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2013-02-16

歩いて歩いて気が付けば

このまま帰るには少し時間が早い、という事で、A君と歩きながら話をする事に。A君の家とウチとは真逆の方向なのだが、同じバス沿線の通りを通るので、A君の家に向かって歩き出した。歩きはじめてすぐに雪が。念の為にと持って来た防寒グッズが役に立つ。A君はチャリを押しながら歩いていた。その辺に喫茶店でもあったら入ろうやと言っていたんだけれども、店は一向に見当たらない。

クソ寒い中、話はどんどん盛り上がる。家族の話、将来の話、開発の話、twitterの話、ゲームの話。気が付いたら結構な所まで歩いてきていた。そろそろ終バスも無くなる頃だけれども、話が面白いので構わずひたすら歩く。バスの沿線から外れはじめた。もうバスも終わっている。それでも歩く。話は尽きない。

「しかし、この状況っておかしいで」とA君は笑う。A社長の家でも話してたけど、僕ら35にもなるのに学生時代と全く変わってない。「お互いこんな年の食い方して、こんな仕事して、こんな時間にこんなとこ二人で歩くなんて想像せんかったよ」と。それはとても幸せな事よな。僕は友人に恵まれてると思うし、社会的には低い地位に居ると思うけど、ツイてると思うわと話すと「僕も同じで、ツイてると思う」と。

とうとうA君の地元まで来てしまった。時計を見たら2時間も経っている。ホンマに学生みたいな事をやっとるな。家まで無事に送り届けて、さてタクシーでも…と思ったんだけど、未だ身体は軽く、ひょっとしたら歩いて帰れるんじゃないかと思い始めた。取り敢えず行けるところまで行こう、と早歩きで元来た道を戻り始めた。ノンビリ歩いても仕方ないので、早歩きモードにチェンジ。

小一時間ほど歩いた所で、左膝と右太ももに違和感が。しかし住宅街のど真ん中で、タクシーを拾うには大通りまで出なければならない。少しペースを落として歩き続ける。うーん、もうあと30分程で戻れそうなんだけれども。無理に怪我しても意味が無いので、大通りに出た時点でタクシーを拾う。御所の横に出て来たモンで車通りが少なく、ちょっと半泣きになったのは秘密だ。「何でこんな所に立ってるんですか」というタクシーの運転手さんと雑談をして、26時に無事帰還。キョリ測で計測してみたら、3時間で15km歩いていた。

いつもの会合に変化が

A社長宅で新年会。集まったのは和歌山のO君、A君、そして僕。店の片付けを終え、遅れて現場へ到着した僕が見たのは、いつも通り食い散らかしてだらけきった皆の姿だった。専門学校を卒業して今年で13年になるが、この学生時代から全く変わらない光景はどうだ。ホントに今は2013年か。

しかしそんな我々にも変化が。社長夫人、ご懐妊。春には男児がスポーンされる予定になっている。いやはやおめでたい。これでちょっとは雰囲気変わるかな。それでは社長夫人のお姿です。

iPhoneでゲームやってた。相変わらずだった。随時、A社長からヤバい開発裏話が入り現場は大盛り上がりです。ソーシャルソーシャル。

恒例のゲーム大会、今年は『おどるメイドインワリオ』だった。タイトル画面の変な落書きだけで爆笑する我々。良い感じに壊れて来ている。ゲームの中身も大変にシュールで、笑って手元が震えるという思わぬ仕様に苦戦する。いちいちしょうもないネタ折りこみおってからに…交代交代にプレイし、そこそこ進めた所で電車の時間となり、厚着のTと和歌山のO君は帰っていった。流石に妊婦が居るので、泊まりは出来ない。

残ったA君、僕、A社長、社長夫人で少しゲームの話をした。この面子で真面目な話って物凄いレアじゃないか。業界の話は勿論、スケジュール管理やマネジメントの話は大変興味深いものがあった。A君のゲームをテストプレイしながら、「細かいとこまで作り込んでるなあ、良いなあ…こっちはなかなか自由が効かんでなあ、羨ましいわ…」と呟いていたA社長が印象的だった。

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