (@onoguchi2) 2014, 3月 6
突如覇王がクエスチョン。最近僕らの間で流行っている『ゲーム画面トリミングクイズ』なんだけども、「このパンイチマンは古いゲームならどんなトリミングでも当てる変態なのよ」と酷い紹介をしてくれた。しかしこれ何だ…パッと見では解らず、皆で回して検討し合う。歴戦の兵が集まってるんだから、誰か一人くらい…「ヒント、これ知らなかったら業界干されるくらいに有名なゲームです」、あ、これ森と道か。ゼビウスですか。「変態!」、失礼な!
第二問! pic.twitter.com/nJ0kyFIB9b
— conquer RAOH (@onoguchi2) 2014, 3月 6
第2問。が、これは流石に瞬殺ですわな。回し見て貰ったら結構な数の人が解ったみたいで僕も一安心。ほら、僕だけじゃないんですって。僕普通なんですって。と、ここでtwitter経由で見知らぬ外国の方から答えが飛んできて全員噴飯。後で解ったんだけども、フランス人ゲーム記者のアンさんだったのねこれ。
会はさらに暴走。たまたま近くで飲んでいるというC社のIさんを呼び出し、「おうパン買ってこいよ」などの傍若無人大会が始まる。一応念の為に言うておきますけど冗談ですからね。てか、Iさん既に酔っぱらって足元おぼついてないですけど大丈夫ですか。「いやあ大丈夫です、それより今日は僕いろいろ(ry」、あ、ヤバい雰囲気になってきた。会場大盛り上がり。「よし録音だ!」と嬉しそうな覇王。やめてあげて下さい。インディー界隈こんなんばっかりか。「大体インディーなんて怪しげなモンやってる連中にマトモなヤツなんて」ならむらさんが言うと説得力が。
散々ぱら酷い殴り合いをして、ようやく解散という事に。全員すでに打ちあがった感があるんだけども、残念なことに本番は明日からです。大人しく帰って寝ましょう。京都人が僕しか居ないということ最寄駅やホテルまでみんなを誘導して、僕も終バスに乗って帰還。用事を済ませて布団に入り、さあ目が覚めたらBitSummitだとワクワクしながら目を閉じた。
が、そのワクワクはものの数分で吹き飛ぶ事になる。布団を飛び出し、洗面にもたれ掛り、何度も何度も吐き続ける僕。まさかの食中毒だった。その日結局、一睡もする事は敵わず、全てを吐き終えた頃には朝を迎えていた。
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